顧客の鼓動を数字で捉える。圧倒的な品揃えを武器に、反響を仕掛けるやりがい
SB C&Sが展開する最新のスマート家電やAIプロダクトを、暮らしのシーンに合わせて提案・販売する自社オンラインショップ「トレテク!ソフトバンクセレクション」。現在、ECビジネス推進部に所属している鍵本は、このサイトの販売促進や売上拡大に向けた施策の第一線に立っています。
「私は主に特集の企画を立てたり、バナーを制作して商品ページをより魅力的にしたりと、お客さまの購入率を上げるための施策を考えています。さらに、SNSの運用やアフィリエイトを通した集客にも取り組んでいます。
チームはメルマガやLINEの配信担当、商品登録やページの改善、セール・特集の企画担当など専門分野ごとに分かれており、部長、上司を含めて6名の体制で連携しながらスピード感を持って進めています」
幅広い業務を任される中で、とくにおもしろさを感じているのは、アクションの結果がダイレクトに返ってくる点だと言います。
「新しい施策や特集を打ち出すと、それがお客さまに響いたかどうかが翌日にはデータとして現れます。良くも悪くもすべてが数字で見えるため、改善点をスピーディーに把握できるんです。自ら行動を起こさなければ何も結果につながらないという環境が、私にはとても合っていると感じます。
一方で、壁にぶつかる場面も少なくありません。もともと文系出身なので、じつは数字の分析があまり得意ではなく、上司やメンバーから細かく教えていただきながら日々勉強を重ねているところです」
当オンラインショップの強みは、スマートフォンアクセサリーから家電、スマートホーム製品まで、暮らしを豊かにするテクノロジー製品を幅広く取り扱っていることです。
「扱う商材は、本当に多種多様で魅力的です。SB C&Sがディストリビューターとして多くのメーカーと関係性を築いているからこそ実現できています。価格面でも大手モールや量販店に引けを取らない競争力があり、ガジェット系の商品を探すなら一番におすすめできるサイトだと運営を通してあらためて感じます。
スマートフォンと連携するスマート家電やARグラスなど、今後の発展が期待できる近未来的なアイテムが次々と海外から入ってきます。私たちがうまく訴求できれば、さらに多くの方に手にとっていただけるはずだと確信しています」
日々の業務を進める中で、鍵本が大切にしている価値観は二つあります。
「一つめは、まずは行動すること。オンラインの世界では、動かなければ何の変化も得られません。思い立ったアイデアはチームに提案し、すぐに実践させてもらっています。
二つめは、ターゲットを意識すること。たとえば、40代以上の女性と20代の男性では、心に刺さる言葉やデザインがまったく異なります。誰に何を届けたいのかを常に考えながら、丁寧なサイト作りを心がけています」
安定より成長を求めて外の世界へ。古巣へのUターンを決意させた渇望
鍵本のキャリアは、2017年にSB C&Sに新卒で入社するところから始まります。
「当初は名の知れた企業で事務職として着実に作業をこなす働き方を思い描いており、入社後はコンシューマ事業本部で家電量販店向けの営業事務を担当しました。
営業メンバーが獲得した案件の在庫や納期の調整、請求書のやり取りなどが主な業務でしたが、営業担当者と一緒に仕事を進めるうちに、少しずつ自分で施策を考えて動き、直接数字に貢献したいと思うようになりました。営業担当者が自らのアイデアを形にし、スキルを上げていく姿を間近で見て、うらやましくなったんです」
入社3年目。社内の規定上、総合職への転換はすぐの実現が難しい状況だったため、鍵本は思い切って外の世界へ飛び出す決断を下します。転職先として選んだのは、法人向けの英会話研修を提供する企業でした。
「大学時代に英米文学を専攻し、短期留学の経験もあって語学研修の重要性を理解していましたし、グローバル化をめざす企業からの需要も高いはずだと考えました。ですが、最初は本当にゼロからのスタートでした。
新規開拓が中心の部署だったので、ひたすら企業のお問い合わせフォームから連絡したり、電話をかけてアポイントを取ったり。商社やIT企業など、大きなお客さまに対しても物怖じせず提案するメンタルは、この時期に徹底的に鍛えられました」
努力が実を結び、順調に成績を伸ばしていく中で、予期せぬ事態が訪れます。
「新型コロナウイルスの影響で対面研修が減少し、会社の業績が悪化したのです。成果が評価に反映されにくい状況に、やりがいを見失いかけていました。そんな時、頭に浮かんだのはかつての職場の人々の存在でした。
SB C&Sを退社した後も当時の上司や先輩方とは良好な関係が続いていて、食事に誘っていただいたり相談に乗ってもらったりしていました。人の温かさや社風の良さは身をもって知っていましたし、『SB C&Sでなら総合職としてさらにキャリアを積めるかもしれない』と思い、思い切って再入社を決めたんです」
