事業開発やマーケティング活動に取り組み、DevOps普及というミッションに挑む
IT商社(ディストリビューター)として、幅広い製品を取り扱うSB C&S。ICT事業本部 技術本部の技術企画課に所属する河上は、システム開発や運用に関する製品、そしてワークショップや研修などのトレーニングプログラムを、パートナー企業に対して提案しています。
「私はDevOps(※)、アジャイル、クラウドネイティブに関する製品を担当しています。販売パートナーさまへ製品を提案するだけではなく、新しい製品の取り扱いの検討・調査や既存の製品を組み合わせたクロスセル提案・パッケージ化など企画にも携わっています」
※ ビジネスの価値を最大化することを目標とし、迅速かつ高品質なソフトウエア開発を実践する継続的な組織活動
河上が所属する技術企画課には6人のメンバーがいます。
「マネージャーのほかに、セキュリティを専門とするメンバーが1人、私を含む3人はDevOps、アジャイル、クラウドネイティブの領域を担当し、主にミドルウェア層からアプリケーション層のツールを見ています。
私たちのチームは、それぞれが異なる専門性と強みを持ち、多様な領域で活動しています。メンバーは技術検証や営業同行などの案件支援を行い、各自のスキルを最大限に活かしながら協力して業務に取り組んでいます」
現在、河上の業務の中心となっているのは、マーケティング活動による案件の創出だと言います。
「企業が新しい技術を導入・発展していくためにDevOpsは重要な要素ですが、認知度が低いのが現状です。そのため当社のマーケティング担当やメーカー企業と連携して、マーケテンング施策の立案・実行を行うことが多いです。
具体的には、メーカー企業との共催や自社開催によるウェビナーやイベントの企画、ブログの執筆による啓蒙活動などに力を注いでいます。世の中にDevOpsの重要性をどのように理解してもらい、浸透させていくか。それが現時点での私のミッションだと感じています」
DevOpsとの出会いが切り開いた新たなキャリアステージ
前職では小規模なシステム開発会社でプリセールス、カスタマーサポート、プロジェクトマネジメントなど多岐にわたる業務を経験し、2019年にはMBAを取得した河上。さらなる成長を求めて辿り着いたのが、SB C&Sでした。河上はここでDevOpsに出会います。
「今でこそDevOpsを推進する立場ですが、実はDevOpsを意識したのは当社に入社してから。以前の職場ではアジャイルやクラウドネイティブな開発が当たり前で、今振り返ると意識せずとも実践していました」
DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)を融合させる考え方。システム開発において欠かせないと河上は確信していますが、営業活動を始めてみるとDevOpsの考え方は世の中に浸透していないことを実感。自身が経験してきた環境が少数派だったことを知り、衝撃を受けます。
実際、DevOpsを実践するのは簡単ではありません。
「DevOpsはツールではなく、概念的な考え方です。組織、カルチャー、技術的なプロセスという3つの要素が重要で、まず組織文化やマインドを変える必要があります。ツールだけですべてが解決するわけではなく、受け入れる土壌づくりが大切です」
業務を進める中で、河上は、DevOpsとアジャイルのスキル開発を目的としたオープンな国際機関であるDevOps Agile Skills Association(以下、DASA)の存在を知ります。
「当社が提供しているDASAファンダメンタル研修の存在を知ったのをきっかけに、DASAアンバサダーの募集に申し込みました。DevOpsビジネスに携わる者として、もっとプレゼンスを発揮したいと思いました」
国内で4人目のDASAアンバサダーに任命された河上。新たな活動が始まりました。
「主に2つのミーティングに参加しています。DASA Japanの月1回のミーティングと、グローバルなDASA本体の四半期ごとのミーティングです。DASAの最新の動きや、各リージョンへのDevOpsの浸透、教育コンテンツの提供などについて情報共有を行っています。
これらの活動を通じて、DevOpsの普及に向けた情報発信や、日本での教育コンテンツのローカライゼーションに貢献していきたいです」
長期戦ゆえの達成感。新規製品導入の挑戦と醍醐味
河上はSB C&Sで働く中で、とくに新規商材の取り扱いに大きなやりがいを感じていると言います。
「新規製品の販売プロセスは長期戦になることが多いです。とくに知名度がそれほど高くない製品の場合は、1年以上かかることも珍しくありません。積極的に販売パートナーさまへ提案ミーティングを行ったり、他部署と共にマーケティング活動を展開したりと、多岐にわたる業務に携わります。でも、その分、成果が出たときの喜びは格別です」
新製品の販売にこぎつけるまでには、さまざまな工夫と努力が必要です。
「製品を顧客に紹介するためには、まず自分自身が製品について深く理解する必要があります。そのため、メーカー企業に依頼して勉強会を開催してもらうこともあります。また、製品の特徴を把握し、どのように販売パートナーさまに提案すべきかを他のメンバーと相談するなど、チームでの協力も欠かせません」
河上によれば、DevOpsビジネスにおいてSB C&Sならではの価値を発揮できていると語ります。
「DevOps関連のビジネス展開がまだ少ない中、SB C&Sが積極的に取り組んでいること自体に大きな価値があります。メーカー企業からは会社のネームバリューを頼りにされることも多いですね。
さらに、SB C&Sは全国約1万3,000社の販売パートナーさまを通じて販売ができることも、当社の価値を高める重要な要因となっています。また、幅広い製品を扱っているからこそ、顧客ニーズに合わせて製品同士を組み合わせて提案できることも当社ならでは。強みを活かして、当社だからできる価値提供を行っていきたいと思います」
挑戦を支える環境の中で、最新技術と共に成長する喜び
SB C&Sの魅力は、一緒に働くメンバーや環境にもあると河上は強調します。
「周りのメンバーは皆、主体的に動き、活躍している人ばかりです。とくに技術企画課は比較的自由な雰囲気があって、新しいアイデアを出し合ったり、お互いの知見を共有したりする機会が多いですね。
自身で仕事を進められるメンバーなので、働き方も各自に任されています。オフィスとテレワークで働く場所が違う日も、コミュニケーションは問題なくとれていて、業務に支障はありません」
主体性が尊重されるものの、入社時のメンバーからのサポートにはとても助けられたと河上は感じています。
「私自身キャリア採用で入社した際、初期のサポートがとても重要だと実感しました。入社後しばらくは週1回上司の時間をもらい、会社のビジネスや部署の情報、必要な技術的な知識などを、オンラインや対面などで丁寧に教えてもらいました。それがスムーズな立ち上がりにつながったと思います」
さらに、河上は会社全体の姿勢にも注目します。
「SB C&Sは、さまざまなチャレンジやビジネスを盛り上げようという姿勢があります。チャレンジングな人材が多いことがSB C&Sの大きな魅力の一つですね。とくに新しい技術や製品を扱う技術企画課は、縦割りではなく幅広い部署と横につながって動く組織。領域にとらわれず新しいものを生み出していく重要なポジションだと考えています」
河上は広い視野を胸に、自身の未来を次のように描いています。
「現在の担当ビジネスが自分にとって楽しくおもしろいと感じているので、この分野でのプレゼンスを社内外で向上させていきたいですね。この立場にいるからこそ、最新の技術トレンドや革新的な製品について、いち早く情報を得られます。それが私にとっては大きな刺激になっていますね」
SB C&Sという舞台で、新しい技術や製品との出会いを楽しみながら、河上は自身のキャリアを築いていきます。
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
