他愛ない会話から困り事を解決。8店舗のフロアスタッフに寄り添うリーダーの姿
愛知トヨタEASTの東三河北部エリア。豊川市・蒲郡市・新城市の3市にまたがる8つの店舗を統括するエリアフロアリーダーとして活躍しているのが大石です。エリア長のもと、直属の上下関係はありませんが各店舗に在籍する19人のフロアスタッフ(店舗事務職)を横断的にサポートする存在として、日々エリア内を奔走しています。
「東三河北部エリアは3つの市がそれぞれ異なる客層や地域性を持っており、ファミリー層からご高齢のお客さままで幅広いお客さまが来店します。共通しているのは、生活にクルマが密接に関わっていること。だからこそ、私たち販売店はお客さまに寄り添ったご案内を心がけています」
この「エリアフロアリーダー」という職種は、2023年の販売会社4社の会社統合に伴う業務プロセスの標準化や店舗間の連携強化を目的に2025年4月に新設された新しいポジションです。
主なミッションは、これまで店舗ごとに異なっていた事務処理の流れをすり合わせ、全社共通のスタンダードを構築すること。そして何より、各店舗のフロアスタッフが楽しく安心して働けるよう、日々の困り事を拾い上げてサポートすることにあります。店舗訪問の際、大石がもっとも大切にしているのは、何気ない「雑談」を通じたコミュニケーションです。
「最初は1対1の面談形式でお話を聞いてきましたが、それ以降は店舗訪問をして、業務の合間に雑談をするスタイルを大切にしています。一見すると他愛のない会話に見えるかもしれませんが、実はその中から日常の小さな困り事や本音がポロリと出てくることもあります。時にはフロアスタッフの方からチャットで『ちょっと話を聞いてほしいです』と連絡をもらうこともあります」
東三河北部エリアは業務知識が豊富なフロアスタッフが多く、業務自体の質問よりも日々のちょっとした悩みが寄せられることが少なくありません。「ただ聞いてほしいだけ」という些細な相談でも、気軽に話してもらえる関係性を築けていることこそがフロアスタッフの支えにもなっており、大石の強みです。
「上司からは『自分の考えを押し付けず、相手に寄り添えるのがよいところだね』と言ってもらえることがあります。私自身、一つの答えに固執せず臨機応変に対応する『柔軟さ』を意識してきました。自分の経験だけで判断するのではなく、若い方からベテランの先輩まで幅広い意見に耳を傾け、一番よい形を一緒に探していく姿勢をこれからも大切にしたいです」
大規模店からレクサス店まで。知識ゼロから柔軟な対応力を培ったキャリアの足跡
今でこそエリア全体を俯瞰し、多くのスタッフから頼られる存在となった大石ですが、2005年の入社当時は高卒入社ということもありクルマに関する知識が一切なかったと振り返ります。デスクワークを軸にしつつも、「ずっと机に向かっているより、体を動かしてお客さまと関わりたい」という思いから旧ネッツトヨタ愛知の求人に応募。
「入社当時は本当に社会人としても、仕事についても何もわからない状態でした。社会人としてのマナーから実務まで、同期と切磋琢磨しながら学んでいきました。配属された1店舗目は会社の中でもとくに規模が大きい店舗で、毎日多忙を極めていましたが、親身に指導してくださる先輩方に恵まれ、スピード感や細やかな心遣いを徹底的に叩き込まれました。この大規模店での経験が、私の基礎を作ってくれたと感じています」
その後、2店舗目として「レクサス豊橋」へ異動。ここでは従来の店舗とは一味違う、一人ひとりのお客さまに対してどこまでも丁寧に向き合う接客スタイルを学びました。
「レクサス店では、時間をかけてお客さまのお話にじっくり耳を傾ける『傾聴』の姿勢や、立ち振る舞い、言葉遣いを徹底的に学びました。経営層のお客さまと直接お話をする機会も多く、お客さまを心から大切にする接客の奥行きを知ることができたのは、私にとって大きな財産です」
その後一度は1店舗目に戻った大石。大規模店ならではの忙しさの中でも、レクサス店で学んだお客さまへの丁寧な接遇を実践。季節ごとの店舗装飾やお客さまに喜ばれる空間づくりに力を発揮していきました。
そして3店舗目の小規模店舗では、地域や店舗にお客さまが愛着を持ってくださるアットホームな距離感を経験しました。大規模店とは一味異なるお客さまとの距離の近さを体験し、大石自身もお客さまとの密なコミュニケーションを心がけたと言います。規模や客層の異なる3つの店舗を経験したことで、視野は大きく広がり、どのような環境でもお客さまやスタッフの気持ちに寄り添える柔軟性が養われていったのです。
