エンジニア社員と企業様をつなぐCSグループ。苦労を知るからこそ、苦労に寄り添える
私が所属する西日本事業統括部CSグループは、企業様先で働く施工管理職、設計士、CADオペレーターといった自社のエンジニア社員をサポートしています。
エンジニア社員をメンタル面で支えたり、1、2カ月ごとに現場を訪ねて就労状況を確認したり。ときには、退社を考えている社員に寄り添って話を聞くこともあります。
一方、エンジニア社員が配属される企業様とのコミュニケーションも大切な仕事のひとつ。企業様からエンジニア社員への要望を聞くこともあれば、エンジニア社員からの要望を企業様に伝えることもあります。
つまり、エンジニア社員をサポートしつつ、エンジニア社員と配属先の企業様との間に立ち、双方が良好な関係を築けるよう取り持つのが、私たちCSの役割です。
西日本のCSグループは大阪に拠点を構え、私を含め6名のメンバーで構成されています。その中でも私は自ら担当するエンジニア社員をサポートするほか、グループ長としてメンバーを指示するなど責任者業務も担っています。
2023年4月現在、今の部署に来て5年が経過しました。実は、異動前に所属していたのは、技術グループ。当時は未経験での建設業界でしたから、当社のエンジニア社員と同じような立場からキャリアをスタートしています。
私の場合、配属されたのは、800度以上の熱で廃棄物を分解する処理装置のメンテナンスを行うプラントの会社でした。研修を経て配属先での業務をイメージしていたものの、いざ巨大な装置の前に立つと焦って頭が真っ白になったことは今も覚えています。
当時、最も苦労したのは工場の稼働を止めて実施する装置のメンテナンスでした。止めていられる時間が限られるため、作業は常に時間との勝負。高温で動いていた装置は停止させてもすぐに熱が下がらず、80度や70度の環境下で職人たちに的確な指示を出し、作業内容の写真撮影をしたことは忘れられない体験です。
こうした大変な仕事も、職人さんたちとコミュニケーションで関係を築きつつ、助けてもらいながら乗り越えていきました。ここで、現場でのコミュニケーション能力の重要性を学んだのはもちろん、大変なときでも踏ん張れる力がついたとも思っています。
それに、このときに現場の大変さを理解できたことも、今に生きています。初めてこの業界で働く人の気持ちに今寄り添えているのは、きっと、この経験があったからでしょう。
社員が働き続けられるように。悩みを聞き、不安を払拭し、“働く”を支えていく
CSグループには、サポートするエンジニア社員からさまざまな相談が寄せられます。
よく聞くのは、「私は建設業界に向いていないかもしれない」という相談。とくに、「別の仕事を振られ、本来の業務を忘れてしまう」という悩みから、こうした相談を受けることが多いです。
施工管理職は、現場のさまざまなスタッフから複数の指示を受けるポジション。対応できないと、「自らに適性がない」と判断してしまうエンジニア社員が少なくありません。定期訪問でこうした話が出た場合、まずは何が問題なのかを本人から聞くようにしています。その上で、対応策を一緒に考えるのが私たちの役割です。
たとえば、複数の指示への対応ができない場合には、解決策として「自分なりのToDoリストを作る」よう助言していますね。手書きで業務を書き出し、優先順位を決めるんです。自身で優先順位を決定できない場合は、現場の所長や職人の力を借り「急ぎの仕事は何ですか?」と確認していくことも、合わせて伝えています。
また、面談の際に、「自分が役に立てていない」という不安を抱えるエンジニア社員もいますから、現在は先方の所長、エンジニア社員、私たちCS職による三者面談にも注力しています。
自身の評価を知る機会があまり多くないことが、エンジニア社員が自信を持てなくなってしまう要因のひとつ。ただ、私たちCS担当者は、評価の面では価値を発揮しづらいのが現実です。
私たちは1カ月や2カ月ごとに現場を訪問するものの、エンジニア社員と毎日一緒に仕事をしているわけではありません。私たちから仕事の評価を伝えても「現場にいないのに何がわかるのか」と思われる人もいるでしょう。
だからこそ、現場の所長の口から「あなたがいてくれて助かっている」と伝えていただくことが何よりの解決策。この世界で活躍し、所長にまでなられた方の言葉には説得力があります。そして、私たちはそうした言葉を伝えられない分、言葉を伝える場を作ることを大切にしています。
以前、三者面談ではないものの、所長に「本人のできているところ」「改善した方がいいところ」をそれぞれ伺い、本人にその言葉を隠すことなく伝えたことがあります。その際、良い点と改善点をバランスよく話したことで、本人のモチベーションを回復させることができました。
