ソフトボールに打ち込んだ中学時代から、勉強へのスイッチが入った高校時代
幼少期は友達とずっと遊んでいた記憶しかないと笑って語る阿部。小学校の短い休み時間にもとにかく外に出てドッジボールをしたり、休みの日には「いつもの公園に集合!」と連れ立って遊んだり、常に友達と一緒にいたと言います。
「それから、ゲームもそのころから今までずっと好きなままです。友達との関係性で言うと最初は誘われる側で、そこから打ち解けると私から誘うようになり、そのうち声をかけなくても自然に集まるようになりましたね。基本的に人見知りはしないタイプでした」
中学生になり、学校で一番厳しいと言われていたソフトボール部に入部した阿部は多忙な日々を送ります。
「基本的には週7日で練習していました。夏休みなどの長期休暇も、練習がない日は両手で数えられるほどしかないようなスケジュールで。土曜日でも朝5~6時に起きて、帰ってくるのは18時とか、そういう生活を3年間していました」
中学時代はとにかくソフトボールにのめり込んでいたという阿部。一転して高校では部活動には所属しませんでした。
「中学時代に部活中心の生活だったので、冷静になってみるとあまり勉強してこなかったなと思って。部活などで時間に縛られずに勉強も頑張ってみようかなと思ったんです。
案の定、最初のころは授業についていくのが大変で。いよいよ危ないと思った時に、先生や友人にその現状を正直に話して周囲に教えてもらったら、少しずつわかるようになりました。そこで勉強へのスイッチが入ったんです」
“スイッチ”が入ってからは、何に対しても生来の負けず嫌いが出たと話す阿部。座学のテストも体育の授業も、順位やタイムが出るとなると負けたくないという気持ちが湧き上がり、テストでは学年で8位になるまで成績を上げることができたと言います。
「人を形づくる背景を知りたい」と心理学を専攻し、興味を持ったIT業界
大学では心理学を専攻した阿部。専攻した理由は自身の体験によって興味を持ったからでした。
「私自身も高校入学当時に勉強に苦労した経験に加え、周りの友人を見ていて“勉強をする・しない”、“できる・できない”を決めるのは、自身の頑張りだけではないなと感じたんです。違いは何だろうと考えているうちに心理学というものを知り、心理学を学べるところに行こうと決めました。
子どもを取り巻く環境や発達の過程について学べたことで、興味のあった部分について知ることができましたね」
実際に学んだ心理学は、概念的ではなく、理論にもとづいた“数字っぽい”ものであることが意外だったと振り返る阿部。一方で、学業以外では軽音部の活動と学園祭などのイベント運営や掲示板の運用を担う委員会活動に力を注いだと語ります。
「勉強以上に、部活と委員会の活動にのめり込んでいましたね。委員会には大学生活を充実させたいなという漠然とした理由で入りましたが、そのおかげで狙い通りすごく充実した大学4年間になりました」
大学時代の一番の思い出を尋ねると、「一番があり過ぎるんですが……」と笑う阿部。
「あえてひとつ挙げるとすれば、軽音部で学園祭のステージ出演権を勝ち取ったことですね。ステージに上がるにはオーディションで合格しなければならないのですが、最後の学園祭となる4年生の時にオーディションに合格し、後輩を引っ張ってステージに上がれたことはとても大きな思い出ですね」
卒業後の進路はIT系を中心に考えていたと言う阿部。これは大学時代の学びの影響が大きかったと話します。
「心理学を学ぶ中で、大勢の問題を解決するのはAIなどシステムの力が必要なのではと考えました。それがIT業界に興味を持ったきっかけですね。ほかには、自動車が好きでディーラー関係も選考を受けていました」
現在のキャリアからは意外ですが、自動車業界にも興味があったと言う阿部。その影響は父親によるものでした。
「父が中古車屋をやるぐらい車が好きで、小さいころから家にプラモデルやミニカーがそこら中にあった環境だったので、無意識に車を見ていたんだと思います。車にはけっこう詳しい方だと思います」
最終面接で好きなアニメを熱弁。ずっと聞いてくれたことが強く印象に
そんな就職活動中に、阿部は会社説明会を通してアスノシステムと出会います。
「説明会でアスノシステムを知り、その流れで1Dayインターンシップに参加したのですが、その時の体験がすごく印象に残るものだったんです。商品やサービスを出すにしてもシステムを開発するにしても、そのターゲットを考えることはとても重要ですよね。