「クルマが好きで知識が豊富でなければ入社できないのではないか、と不安に思う方もいるかもしれません。でも、愛知トヨタには配属前の新人研修をはじめ、基礎からしっかり学べるサポート体制が整っています。知識ゼロからスタートした私自身が実感しているからこそ、クルマに詳しくない方でも安心して飛び込んできてほしいと胸を張って言えます」
初挑戦の大型イベントを成功へ導く。チームの一体感から生まれた大きなやりがい
2025年にエリアフロアリーダーに就任して以来、大石の仕事は店舗のサポートにとどまらず、エリア全体を巻き込む新たな挑戦へと広がっていきました。その中でもとくに印象に残っているのが、蒲郡市にあるラグーナテンボスで開催された大規模な屋外企業イベントへのブース出展です。
「参考になる前例がない中でのチャレンジだったので、最初は不安でいっぱいでした。愛知トヨタを知っていただき、来場者に楽しんでもらうにはどうすればいいか、手探りで企画を練り上げましたね。
当日はクルマの展示だけでなく、タイヤを転がしてピンを倒す参加型のボーリングゲームなどを用意したのですが、想像以上に多くのお客さまが笑顔で楽しんでくださり、本当に安心しました」
このイベントを成功に導いた最大の要因は、当日集まったエリア内スタッフたちの熱量だったと大石は謙虚に語ります。
「スタッフの皆さんが積極的にお客さまへ声をかけ、会場を大きな熱気で包み込んでくれたんです。立ちっぱなしのハードな一日だったにもかかわらず、参加してくれたスタッフから『すごく楽しかった!』『参加してよかった』という声やアンケート結果をもらえた時は、安堵の気持ちで胸がいっぱいになりました。イベントが成功したのは、自分の力ではなく、素晴らしい仲間たちが盛り上げてくれたおかげです」
一人で店舗に立っていた頃とは異なり、エリア全体を俯瞰する立場となったことで、大石が得られるやりがいもより深いものへと進化しました。
「フロアスタッフが笑顔でいきいきと働き、その先にいるお客さまが笑顔で帰られていく。そんな光景を少し離れた場所から見守れること自体が、今の私の大きな喜びです。困り事を一緒に解決し、そのスタッフが成長していく姿を実感できることにも、これまでにないやりがいを感じています」
ライフステージが変わっても輝ける職場環境。エリアフロアリーダーの可能性を広げたい
長年愛知トヨタでキャリアを重ね、現在は子育てをしながらエリアフロアリーダーとして活躍する大石。仕事と家庭を両立する中で、会社が提供する働く環境の進化を肌で実感しています。
「愛知トヨタには、育児休業はもちろん、時間単位で取得できる有給休暇など、個人のライフステージに合わせた柔軟な働き方を選べる制度が充実しています。同じエリアのフロアスタッフを見回してみても、現在進行形で子育てと仕事を両立している人から、すでに子どもが手を離れている先輩まで幅広い年代のメンバーが活躍しているんです。
自動車ディーラーというと男性社会のイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、現場ではフロアスタッフをはじめとする数多くの女性たちもそれぞれの重要な役割を担っています。女性が長く安心して働き続けられる環境と風土が、しっかり根付いていると感じます」
新役職として2年目を迎え、大石は東三河北部エリアのさらなる活性化に向けて新たなビジョンを描いています。
「エリアフロアリーダーという役職ができたからこそ実現できる取り組みが、まだまだあると思っています。今後は定期的な研修など他エリアの先進的な事例も取り入れながら、エリア内のフロアスタッフ同士が意見を交わし、より横のつながりを深められるような研修や交流の場を自ら企画していきたいです。私という存在をきっかけに、みんながもっと楽しく、つながりを感じながら働けるエリアにしていきたいですね」
最後に、これから愛知トヨタをめざす未来の仲間たちへ向けて、大石は温かいメッセージを寄せます。
「前述の通り、クルマの知識がなくてもまったく問題ありません。大切なのは、人と関わることが好きで、何事にも前向きに挑戦できる気持ちです。愛知トヨタはまもなく創業100周年という大きな節目を迎えます。これからの歴史を一緒に作り、会社をさらに盛り上げていける心強い仲間とお会いできることを、東三河の地で楽しみに待っています」
制度の充実だけでなく、互いを尊重し寄り添い合う温かな人間関係があるからこそ、変化にしなやかに対応して自分らしく輝き続けられる──大石の歩みは、愛知トヨタがめざす「誰もがいきいきと活躍できる未来」そのものを象徴しています。
※ 記載内容は2026年8月時点のものです