実は、良い点と改善点を合わせて伝えることも、私たちCSが意識しているポイント。本心の言葉だったとしても、良い点だけを伝えられるのでは、お世辞と受け取られてしまう可能性があります。だからこそ、良い点も改善点も両方伝えています。
このように配属先の企業様との間をつなぎつつ、エンジニア社員の不安を払拭する仕組みが整っているのが、アーキ・ジャパンの強み。とくに一人ひとり専任のCS担当者がつくのは、特徴的な部分だと思っています。
建設業界を初めて経験する人にとって、働き始めてからも不安な場面はあります。入社後も相談できる人が身近にいるのは、精神的にも安心できる材料になるはずです。
未経験から成長を遂げて配属先の正社員になるケースも。自分の可能性を信じてほしい
アーキ・ジャパンに入社する人はさまざまなバックグラウンドを持ち、飲食店出身者をはじめ、仕事の経歴も多種多様です。年齢も20代を中心に幅広い層の社員が在籍しています。
以前、業界未経験の24歳で当社に入り、空調関連の設備会社に配属されたエンジニア社員を担当したことがあります。当初は、ポジティブとは言えない発言も多くありましたし、仕事においても高い評価が出ずにいました。
ところが、次第に仕事の具体的な部分も含めた話をするようになり、年数を重ねるうちに「業務に対する責任感がある」とお褒めの言葉をいただくようになったんです。本人にフィードバックするとさらにモチベーションも上がり、ついに先方の正社員として採用されました。今でも印象に残っている、高く成長したひとりですね。
エンジニア社員が気持ち良く働き、新しい自分を見つけていくことは私たちの喜びでもあります。親でも上司でもなく、強いて言えば同僚のように接するなか、最終的に本人が希望する世界に到達してくれることを願っています。純粋に、この気持ちが最も強いですね。
こうして数多くのエンジニア社員を見てきたなかで、建設業にマッチするのは人間関係を良好にできる人だと思っています。とはいえ、現場に100人いたら100人全員と仲良くなれるような能力ではありません。所長をはじめとする、直接的によく関わるような数人と関係を築く能力さえあれば、十分に活躍できます。
では、人付き合いが苦手だと、活躍は不可能なのかというと、それも違います。現場では、「パソコン業務が得意な人にはパソコンを用いる仕事を任せる」など、得意な作業を割り振られる場合もあるからです。とはいえ、その場合も、最低限のコミュニケーション能力は求められます。
働き方の過渡期に位置する建設業界。肯定を重んじるCSメンバーと新たなスタートを
これまで人材が定着してこなかった大きな原因である長時間労働は、かなり減少しています。週6日勤務が当たり前だった状態が変わり、数年前から隔週土曜を休みにする企業も増えてきました。
また、これまで「施工管理技士」の資格は、現場経験がネックで、働き始めたばかりは取れない資格でした。たとえば高卒で2級を取るには4年半の現場経験が必要だったんです。しかし、新たに設けられた「施工管理技士補」であれば、現在は経験を問わず学科試験に受かれば取得できます。当社でも、エンジニア社員に「ぜひ受けましょう」と勧めています。
CSグループ内でエンジニア社員と接する際に徹底しているのは、相手の話をまず肯定して受け止めること。否定から入ると「この人に話しても無駄だ」と受け取られてしまい、CS担当者とエンジニア社員の間に信頼関係が生まれません。
だからこそ、まずは最後まで相手の話を聞き「それを踏まえた上で、一般的にはこんな考え方もありますよね」と展開できるようにしています。
私自身はエンジニア社員との距離を縮めるために、対面で聞いた話を忘れないよう心がけていますね。たとえば「近々釣りに行きます」と聞いたら、次に会うときに「この前話していた釣りはどうでしたか」と尋ねるようにしています。
「この人は私の話を聞いてくれる」と思ってもらい信頼を深める目的もありますが、自分の話を覚えてくれることって、単純に嬉しいじゃないですか。人とのコミュニケーションとしても、大切にしている部分です。
最後に、建設業界へのチャレンジを考えている方に「私たちアーキ・ジャパンのCS職は、不安なときはいつでも話を聞きます」と伝えたいです。
現場のエンジニア社員からは、「アーキ・ジャパンの社員として配属先に行くため、配属先の企業にどう自分の要望を伝えたらわからない」という声もよく聞きます。そういうときに私たちCSの担当者が間に入ることで、「言いにくいことを伝えられて助かりました」と、伝えてもらうことがあります。
ときには、エンジニア社員から退職の際に、「CS担当者の方がいたからここまで頑張れました」と感謝の言葉が届くことも。
私自身が嬉しいのはもちろんですが、このような実際のエンジニア社員の声があるからこそ、自信を持って当社をおすすめできます。とくに、未経験で始める方は、専門的なサポート体制を整えている当社と共に最初の一歩を踏み出していただきたいです。