インターンはまさに“ペルソナを考えよう”という内容で、その『売りたい人物像』を絞っていくという模擬企画会議をしたのがとても楽しかったですね。他の会社のインターンシップもいくつか受けた中で、アスノシステムのインターンはとくにおもしろくて、一番印象に残っています」
その後、正式に新卒採用に応募。最終的にアスノシステムへの入社を決めた阿部ですが、決め手は選考の中で感じられた当社の社風だったと言います。
「最終面接でのことなのですが、堅い話は最初の5分くらいで、その後は趣味の話になったんです。私は当時はまっていたアニメのことを熱弁してしまって、気がついたら面接が終わっていました。
後になって『社長と取締役に向かって何をやっているんだろう……』と思ったものの、最後まで楽しそうに話を聞いてくれたのがすごく嬉しかったのを覚えています。
ほかにもIT企業と自動車のディーラーに内定をもらっていましたが、インターンシップや面接でのやりとりを通じて自分が働いている姿が浮かんだのがアスノシステムだったので、入社を決めました」
入社後も社風への印象は変わらなかったと言う阿部。アスノシステムの魅力はひとことで言うなら“自由”だと語ります。
「表面的なことではなく、社員一人ひとりが自分の考えを大切にして自由に動ける会社だと感じます。だからこそ、好奇心が強い人が社風に合っているんじゃないかと。やったことがなくて苦手意識があることに対して、苦手だからやらないのではなく、苦手かもしれないけど一度やってみようかなと思える人が向いている会社だと思います」
大切にしている価値観は「人を知ること」。常に新しい関係づくりを意識
現在、Webセキュリティネットワーク部で勤務している阿部も、入社当初はネットワーク自体に対するイメージが曖昧な状態だったと言います。配属されて以来、業務を通してはもちろん、業務以外の時間でも書籍などで勉強を継続。仕組みを理解し、顧客への対応方法も身についたことが成長と呼べると少し照れくさそうに語ります。
そんなこの1年ほどの経験の中で印象に残っているのは、顧客のセキュリティ導入案件での失敗体験でした。
「お客様との事前の打ち合わせを経て2日で完了すると見込んでいた作業が、いざ着手してみると、事前情報との食い違いもあり1日延びてしまったんです。思い返すと、原因は私たちの確認不足。小さな失敗かもしれませんが、もう少し綿密にやっていればよかったと反省しました」
「現場に自分一人しかいないぐらいの気持ちで参加できていたら、あの問題は回避できたかも」と反省とともに振り返る阿部。それくらいの責任感で取り組まなければという自覚をより強く持ち、苦い経験を成長に変えるべく前を向きます。
仕事においての今後の目標は、お客様と社内の人間の双方が仕事をしやすく、かつ効率良くうまく物事が進んでいくように、調整ができる人になることだと、阿部は話します。最後に大切にしている価値観について尋ねました。
「“人を知ること”ですね。仕事関係でも友達関係でも、その人のことを知ろうとする姿勢と全然知ろうとしない姿勢って、やっぱり目に見えてわかるし伝わってしまいます。とくに仕事だとそれが成果物として表れたり、対応として出たりするんだと思うんです。
なので、お客様に対しても、プライベートの友達に対しても、その人のことについて知りたいという姿勢を持ち続けることはずっと意識しています」
阿部は現在、アスノシステムの福利厚生「アスノチャレンジ」において、企画者として「麻雀部」を運営しながら、部員として「サバゲ―部」「釣り部」「フォトグラファー(写真)部」「エクササイズボクササイズ部」の4つに参加しています。幅広く自ら飛び込んでいく姿勢は、大切にしている価値観「人を知る」に紐づいているように感じられます。
人を形成する背景を知りたいと心理学を学び、大学生活のさらなる充実を求めて飛び込んだ軽音部や委員会。そして未知の領域であるITという業界で、「人を知ること」を大切にしながら日々努力を重ねる──。常に好奇心を持って“昨日の自分に負けない”よう成長し続ける阿部の今後の活躍から目が離せません。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
