挑戦への覚悟 ―― 営業職を選んだ理由
学生時代は、両親の勧めもあり学業に専念する日々を送っていました。文学部に在籍しながら、将来への備えとして教職課程も履修していました。
そのような中で最も印象に残っているのは、教育実習での経験です。私立のマンモス校出身だった私は、母校での実習が叶わず、地元の中学校に自ら電話をかけて回る日々が続きました。何校にも断られ続ける中、ある新設校から前向きな返事をいただき、校長先生との面談を経て実習の機会を得ることができました。
実習には全力で取り組み、最後に校長先生から「あなたを受け入れてよかった。教員にならなくても、きっとどこに行っても大丈夫」という言葉をいただきました。この経験から、ご縁を掴むのも、それを良いものに変えていくのも自分次第だということを学びました。
就職活動では、自己分析を重ねる中で、私は営業職に向いているのではないかと気づきました。「せっかくなら最も難しい領域に挑戦したい」という思いから、無形商材を扱う法人営業ができる企業を中心に探していきました。
面接では「1面談1笑い」を心がけ、面接官との対話を大切にしました。営業職として働く上で、どんな方とも前向きなコミュニケーションを取れることが重要だと考えたからです。
当社との出会いは、そんな私の考えと見事にマッチしました。面接では、私のマイナス面を探すのではなく、良いところを引き出そうとしてくださる姿勢に好感を持ちました。また、役職者に対してもフラットな文化や、「さん付け」で呼び合う社風に、風通しの良さを感じました。
最終面接後、すぐに内々定の連絡をいただき、「ぜひうちに来てほしい」という熱意あふれる言葉に、心を動かされました。未知の領域への挑戦に不安がなかったわけではありません。特に、数億円規模の取引を扱うという話を聞いた時は身が引き締まる思いでした。しかし、新しいことにチャレンジできる期待と、自分を試してみたいという好奇心が、その不安を上回りました。
実践から学ぶ、成長への第一歩
入社後、最初の1か月は社会人としての基礎を学ぶ研修期間でした。会社についての理解を深めることはもちろん、社会人としてのマナーやあり方について、一から丁寧に指導していただきました。特に印象に残っているのは、当時の研修でグループワークや個人ワークを通じて自己分析を行い、最終日には自分の長所・短所を発表しながら、この会社でどのような人財になりたいのかという目標を定めたことです。
配属後は、まず1年目にカード会社の総合受付窓口でコンタクトセンターのオペレーター※として実務を経験しました。実は、この経験が後の営業職で大きな財産となります。2年目からは営業部門への異動となり、実際に経験したコンタクトセンター業務の知識を活かしながら、お客様企業への提案活動を行いました。
※受電や事務等の業務対応を行うスタッフの呼称
営業部門では、当初抱いていたイメージと実際の仕事との間で感じたギャップもありました。営業というと、常にお客様企業との会話が中心だと思っていましたが、実際には「考える」時間の方が圧倒的に多かったのです。特に当社では、お客様企業の課題を解決するための運用方法を考えることが重要で、お客様企業が本当に求めていることや本質的な課題を深く掘り下げて考える時間が想像以上に必要でした。
入社当時、ある役員の方から「お客様企業のために脳に汗をかき続けなさい」という言葉をいただきました。この言葉は今でも私の心に深く刻まれています。実際、BPO業界の営業はコンサル営業に近い性質を持っており、具体的な業務イメージを持つことが重要です。そんな中で、1年目のコンタクトセンター経験は、机上の空論ではない、地に足のついた提案を可能にする大きな強みとなりました。
新人営業時代には、お客様企業から言われた要件をそのまま提案書に落とし込んでしまい、案件を逃してしまったこともあります。そこで学んだのは、表面的な要望だけでなく、お客様企業が本当に目指したい姿や、そこに至るまでの本質的な課題を理解することの重要性でした。この経験は、私の営業スタイルの根幹を形作ることになりました。
未経験分野への挑戦とチームマネジメントの両立
