クラウドソリューションアーキテクトとして、顧客のクラウドジャーニーをリード
現在、陶が籍を置くのはOneCloud本部。クラウドに関する顧客の課題をトータルにサポートする目的で立ち上げられた部署です。
「インフラからアプリまで、お客様が抱える悩みや問題は多岐にわたります。幅広い要望にお応えできるよう、OneCloud本部にはPMやエンジニアなどさまざまな領域の専門知識やスキルを持つプロフェッショナルが集められています。
複数のメンバーが協力してひとつのプロジェクトに取り組むこともあれば、別の部のプロジェクトから請われてサポートとして参加することも。メンバーの国籍は日本だけでなく、私のような外国籍のメンバーもいて、それぞれが適材適所なポジションに就いています」
陶のメインロールは、クラウドサービスを活用してお客様のビジネス変革や、IT変革をリードするクラウドソリューションアーキテクトですが、さまざまな業務を手がけています。
「クラウドインフラ構築のデリバリーをしたり、アドバイザリーをしたり。セールスの提案時にエンジニアをサポートするプリセールスエンジニアのようなこともしています」
そんな陶にとっての今の仕事の魅力は、さまざまなシステムに触れられること。多種多様なプロジェクトに携わる中で、いろいろな知識や技術を試せるところに技術者としておもしろさを感じていると言います。
「数多くのお客様を担当しているので、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureをはじめとする幅広い知識や技術を活用することができています。クラウドサービス全般に携わりたいと考えてDXCに入社したので、やりがいを感じながら仕事をしています」
早くから関心のあったクラウドに取り組める環境を求め、DXCへ
陶がITの世界に興味を持ったのは大学に入ってからのこと。在学中にC言語に触れたことをきっかけに、卒業後は中国でシステム開発企業へと就職します。
当初は上海支社の配属だったものの、しばらくソフトウェア開発に携わった後、転勤というかたちで日本へ。2008年のことでした。
「来日してからもエンジニアとしてプログラミングをしていましたが、転勤後はアプリケーションではなく、ひとつ下のレイヤー、ソフトウェア基盤の開発を担当するようになりました。
ここで、バックエンドやフロントエンド、モバイル系まで、さまざまな領域を経験しました。言語についても、Javaに始まり、Node.js、Python、Reactという具合に、担当するお客様のシステムに合わせて、さまざまな言語を扱うようになっていきました」
エンジニアとして進むべき方向性を模索する中で、陶が身につけたいと考えたのが、まだ触れたことがなかったインフラの知識。中でも当時強い関心があったのがクラウドでした。
「個人的にはかなり早い時期から興味があり、AWSについてもまだほとんど知られていなかった2017年ごろから触っていたんです。その後、サーバーレスの概念が普及するにつれて、今後のシステムの構築や運用の主流となっていくと考え、2018年に半年くらいかけてAWSの認定をすべて取得しました」
こうして、いつのまにかフルスタックエンジニアとして成長を果たしていた陶。より働きやすい環境を求め転職活動する中で出会ったのがDXCでした。
「日本のIT業界がクラウドに対してあまり関心を示さない中、DXCがAWSによる開発にとても前向きだったことに惹かれました。また、日系企業より外資系企業の方が、自分らしい働き方ができると考えたことも理由のひとつです」
入社後、陶が最初に手がけたのが“デジタル・ヒューマン”。人間をリアルにシミュレーションする技術の開発でした。
「デジタル・ヒューマンとは、無機質なテキストによるやりとりではなく“人間らしい”表情や感情の表現を得意とし、まるで本物の人間と話しているような体験を可能にするもの。背後でAmazon Alexaのようなスマートスピーカーが動いていて、表向きはコンシェルジュが対応してくれているように見える技術と言えばわかりやすいでしょうか」
2023年で入社5年目を迎える陶。その後もじつに幅広い業務を担当してきました。
「オンプレミスのコールセンターをAmazon Connect へと移行する業務や、セキュリティ製品の実装に関するアドバイザリー、クラウドインフラ構築のデリバリーなど、さまざまな仕事を経験してきました。社内の開発環境の設計構築や管理などにも携わっています。
あとはプリセールスやコンサルティングですね。たとえば、データベースをAzureに移行したいという相談を受けて最適な方法を提案するようなこともしてきました」
