DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)は、2023年6月に人事権を持つマネージャーを対象に、1.5日間にわたってオフサイト研修「軽井沢CAMP 2023」を実施しました。50名が参加したこの研修を担当した人事部の久保に、研修の狙いについて聞きました。
━━この研修を実施することになったきっかけや目的を教えてください。
DXCは、ここ数年社員数が右肩上がりに増えています。社員数が増えるにつれ、ひとりのマネージャーが管理するメンバーの数も増えていきました。これを適正人数にするため、直近1、2年でマネージャーの数を増やしたんです。
経営陣は、このマネージャーたちが組織のキーになると考え、マネージャーを対象とした研修を実施することにしました。具体的には「経営的視点を磨くこと」、「マネージャーとしての基礎知識の定着させること」が目的です。
今回のオフサイト研修では、プレイングマネージャーに現場の視点だけでなく、より広い視野や高い目標で事業部やDXC全体を捉えるという経営視点を持ってもらうきっかけ作りに重きを置きました。
また、マネージャー同士での共通言語・共通体験をつくりたいという目的もありました。DXCでは、主に提供するサービスごとに組織が分かれていて、縦の階層はフラットなものの、ほかの組織がどんなことをしているのか見えにくく、タコツボ化しやすい一面がありました。
そこで、同じ立場のマネージャーを一同に集めて共通の体験をすることで、それぞれの交流を促したり、理解を深めたりする。そして、何か問題に起きたときに独自のやり方で対応するのではなく、集合知を使えるような関係性をつくりたかったのです。
▲ 1つのチームになり、時間内にミッションをクリアするアクティビティの様子
━━研修ではどのようなことをしたのでしょうか。
さまざまなアクティブラーニング(疑似体験)を通して、自身のミッション(志)、ビジョン(夢)、バリュー(価値観)を導き出してもらいました。
私たちは、マネージャー自身が自分の想いや自分らしさをあらためて見出し、それをDXCのミッションやバリューと紐づけることで、そのマネージャーらしさを発揮した強い組織やチームをつくることができると考えています。
業務とは離れた自然の中で、五感を開放させながらのアクティブラーニングが、気づきを得ながら自分らしさを再発見してもらうのにとても役立ったと感じています。これに加えて、課題解決のレクリエーションを交えたBBQ大会や、焚き火をしながらセッションの振り返りをしました。
━━研修後のマネージャーたちには、どんな変化がありましたか
いくつかあります。大きな変化を2つ挙げると、1つはマネージャー同士の関係性の向上です。顔と名前が一致しない人がいるという状況から、寝食を共にしたことで距離感や温度感が縮まりました。
もう1つは、マネージャーたちから「この研修を次世代のリーダーや、自身の部下にも体験させたい」というリクエストが多くあったことです。これまでは、研修を企画すると業務優先で参加が難しかったり、研修の意義について確認されたりということもあったので、意外な反応でした。
研修後のアンケートでは、研修で得たことから今後につなげたいことや変えていきたい行動に以下のような回答がありました(一部抜粋)。
- 会社の運営はもちろんのこと、自身の人生観の中でも役立つものであった。自分の中で自分の導き出した答えはほぼ合っているものと信じていたが、それはごく一部で、先入観によって正しい判断ができないでいる場合があるため、広く意見も聞き、総合的な判断を行うようにしていきたい
- 何事にも「先入観」や「思い込み」をせずに、フラットな気持ちで、細かい考慮をしながら進めていけるようにしていきたい。また、せっかくマネージャー陣と一晩を共にして共通の経験ができたので、業務などでも良いコラボレーションをしたい
- チームメンバーとより多くの会話を重ね、チームメンバーそれぞれの思いとこちらの要求をすり合わせ、誰もが納得できる状況(それに近い状況)を作り出し、継続したチーム運営を行いたい
研修は実施して終わりではなく、その時の学びや気づきを今後にどう生かすかが大切です。
DXCの財産は人だからこそ、その人らしさを発揮すること、人間性を磨くことをマネージャーが率先して体現することで組織やチームに良い影響をもたらすことを期待しています。
※記載内容は2023年10月時点のものです
