父の影響で建設業界へ。歴史ある造船会社で、施工の基礎を学ぶ
私が建築や設備に興味を持つようになったのは、水道設備関連の仕事をしていた父の影響が大きいです。夏休みや冬休みになると現場について行き、一生懸命に働く父の背中を見て育ちました。そのため、高校では建築科を選びました。昔から絵を描くのが好きなこともあって、とくに製図の授業が好きでしたね。
卒業後は、全国に拠点を持つ造船会社で働き始めました。会社所有の造船所内にある建物の施工監理を任され、船を造るための鉄骨造の工場や、各種事務所などの補修および改修を担当していました。
具体的には、建物の一部が壊れたとの報告を受けたらまず現状を調査し、業者に修理依頼するなどです。また、改修工事の際には自分で設計図を作成し、同じく業者に指示を出して施工を監理することもありました。この設計の仕事で多かったのは、工場内にあるトイレの改修や増設です。従来はほとんどが男性用でしたが、時代の流れとともに造船所で働く女性従業員が増える中で、職場環境の改善が求められていました。
また、工場のトタン屋根を補修したり、強風ではがれた壁面の波板を張り替えたりするのも主な仕事でしたね。さらに、道路に水たまりが生じて業務を妨げないよう、アスファルトで舗装する土木系の業務も任されていました。
自分の可能性を広げたい。一歩踏み出していた先で待っていた多くのチャンス
前職の造船会社は、大正時代の創立で長い歴史を持ち、従業員数も6,000人以上という規模の大きな企業でした。安定という意味ではぴったりの会社ではあったのですが、私は3年ほどで転職を決意しました。「造船所内だけでなく、もっと広い視野を持ち、より多くの大規模な現場を見てみたい」という想いがあったからです。
鉄骨造、木造、コンクリート造など、世の中にはさまざまな手法があるのだから、たくさんの知識を身につけないのはもったいない。施工管理の知識が身についてきたので、マンションやアパートの建設など、規模感のある現場でも活躍したいとの気持ちが芽生えていましたね。
転職活動をする中で、そうした想いに当てはまったのがアーキ・ジャパンでした。一つの職場で固定されることもなく、さまざまな現場を経験できると聞いて、自分が求めるものはこれだと感じたんです。私は仕事を通して、チャレンジしたい目標が次々と変わっていくタイプだったので、より多くのチャンスに巡り合えることを期待しました。
面接はすべてオンラインで、とても緊張していたのですが、面接官の方がラフに話せる雰囲気を作ってくれたことをよく覚えています。雰囲気の良さにも惹かれ、入社を決めました。
経験豊富な職人との交流を経て、知識も立ち振る舞いもアップデート
入社後は、愛知県の県営住宅で施工管理を担当しています。配属が決まった当初はまだ更地という段階だったのですが、全48室という規模を聞き、「立派な集合住宅を建ててみせる!」と挑戦心がかき立てられました。
仕事中は一緒に働く職人さんたちに指示を出す機会が多いです。現場には大工、電気、設備など多くの分野の方がいて、型枠を立てる、コンクリートを打つといった各工程によって作業する人がまったく変わります。スムーズな進行をしていくため、適切な順番を伝えるようにしています。
また、工程管理や品質管理も重要な業務です。前者では、工事が計画通りに進んでいるか、資材の納入が遅れた場合はどう調整するか、といった確認が主です。一方の後者は、完成後の安心・安全を保証するもの。たとえば、建物が完成すると柱などの鉄筋はコンクリートに隠れるものですが、事前にカメラで撮影しておき、欠陥がないよう管理しています。
入社後に感じる成長は、コミュニケーションスキルが高まったこと。職人さんたちと交流する機会が増えたことで、仕事以外の話を聞くこともあり、あらゆる最新情報がインプットされていますね。建築に関する技術や知識はもちろん、人間としての根本的な経験を積めていると感じます。
中でも、質問する能力が格段に上がりました。以前はわからないことを何とか自分で解決しようとしていたのですが、今はすぐに行動をするためにも、積極的に質問をするようにしています。最近ではクロス職人の方へのヒアリングを通し「現場内で作業が遅れている箇所があり、自分たちが先の工程に進めない」という課題を発見することができました。さっそく確認したところ、工程を進めるために必要な壁面のパネルの補修が済んでいない部分があるとわかりました。担当の職人さんに直してもらうように連携することで、その後の工程が進んでいきました。こうした対応ができるようになったことが、自分としても成長だと思っています。
自由に将来を思い描ける。いつでも心は「当たって砕けろ」
アーキ・ジャパンに入社して2年目を迎えましたが、今の目標は、目の前にある県営住宅の完成です。まだ、今の現場では大きな問題に直面していませんが、対峙したときにどう突破するのかを大切にしながら、仕事に向き合っていきたいです。
この現場が完成したあとは、都会の工事現場を担当してみたいですね。今の現場は郊外にあるので、都心部の高層ビルを建てたりしてみたいです。交通量の多い、大通り沿いの現場では、どのように搬入車を誘導しているのか。規模が大きくなった際に、どのようにコミュニケーションを取り、スケジュールを進めていくのか。経験したことがないので、ぜひ挑戦してみたいです。
現場が変われば、新たな課題や壁に直面することもあるでしょう。でも、一つひとつクリアしていき、自己成長することが自分にとって大切なことだと考えています。
こうして将来を自由に思い描けるのも、アーキ・ジャパンだからこそできる働き方だと思っています。一つひとつの現場で新たにチャレンジをするという条件が整いつつも、裁量がある。かつ、現場をフォローする営業や労務の方もそろっているので、安心して働くことができます。だからいつでも「当たって砕けろ」との意気込みでいられるのが新鮮ですね。
私もこうして働くまでは、転職に対して不安な気持ちがありました。ただ実際に働き方を変えてみて、これで良かったのだと感じています。少しでも挑戦したいという気持ちがある人は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