2021年、晴れて総合職として戻ってきた鍵本に与えられた最初のミッションは、これまでに経験のないオンラインビジネスの立ち上げでした。
「海外メーカーの商品を、私たちがメーカーに代わって大手オンラインモールで販売するという新規プロジェクトにアサインされました。システムの仕組みもわからず、社内の誰に相談すればいいのかも手探りの状態からのスタートだったので、当初は必死でした。
ですが困難な状況を乗り越えられたのは、周囲の厚いサポートがあったからこそです。知識が豊富な上司が各部署とつないでくれたり、チームメンバーと切磋琢磨したりしながら進められました。結果的に売上は大きく伸び、取り扱うブランド数やメンバーも増え、事業としてしっかりと形になった時は本当に嬉しかったです」
歯がゆい思いをエネルギーに変えて。柔軟な働き方とテクノロジーで切り拓く復職後の道
その後、自社サイトの運営担当となった鍵本。モールの枠組みとは異なる独自のシステムや、ゼロから仮説を立てて分析する業務に直面し、最初は戸惑いがあったと言います。
「対面営業で培ってきた『人と話して信頼関係を築く』、『スピーディーな対応でお客さまに気に入っていただく』という私の強みが、オンラインの世界ではまったく通用しませんでした。弱みであるデータ分析が一番重要になるため、『私には向いていないのでは』と悩んだ時期もありました」
それでも歩みを止めなかった背景には、自身の確固たる想いが支えとなっていました。
「自分ができないことがただただ悔しくて。負けず嫌いな性格が原動力になりました。また、ここで専門的なスキルを身につければ、今後のキャリアにおいて必ず自分の武器になると思えたことで、徐々に楽しさを見出せるようになっていきました。
また、最近は生成AIを毎日のように活用しています。ページの構成案やデザインのコーディングなどをAIに指示することで、大幅な業務効率化につながっています」
仕事に邁進する中、鍵本は産休・育休を取得し、現在は時短勤務で復帰を果たしています。
「休業の取得はとてもスムーズで、周囲がしっかりと業務を引き継いでくれました。SB C&Sは男女問わず育休を取ることが当たり前という風土があります。復帰後も、限られた時間の中で重要な企画を任せてもらえたり、新しいことをやりたいと提案すれば『やってみなよ』と背中を押してもらえたりと、チャンスをたくさんいただける環境です。
子育てと仕事の両立を支えるのは、制度だけでなく会社の柔軟な姿勢にもあります。途中で中抜けして子どものお迎えに行き、夜に業務を再開するなど、フレックスタイム制を活用して働けることがとてもありがたいですね」
自ら挑戦する人に打席を用意してくれる場所で、豊かな暮らしの提案を続けていく
一度外の世界を経験したからこそ、鍵本はSB C&Sの魅力をより鮮明に感じています。
「別業界を経験してみて、あらためてSB C&Sの事業領域の広さを実感します。多様な業種や職種にチャレンジできるのは、とても魅力的です。グループ内の異動制度を活用してグループ企業へ移ることもでき、キャリアの可能性は大きく広がっています。
また、年齢や役職に関係なく意見を聞き入れてもらえる風通しの良さがあります。自ら考えて動ける人には、どんどん大きなチャンスが巡ってくる会社です」
そんな恵まれた環境の中で、鍵本はさらに専門性を高め、事業を成長させるという目標を掲げています。
「まずはECの仕組みを深く理解し、的確な施策を打って結果を出すこと。サイトを訪れるお客さまが、何がきっかけで会員登録をしてくれたのか、特別な目的もなく来訪した方なのか、特定のアイテムを探している方なのかなどを分析し、それぞれに合った最適な動線を設計するマーケティングの力を強めていきたいです。
そして、ゆくゆくは『ガジェットといえばトレテク!』と思い浮かべていただけるよう、広告やSNSを活用してユーザー層を拡大し、ショップそのものを大きく育てていくのが目標です」
その目標に向けた第一歩として、お客さまに新しい価値を届けるための工夫も進めています。
「単なる価格や機能の訴求ではなく、『この商品を使うことで生活がどう豊かになるのか』というライフスタイルそのものを提案したいと考えています。たとえば、ロボット掃除機やスマート家電の魅力を動画で直感的に伝えるなど、お客さまの日常に寄り添った新しい顧客体験を創り出していく予定です」
最後に、SB C&Sで活躍したい人たちに鍵本がメッセージを送ります。
「受け身になるのではなく、自ら課題を見つけて主体的に行動できる人は当社で活躍できると思います。そうした前向きな姿勢は必ず周囲が見ていて評価してくれますし、そういったメンバーには新しいチャレンジへの扉が開かれています。私も、失敗を恐れずに私たちと一緒にワクワクするようなサイトを創り出してくれる方と、ぜひ一緒に働きたいです」
※ 記載内容は2026年7月時点のものです
