忙しくても決して手は抜かない。段取りと声掛けを徹底し、現場の信頼を得る
私がアーキ・ジャパンから“紹介入社”として大林組に転籍したのは、昨年の12月のこと。
現在は、とある競馬場建設工事の現場を担当しています。もともと転籍前から配属されていた現場で、転籍後も引き続き携わっています。今月末に竣工なので、工事は最終盤を迎えて慌ただしい毎日です。この現場では、土木と外構工事を担当しています。馬がぐるぐる回るパドックなど、競馬場ならではの部分もあって、大変ではありますがおもしろいですね。
工程の調整からはじまり、各業者さんの日程調整、仮設材料やタイルなど資材の納入手配、施主様の要望の対応、完成検査に向けた書類整理など、一連の工事の流れをすべて管理しています。
この仕事で私が大切にしているのは、「絶対に手を抜かない」こと。いつも“自分の家を建てているような気持ち”で仕事をするよう心がけています。一つひとつの作業について、職人さんから終わったと報告があっても、しっかり確認して仕上がりに納得がいくまでは作業完了にはしません。
納得できる仕上がりを実現するためには、職人さんが動きやすい段取りを組むことも大切。職人さんへの声かけだけでなく、施主様に対しても早めの報告や連絡、相談が必要です。当たり前のことですが、それを徹底することで現場の信頼が得られるのだと実感しています。
地場の建設会社に勤めていたときに、老人ホームの施工管理を行ったことがありましたが、手を抜かずに工事を進め、竣工時には拍手をされて施主様にも喜んでいただけました。仕事のやりがいを感じた瞬間であり、とても嬉しかったことを覚えています。
今でこそ施工管理として日々現場で働く私ですが、実は、最初から建設業界をめざしていたわけではありません。大学を卒業した後は、地元の電気系の商社に入社し、営業職として働いていました。そのルート営業の途中で出会った光景から、建設業界へと舵を切ることになったんです。
地場の建設会社にいたからこそ気づいた、アーキ・ジャパンのような会社で働く魅力
営業の外回りで電気の材料を工事現場に持って行ったときのことです。
ちょうど仕事終わりで職人さんたちが現場の外に集まってご飯を食べていました。それが、すごくおいしそうで。食べながらも現場の中から呼ばれて忙しそうなのに、みんな生き生きしていました。「自分もこんなふうに働きたい!」と思いましたね。
そこで、一念発起して会社を辞め、夜間の建築の専門学校に通学後、土木の施工管理からスタートしました。その後も、建設コンサルタントや小さな地場の会社で建築施工管理を経験しつつ、転職を2〜3回繰り返しました。
そうしてたどり着いたのが、アーキ・ジャパンでした。当時、転職活動で建築や土木などの建設会社8社や、建設業界の人材サービス会社6社を受けた中で、入社の決め手となったのは、待遇面もさることながら、面接担当者の真剣さでした。面接官から「ぜひ来てほしい」という熱意を強く感じたんです。
2014年に入社後は、これまでに小さな会社での施工管理の経験ばかりだったので、「大手建設会社での経験をしたい」という希望を伝えていました。必ずしも希望が通るわけではないと聞いていましたが、2つめの現場で名だたる大手建設会社に配属が決まりました。
その現場を実際に経験してわかったのは、大手建設会社は現場の規模が大きく、職人さんも経験豊富な方が集まっているということ。一方で、規模が大きくなれば、施工管理も分業で進めていて、全体像を見据えての進行がしづらくなります。その点、私の場合、小さな会社で現場全体を進行した経験がありましたから、そこは頼りにされる部分でした。
その後、8年間で5つほどの会社や現場を経験したのですが、会社や現場ごとで雰囲気が異なることも知りました。フレンドリーな現場、ハードな現場もあれば、現場の業者さんに大部分を委ねるような現場もあると知ることができたのは、いくつもの現場を経験したからです。そして、新築やビル解体、大規模商業施設の改修工事など、施工管理として幅広い経験ができたのも、良かったポイントですね。
タイミングさえ合えば希望する現場に行けるチャンスがあること、そして仕事が途切れないことは、アーキ・ジャパンのような人材サービスを扱う会社の強みだったと思います。