好きなことが、仕事に。フルスタックエンジニアの流儀
エンジニアとして働き始めて20年になる陶。そのキャリアの中で、一貫して大切にしてきたことがあります。
「オフの時間に学んだことをどう仕事のプロジェクトに活かすかを常に考えています。使用可能なツールや手段をいつも比較検討しているので、プロジェクトが始まる前の段階から仕事が始まっている感覚です。
オフの時間は小学生の子どもたちと過ごすのが中心で、勉強できるのはせいぜい1、2時間と限られています。でも、そこで得た気づきや学びを仕事に持ち込むことができれば、知識や経験が積み重なるスピードが飛躍的に加速します。そうやってオンオフの境界を曖昧にすることで、知見の幅を広げることを心がけてきました」
陶にとっては、いわば好きなことが仕事になった、遊びのような感覚だと言います。
「たとえば、DXCに入るまではプログラミングが自分の天職だと思っていましたが、いまは業務でプログラミングをする機会はあまりありません。もっぱらオフの時間にプログラミングしているのですが、新しい言語に取り組もうとするとおのずと新しい知識が入ってくるので、そのたびにプロジェクトにどう応用できるかを考えています」
そんな仕事への向き合い方を徹底してこれたのは、ソリューションアーキテクトという役割を担うからこそ。自分にふさわしいポジションで、実力を存分に発揮してきました。
「たとえるなら、集めてきた積み木をどうやって組み立てるかを考えるのがソリューションアーキテクトの仕事。デジタル・ヒューマンやコールセンターへの移行など、これまで関わってきたどのプロジェクトにも、積み木の1つとしてプログラミングの知識が役に立ってきました。
オフの時間だけでなく、別のプロジェクトで得た知識や経験も積極的に持ち込むことで、大幅な仕事の効率化が実現できたと思っています」
日本のクラウドコンピューティングの利用率は海外に比べればまだまだですが、入社時と比べて浸透率の高まりを実感していると陶は言います。
「日本国内も含め、クラウドへとシフトしようとするお客様の数は着実に増えてきました。
ただ、クラウドはアップデートやサービスリリースの頻度が高いため、技術のキャッチアップに必要な労力は大変なものです。有益な情報を少しでも多く入手できるよう励んでいます」
いずれはIoTやAIの領域にも。信じるのは、自分とDXCの可能性
創立7年目を迎えるDXCがこれからさらに成長するために必要なのが、新しいメンバー。将来の仲間たちに向けて、陶はこう呼びかけます。
「プロフェッショナルとしての自覚を持ってほしいと思います。自分の強みを理解していて、『この領域でやっていく』と自信を持っていえる強い意志のある方にジョインしていただけたらうれしいです」
面接官として採用に関わることも多いという陶。選考時に一番見ているのは、経験でもスキルでもなく、情熱の有無だと言います。
「目標に向かって邁進する気持ちさえあれば成功できるというのが私の考え。どれだけ強い想いを持っているかどうかを評価軸の中心に置いています。
とはいえ、誰にも負けない長所があったとしても、共感を呼ぶようなエピソードがなければ伝わりづらいもの。マネージャーやエンジニアなど、面接の相手に応じて具体的な話を考えていただくのが良いと思います」
入社して丸4年が経過したいまも、陶が情熱を燃やし続けられているのは、DXCの環境があってこそ。クラウドのスペシャリストとしての観点から、同社の魅力についてこう話します。
「多様なプロジェクトに参加できる機会があるなど、クラウドのスキル向上をサポートする環境がありますので、安心して飛び込んできてください。
また、チームプレーをとても大切にしているのもDXCの大きな特徴です。入社した当時は、とくにチームとしての結束力の強さに驚かされたものでした。
個人の裁量に委ねられる一方、異なるスキルを持つメンバー同士がディスカッションしたり、一緒になって試したりすることで相乗効果を生み出せるところがDXCの魅力であり、強みのひとつだと思っています」
「これからはクラウドの領域だけでなく、まだあまり触れていないIoTやAIなど、ITに関わるあらゆる分野のことに貪欲に挑戦したいですね」——そう野心的な一面も見せる陶。
常にエンジニアとしての幅を広げ、学ぶ姿勢を貫いてきた彼と、世界70カ国以上で13万人を超える社員とともに世界中の顧客企業をサポートしているDXCのケイパビリティをもってすれば、決して不可能ではないはずです。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
