今日よりも豊かな明日をつくる──エンジニア畑から企画へチャレンジ
──現在の業務内容を教えてください。
営業企画室 のNBD(New Business Development)チームでリーダーをしています。新事業を生み出すことと、そのプロセス構築と風土の醸成がチームとしてのミッションになります。
私自身は、大学や外部企業と協力しながら担当テーマの実証実験を行い、事業化に向けた活動を進めています。プロセス構築に関しては、社内からアイデアを集めて磨き上げ、事業化検討へと進めていく流れの構築、全体管理を行っています。
今まで世の中になかったようなことやモノを生み出す活動にチャレンジできるところが仕事のやりがいですね。これまで当社が接点を持たなかったような社外の方々と接し、共同で活動ができるところも魅力の一つです。常に新しいことやモノに興味を持って接するよう心がけており、皆さんが少しでも昨日よりも今日を豊かに感じられるようなモノ・コトを提供していくために熱意をもって取り組んでいます。
──現在までの経歴を教えてください。
大学院では工学(電気)系を専攻し、アルパインに入社しました。学生時代に車を手に入れて音楽を聞きながら運転する楽しさを知ったことから、カーオーディオを手がけるアルパインを選びました。入社時は電気回路設計のエンジニアでしたが、数年後に社内公募があったので新しいチャレンジのために手を上げて商品企画部へ。国内/海外OEM製品(※)の商品企画や、市販商品の企画を担当しました。2019年にはコックピットの企画・開発に携わり、その後は現在の業務を行うチームの結成に伴い異動しました。
※ 自社ではないブランド製品
~夢~自分が進めた企画が経営統合の象徴となる
──印象に残っている出来事は?
アルプスアルパインは2019年に経営統合したのですが、統合直後にラスベガスで開催されたCESにて、私のチームが企画・開発したコックピットの前でアルプス、アルパイン2社の社長が記念撮影をしたことが一番印象に残っています。当時の技術を結集して作ったコックピット(車の運転席周り)が両社の統合の象徴となったようで、感慨深いものがありました。
また、チームで運営している社内Pitchイベント“Pitch Cube”が3年目を迎え、徐々に認知度も向上して参加者が増えてきたことが最近ではうれしい事例です。社内アンケートを実施した際に、“この活動は必要だ”と認めてくれる多くの回答を得られたことも自信につながっています。あとは、自分が企画する製品が取材を受けニュースとして放映された際、知らせていなかった親戚の叔父さんから連絡があったことでしょうか(笑)。
~希望~離れていても、人と人をつなぎ、想いを届けたい
──担当している企画の概要を教えてください。
現在担当している企画は、「ヒトコネクションテクノロジー」というものです。ライブなどのイベントで、ファンとアーティストをつなぐデバイスとシステムを開発しています。
ライブの際にファンの人にもってもらうペンライトのようなもので、それを通じてファンの応援や行動をライブの演出に反映させる。そうしてファンの想いをアーティストへ届け、アーティストのパフォーマンスを音や映像以外の手法でファンへ届けるような仕組みをめざしています。
2020年に新型コロナウイルス感染症が一気に拡大し、人と人が分断され自分の好きな音楽やスポーツなどのイベント製作に関わる人たちも苦境に立たされているということを知り、なんとか改善したいと思ったことが企画のきっかけです。
当時から新事業を企画することが業務だったため、世の中の変化にあわせた自分発の新しい提案としてスタートしました。当時から技術メンバーとの交流を行っていたので、提案したところ多くの賛同を得ることができ、今につながっています。
──サービス開発で得た気づきや学びはありますか?
今までは顧客から受け取った仕様書が正解で、完成させたものをいかに多く作り続けるかということが多かったんですが、私が携わる新規事業では仕様書がないため、私たちが持っている仮説をどのように試すことができるか。そのための仲間作りをどうすればできるか、という重要性に気づくことができました。
今後は、いろんな場面で仮説、仲間づくり、検証、修正というサイクルを早く回すということを、さまざまな場面で生かしていきたいと思います。
まずは、「ヒトコネクションテクノロジー」を多くの人に使ってもらえるようにしていきたいですね。それにより、今までのライブイベントをもっと楽しいモノにし、さまざまな事情でイベントへ参加できない人たちにも現地で参加していると思える環境を提供していきたいと考えています。着実に理解者は増えてきており、ありがたいことに「すごいね、なんだかワクワクするね」と言ってくれる人も多くなってきています。
~熱意~昨日よりも、少しだけよい明日をめざして
──今後の目標はなんですか?
今は自分含めて社内の想いやアイデアを具現化する活動を行っていますが、今後は社外の人たちの想いを、当社の技術を使って具現化する活動にも取り組んでいきたいと思っています。さまざまな場面で知り合った人たちと議論し、共感してもらう活動につなげていきたいですね。
また、チームメンバーとはそれぞれが今持っているテーマで独立、起業していきたいという話をしています。半分冗談ですが、半分は本気です。新規事業に関わっていない人でも、夢と希望と熱意を持って新規事業に取り組める。周りもそれを応援できる仕組みや、チャレンジしやすい会社の風土にできればと思っています。忙しいのでしょうがないとも思いますが、会社の雰囲気や社員の考え方が固定化していると感じることがあります。
また、今までのやり方を倣うということをよく目にします。自らがもっと変えていこうという人が増えていくよう、私自身が先陣を切っていきたいです。厳しいことは多々あると思いますが、その分やりがいはありますよね。
当然、自分一人ではできません。同じ方向を向いている上司やチームのメンバー、他部署の力を借りながら少しずつでも進めていきたいと思います。諦めが悪いことが自分の取り柄だと思っているので、世の中を昨日よりもちょっとだけ良い日にできる心の豊かさを感じられるようなことを、ぜひ皆さんと一緒に実現していければ最高ですね。
この先の人生の中で今日という日が一番若いので、何事においても物怖じせずに新しいことに目を向け、どうするか迷うことがあっても熱意を持って飛び込んでいきたいです。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
