高校までサッカーに明け暮れ、大学進学は「取りあえずプログラミングかな?」
小学生の頃は学校が終わって帰宅するとすぐに、公園でサッカーをしていたような活発な少年だったという牧。中学に上がると部活もサッカー部を選択し、高校3年まで続けました。
「ポジションはウィング(攻撃側のポジション)でした。性格的にあまり守備は好みではなくて。戻るのが面倒だと思っていたのと、単純に攻撃側だと前の方に行ったらボールがもらえて楽しくて。ウィングは好きなポジションでしたね」
サッカーに明け暮れた高校時代。進学を考える頃になってプログラミングを学ぼうと考え始めたと言います。
「将来の就職のことを考えても、自分は何の仕事がしたいんだろうって、とくに何も思いつかなくて。ただITが欠かせない時代なのは明らかだったので、取りあえずプログラミングを学んでおいて損はないかなという感じで選択しました」
大学は地元・岡山にある情報系の大学に進学しますが、当初は地元から遠く離れた大学を狙っていたとも話します。
「最初は北海道の大学に行こうと思っていたんです。すごく先進的な設備で、校舎がガラス張りで、学生全員にMacBookを支給されるというので憧れて。あとは単純に北海道で暮らすということも魅力に感じて志望していました。ただ試験がとても難しくて試験時間の半分もいかないほどで諦めて、そのまま滑り止めで受けていた地元の大学へ進学しました」
大学ではC言語を学び、サークルにも入りますが、時はコロナ禍の真っただ中。大学に通ったのは1年次と4年次のみで、2・3年次は年に2回ほどしか通学できなかったと言います。
「2年間はほぼオンラインで授業をしていましたね。学校はC言語で決まっていたので、カリキュラム通り学んでいった形です。サークルは『よさこい』のサークルに入りました。岡山では『うらじゃ』と呼ぶのですが、そのサークルで各地のお祭りに出張して踊る、なんてことをしていました。『うらじゃ』のサークルに入ったのは、新入生歓迎会が和気あいあいとしてメンバーの人柄もよく楽しそうだったからでした」
とにかく都会に出たかったから、譲れない就職の条件は「東京+IT企業」だった
就職では都内のIT企業を強く希望していたと言う牧。その理由をとにかく都会に出たかったからだと振り返ります。
「ずっと都会に出たいなと思っていたんです。社会人になったら絶対に都会に住むと決めていて、それが就職先の最優先条件でしたね(笑)」
岡山ならまずアスノシステムのオフィスもある大阪が近いと思いきや、まったくその選択肢はなかったと言います。
「たしかに岡山からだと大阪が近いのですが、やっぱり東京に行きたくて。実は面接も東京本社で受けたんです。友達が東京に住んでいたので会って遊べるな、というのもありましたね(笑)。面接の席でも『東京での勤務を希望』と強くアピールしました」
アスノシステムを就職先として選んだ理由は、もちろんそれだけではないと付け加えます。
「東京のIT企業を条件に就職先を探していた時に、オンラインで参加した大学主催の合同就職説明会で『東京』『IT企業』というキーワードが目に留まって。それがアスノシステムだったんです」
企業説明を聞き、社内の雰囲気が楽しそうで、社員のことを考えている企業なのだと強く印象づけられたと言います。
「いろいろなことにチャレンジさせてもらえることや、ほかにもさまざまなイベントがあることを知って純粋に楽しそうだなと思い、その後の企業面接に参加させてもらいました」
かなり準備不足だったため面接結果には自信がなかったと言いつつ、一次面接から二次面接、最終面接とどんどん進んでいった牧。
「最終面接が終わって『さすがに落ちたかな』と思いながら友達の家に向かう途中で内定の連絡が来て安心したのを覚えています」
当初からアスノシステム一本という考え方ではなかったものの、「東京+IT企業」の自身の条件を満たし、さらには社風や福利厚生の充実ぶりを見て、他社と比較する気もなかったと振り返ります。
「一社目に受けたのがたまたまアスノシステムで、幸運にも自分にとって十分な条件と環境だったということだと思います。他の会社も見たいなという思いはまったくなかったですね」
「猫の鳴き声収集に没頭」で、いろんなことにチャレンジさせてくれる環境を実感
希望通り「東京+IT企業」であるアスノシステムへの就職を果たした牧。入社から3カ月間の研修に臨みます。
「最初の2カ月はいわゆる社会人研修+技術的な基礎の研修を受けました。3カ月目はそれまでの技術的な部分の復習+深堀りといった内容で、最後の1カ月はけっこう頑張りましたね。大学で学んでいた部分もあったとはいえ言語も違いますので、この研修期間に多くを学べました」
会社が協賛している社外イベント「石巻ハッカソン2023」への参加も有意義だったと言います。
「『HACK+MARATHON』を組み合わせた造語で、技術者界隈ではよく知られたスタイルのイベントです。限られた時間内に何かを作り出すという意味で『ハッカソン』と言います。
何かというのはアプリとかソフトウェアサービスになるのですが、『石巻ハッカソン』はさまざまな企業のエンジニアや学生が参加して、その日に初めて会う参加者同士でチームを作り、3日間でなんらかのアプリやサービスを作り上げるんです」
アスノシステムでは同イベントに毎年スポンサーとして協賛しており、新人の社員が参加することが恒例となっています。牧が参加したチームが作ったのは「猫の鳴き声から体調を判断するプログラム」でした。
「シンプルに楽しかったですね。石巻市には田代島という『猫島』と呼ばれる離島があるんです。150匹くらいの猫が島民と暮らしていて、いまちょっとした観光スポットになっています。私はひたすら猫の鳴き声を収集するというおよそ開発とは呼べない作業が担当でした(笑)」
鳴き声収集をメインとしていたにもかかわらず、成果報告の場では発表を任された牧。「鳴き声収集に没頭していたのに機能説明が完璧だ」と、チームメンバーからは称賛されたと言います。
「入社前に描いていたイメージ通り、こうやっていろいろなことにチャレンジさせてくれるのは、アスノシステムの魅力の1つだと思います」
教えることで自身の成長も実感「未経験者にどんどん来てほしい」
現在は顧客の販売管理システムの保守に従事している牧。主に顧客からの機能改善の要望やプログラムの課題に関する調査などを行っています。入社からここまでおよそ1年半が経過しましたが、少しずつ成長を実感しているところだと話します。
「最初は本当に質問しないと何もできない状態だったのですが、最近はもう聞かなくてもある程度自分で設計書を作ったり、プログラムの処理などを考えながら対処できるようになったりしたところが成長した点かなと思います」
「社会人らしくなったのかどうかはちょっとわからない」と謙遜しつつ、エンジニアとしての仕事の醍醐味をこう話します。
「意外とトイレ休憩の時に、課題の解決策が思いつくことがあります。『これだったらいけるんじゃないか?』と降りてくるような。それがうまくいくと最高の気分ですね」
仕事をする上で守っていることは、「わからないことを曖昧に流して、そのままにしない」ということだと言います。
「わからなくなったらまずは絶対に聞くか、AIチャットシステムを使ったりしてとことん調べます。当たり前のことですが、わからないことをそのままにしないという点には注意しています」
2年目となった牧。先輩としての仕事も生まれてきたことで、自分の中の課題と向き合うこともあり、またそれが成長の糧だとも受け止めています。
「今、新卒のメンバーが現場に入るようになって、自分の案件にも新入社員3人が配属になりました。3人ともサポートしているんですが、教えることの難しさを実感していますね」
質問に対して自分の中で答えはわかるものの、それを言語化して説明することが本当に難しいと言う牧。
「相手の状況にあわせて言語化して説明できるようになりたいと思っています」
そんな経験を踏まえてか、これからIT企業をめざす方へのアドバイスを聞くと「未経験の人にどんどん入社してほしい」と話します。
「IT企業というのは技術職なので、未経験の方はどうしても躊躇してしまうと思うのですが、そういう方が入社してきたら、私のように『教える人がいます!』と伝えたいです。教える時間が多くなると思いますが、それによって私自身も理解しきれていなかった部分がわかるというのを最近経験して、未経験の方が入ってくれると自分自身の勉強にもなるなと思っています」
少し先輩でまだ少し新人の香りを残す入社2年目の牧。新入社員の気持ちがわかるからこそ、教えながら共に成長をしていくことができています。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