思い返してみると、人間関係で悩んでくじけそうになったこともありますが、定期的に電話をくれるCS担当の方に悩みを相談すると、現場に会いにきてくれるのは心強かった部分です。顔を見ながら話せるのは安心感がありますし、現場が合わないときにも相談すると、すぐにアクションを起こしてくれるので信頼できました。
現場の社員に声をかけられ面接へ。信頼関係により転籍もスムーズに
アーキ・ジャパンでの約8年間、さまざまな建設会社での現場を経験してきた中で、今回転籍に至ったきっかけは、今の現場で仲良くなった大林組の社員さんから、紹介入社のオファーをいただけたことでした。
最初はリップサービスだと思っていたのですが、本当に人事担当の方との面接を設定していただけました。
1次面接、2次面接と順調に進み、東京の本社での3次面接の帰りの新幹線で採用決定の知らせを受けました。あっという間に、社員への転籍が決まったという感じですね。もう50歳を過ぎていたので、本音ではムリだと思っていました。
面接を受けた際に知ったのですが、現場の所長は面接担当の人事に「多田は現場でがんばっている」と伝えてくれていたそうです。言葉には出さないけれど、きちんと見てくれていたのが非常に嬉しかったですね。また、転籍先の人事の方はアーキ・ジャパンとも話を通してくれていたので、面接前の段取りや転籍の手続きも非常にスムーズでした。2社の信頼関係の厚さを感じられた瞬間でもありますね。
何が一番の評価ポイントだったかは私自身わかりませんが、現場では施主と所長に言われたことをすぐに処理することで、信頼を得られるよう心がけていました。手を抜かずに、一つひとつの仕事を進めていくことも、信頼を築く上で大切なことだったように思います。
ただ実は、最初から転籍を希望していたわけではありません。たまたま縁があって、認めていただけて、紹介入社に至っています。それに、アーキ・ジャパンは本当に信頼できて、やりたいことをさせてもらえる会社。ですから、大林組への転籍かアーキ・ジャパンに残るか、最後まで真剣に迷いました。
それでも、せっかくの「ご縁」ですから、転籍を決めました。全員が必ず転籍できるわけではなく、配属先企業との関係性や、就業態度などから総合的に判断されると聞いています。認めていただけたのなら、チャンスを逃すのはもったいないことだと思いました。
いつかは大手建設会社の所長として、水族館の建設に関わるのが夢
転籍したといっても、今のところは同じ現場にいるので大きな違いはありません。それでも、社員として信頼感が増したように思います。
地場の建設会社で数社経験を積んできた私がアーキ・ジャパンに入って本当に良かったと思うのは、やはり大手建設会社の大きな現場で経験を積ませてもらえたことです。もちろん、たくさんの人と関わる大規模な現場が合う人もいれば、自分のペースで進められる小規模な現場が合う人もいます。
私は学生時代にバレーボールをやっていたので、チーム全員で一つの目標に向かっていきたいというタイプ。だからこそ、大きな現場でやっていける自信がありました。アーキ・ジャパンにはそういった面も含めた希望をざっくばらんに話せる雰囲気があるので、自分に合った仕事を見つけていける環境があります。「これ言っちゃダメかな……」とうちに秘めるのではなく、伝えていくことが大事だと思います。
唯一、アーキ・ジャパンでかなわなかったのが、水族館の工事に携わりたいという希望。アーキ・ジャパンに在籍中もいくつか水族館の現場があったのですが、タイミングが合わずに行くことができませんでした。家でも熱帯魚や海水魚を飼っているほど魚が好きなので、大きな水槽のしくみや魚の管理がどうなっているか知りたい。いつか水族館の施工管理をするのがひとつの目標です。
もうひとつの目標は、所長になること。昔のメモを見たら、「大手建設会社の所長になる」と書いてあって。大規模な現場で、たくさんの社員や職人さんたちをまとめ上げながら建物をつくるという、大手建設会社の所長ならではの経験をしてみたいと思っています。それが水族館の工事だったら、最高です。
建設業はたくさんの人が集まってひとつのものをつくり上げるというところに、おもしろさがあります。これからもずっと現場で働き続けていたいですね。
※ 記載内容は2023年2月時点のものです