現在は法人ビジネス第1統括本部ソリューション第1本部に所属し、KDDI社との連携による営業活動を行っています。特に注力しているのが、当社の重要事業の一つであるヘルプデスク案件です。ユニット長代理という立場で、自身も営業活動を行いながら、チームメンバーのマネジメントも担当しています。
実は、ヘルプデスク業務は私にとって未経験の分野でした。どのように販売していけばよいのか、最初は全く手探りの状態でした。特に、昨今はさまざまなSaaS型※サービスが展開される中で、ある程度のIT知見も必要となり、その習得には苦労しました。他の営業部隊にも前例がない中で、アプローチ方法を一から考え、切り開いていく必要がありました。
※SaaS型…(Software as a Service)ソフトウェアをインターネット経由でサービスとして提供する形態
それを踏まえ、知見を深めるために実際の運用現場に足を運び、現場のメンバーから直接話を聞くことにしました。運用上の課題や工夫している点、対応範囲など、現場の生の声を集めることで、少しずつですが理解を深めていきました。
最近では、外資系ソフトウェア企業のヘルプデスク案件を初めて受注することができました。これは大きな成果でした。まず、クラウドサービスを理解することから始め、自分自身が納得して提案できるよう、徹底的に情報収集を行いました。「自分が分からないものは提案したくない」という思いで、社内の知見のあるメンバーにヒアリングを重ね、お客様企業の課題解決に向けた提案を練り上げていきました。
チームマネジメントにおいては、メンバーの成長度合いを見極めながら、必要なタイミングで適切なサポートを心がけています。時には一緒に最後まで考え抜き、時には見守るだけに徹する。メンバーの自主性を尊重しながら、案件受注に向けたフォローを行っています。
このように、未経験分野での挑戦と、チームマネジメントという二つの役割を両立させながら、日々の業務に取り組んでいます。特に、当社の注力事業であるヘルプデスク事業の拡張において中心的な役割を担えていることは、大きなやりがいとなっています。また、プロジェクトの企画から実際の営業活動まで一貫して携われることは、自身のキャリアの幅を広げることにもつながっていると感じています。
企業の成長と共に、組織力を高める挑戦
短期的な目標として、私はヘルプデスク案件の受注拡大に力を入れていきたいと考えています。これは当社の注力戦略の一つであり、組織目標の達成に直結する重要な取り組みです。
中長期的には、より大きな視点で組織づくりに挑戦していきたいと考えています。現在、営業のスキルやノウハウが個人に依存している部分が大きいため、これらを明文化し、効果的な営業人財育成の体制を整備していくことが必要だと感じています。
具体的には、営業のタスクに応じて適材適所で人財を配置し、分業しながらもチームとして成果を上げられる体制の構築を目指しています。私が特に重視しているのは、オールラウンダーの育成よりも、個々の得意分野を伸ばし、それぞれが輝ける場所を創ることです。
当社の営業の特徴は、単なるモノ売りではなく、お客様企業に徹底的に寄り添える点にあります。確かに、解決策を考え抜くことは簡単ではありませんが、その分だけやりがいも大きいのです。
そのため、私たちが求めて人財は、お客様企業のために全力で取り組める方です。特に重要なのは「パッション(お客様企業への情熱)」です。私自身、提案書を作成する際、「本当にこれでお客様企業の課題解決ができるのか」「本当にお客様企業のためになっているのか」と最後まで妥協せずに考え抜きます。その原動力となるのが、まさにこのパッションなのです。
当社で活躍できる人財として、新しいことにチャレンジすることを楽しめる方、相手の喜びを自分の喜びと感じられる方を歓迎します。また、思慮深く物事を考えることが得意な方、論理的に筋道を立てて考えられる方との協働を期待しています。
お客様企業のために自身の成長を自ら促し、パッションを持って仕事に取り組める方と共に、より大きな価値を創造していけることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです
