空調設備を遠隔で一括管理。新システムのソフトウエア開発を担う
エンジニアリング事業本部 西日本技術事業部に所属するOhashiは、現在システムエンジニアとして、エアコンの室外機量産化プロジェクトに参画しています。入社2年目ながら少数精鋭チームで日々さまざまな課題に取り組む彼に話を聞いてみました。
「プロジェクトでは現在、遠隔管理システムを導入した空調機の開発を進めています。ビルなどに設置されている業務用エアコンは、50台、100台と台数が多く、管理には人手と工数が必要です。遠隔管理できるようにすることで、たとえば異常が発生した場合、それを自動検知し、クラウドサーバを通して利用者にデータが送信され、トラブル時に即対応できるというメリットがあります。
わたしは、この室外機などを遠隔操作するためのソフトウエア開発の中で、室外機とクラウド間のやりとりや組み込み作業、プログラミングを担当しています」
開発においては「こういうことができないだろうか?やってみてくれないか」から始まり、「こういう形ならできる」「そういう形だとできないから、こうした方が良いのではないか」──課題を検討し、チームで可能性を探りながら実現方法を模索していくのだと語るOhashi。
「開発を進めるにあたり、どのように情報を収集し、どのような通信インタフェースを使ってクラウドにデータを上げるかをチームで検討しました。その後、シミュレーターを使って、信号が飛んでいるか、ちゃんとした値が出ているか、それぞれが機能しているか一つひとつ丁寧に確認し、実現できるか見極めながら進めています。
作業中は、パソコンに向かって文字を見ていることが多いため、正直あまり実感がありません。しかし、自分が開発に携わったシステムが実際に設置されているのを見ると、自分たちの努力が反映されている気がしてやりがいを感じますね」
チームメンバーは3人。メンバー同士が密につながれる小さなチームで仕事をしています。
「今年の4月から所属チームが変わりましたが、新しい環境で、新しいメンバーと一緒に働いているので、また新入社員になったような新鮮な気持ちです。わたしは、まだ2年目でわからないことがたくさんあります。
わからないことがあった時に気軽に話ができる雰囲気を自分で作っておくことを心がけていますね。ふだんからよく会話するなど、コミュニケーションを積極的にとって、向こうからのアクションを待つのではなく、自ら行動することを常に意識しています」
「専攻外でも大丈夫」。その言葉に背中を押されウイルテックの門を叩く
学生時代は電子物理工学を学んでいたOhashi。現在の仕事で携わっているソフトウエアとは異なる分野を専攻していました。
「大学では半導体業界、主にハードウエアについて学んでいましたが、授業でプログラミングに触れる機会があり、『自分はわりと向いているかもしれない』と感じました。もともと論理的に考えることを得意としていたので、プログラミングは性に合っていると感じ、ソフトウエア開発に興味を持ちました。主観に左右されず、良いものは良い、悪いものは悪いとはっきりと結果が返ってくるところがおもしろかったです。
学生のころは将来何をしようか考えることが多いと思いますが、わたしはほかにもやりたいと思うことにはチャレンジしてきました。その中で出会ったのが、プログラミングでの開発でした。また、手に職があれば生きていけるだろうという考えも大きかったです」
そんな中、Ohashiは就職活動の時期を迎えます。ウイルテックを選んだのは、ソフトウエア開発について学んだ経験がなくても入社できることと、ウイルテックならではの採用フローが大きかったと言います。
「『専攻外でも大丈夫』と言ってもらえたことと、採用フローが自分に合っていたからです。ウイルテックでは、一次面接を通過したら就職活動をサポートするリクルーターがついてくれます。気楽に面接を受けてみようと思えましたし、すごくフィットする感覚がありました。
面接の中で、会社の雰囲気の良さも感じましたね。最終面接をしてくれた方が、わたしの大学の近くに住んでいて。学校の近くにある油そば屋の量が多いという話でかなり盛り上がりました(笑)」
専攻外でも快く受け入れてくれるウイルテックで、システムエンジニアとしてのキャリアをスタートしようと決意したOhashi。入社後は、社会人としての基礎研修を受けつつ、ソフトウエア開発について一から学びながら、成長を重ねていきました。
「同期はプログラミングを勉強してきたという人が多かったです。その中でついていくのは大変でしたが、自分に選んだ道なのでやらなきゃしょうがないですし、できるようにならなければいけません。時間外に本を読んだりプログラミングを触ってみたりして、しっかり勉強するようにしてきました。
学びに関しては、会社のフォロー体制も手厚く、意欲的に学べる環境が整っていました。資格を取れば補助金が出る支援制度もありますし、3カ月に1回の定期面談では、自分がどう考えていて、どんな方向をめざしていきたいのかを上長に話す機会があります。たとえば資格取得の際にはアドバイスをもらえるなど、フォローしてくれるのでとてもありがたいです」
もう二度とミスはしない──肌で感じた失敗の怖さと得た学び
専攻外からスタートしたOhashiは、仕事を通じて得た気づきを糧に、日々学びを深めています。この1年で一番印象に残っていることは、システム開発での失敗だったと振り返ります。
「設計・実装・試験という一連の流れの中で、自分の担当した部分が量産前の試験でバグが見つかったのです。たまたま見つけることができたものの、見つからなかったら何百万台もの製品に影響が出ていたかもしれないものでした」
先輩から「ミスは起きるものだ。ミスしてしまった時は正直に言うことが大切」とアドバイスをくれました。怒ったり責めたりすることなく、後輩の仕事に責任を持つ姿に感銘を受けたOhashi。この経験を機に、品質管理の重要性を再認識しました。
「バグを修正して出荷しましたが、やはり人の手を介している以上、ヒューマンエラーとは隣り合わせです。大切なことは、多くの人からチェックを受けることと、仕様を満たしている範囲だけでなく、それ以外の範囲も検証することだと気づきました。今回の失敗でそういった観点を再認識し、検証方法を見直すきっかけとなりました」
常に慎重さと緻密さを求められるソフトウエア開発。仕事に真摯に向き合う一方で、Ohashiは円滑なコミュニケーションのため、オフの時間での交流も大切にしています。
「私はお酒を飲むのが好きなので、営業担当や先輩たちと食事に行く時はうれしいですね。たくさんの人と技術や仕事の話をして、人となりを知る機会はあまりないので、気軽に話せる時間を持てると、とても有意義で楽しいです」
また、2024年4月に執り行われたウイルテックの入社式では、新入社員への祝辞を読み上げる大役に抜擢され、Ohashiは存在感を発揮しました。
「入社式の少し前に祝辞を読んでほしいと依頼されました。みんなの前で読むわけではなく、ビデオレターのような形でした。
準備期間は短かったものの、なんとか原稿を書き上げました。当社の理念を表現するために、人を色にたとえてみたんです。『十人十色』というように、人それぞれに色が違います。いろんな人のいい色をたくさん見つけて、いいところは取り入れ、自分の色にしていってください、という内容でした」
オリジナリティあふれるOhashiの祝辞は、「すごく良かったよ」と社内で反響を呼びました。
会社の熱意を感じるからこそ、成長したい。責任を持てる人財をめざして
入社2年目を迎えたOhashiは、持ち前の明るさと積極性を発揮しながら著しい成長を遂げています。社員一人ひとりがめざす目標を見つけられるように、成長の後押しをする熱意の大きさがウイルテックの魅力だと、Ohashiは力説します。
「振り返ると去年の自分とは全然違います。あらためて、できる事や考え方が大きく変わったと感じますね。それは社員の育成をしっかりとサポートしてくれる体制があるからだと思います。人に対する熱意は大きいですね。会社として全面的にバックアップしてくれるので、成長したいという気持ちになります」
会社の熱意に呼応して、自身もより成長意欲が湧くという好循環が生まれているウイルテック。今後、チームで共に働くなら、どのような人が向いているのか尋ねると、Ohashiはこう続けます。
「やはり、自ら積極的に学ぼうとする姿勢を持っている人ですね。受け身ではなく、自ら吸収しようとするマインドが大切だと思います。また、元気なことも重要ですね。常にポジティブな姿勢で臨むことで、周りにも良い影響を与えられると考えています」
これから先のキャリアについては、まだ具体的なビジョンを描いているわけではないというOhashi。ただ、今の仕事に誇りを持ちつつ、視野を広げながら精一杯取り組んでいきたいという想いがあります。
「まだまだ未熟者ですから、目の前の仕事をしっかりとこなすことに専念したいと思います。将来的には、もっと責任のある仕事を任せてもらえるようになりたいですね。後輩がミスしてもフォローできるような、頼れる先輩をめざしています。
私は学生時代から、『自分に向いていそう』とか『やってみたい』という気持ちを大切にしながら、いろいろなことにチャレンジしてきました。専攻外の分野に飛び込むことで、新しい発見や学びがたくさんありましたし、結果的に、そうして選んだ道は間違っていなかったと感じています。
もちろん、自分がこれまで取り組んできたことを追及することは大切です。でも同時に、視野を広く持つことも重要だと考えています。自分はこれからも、好奇心を忘れずに、さまざまなことにチャレンジし続けたいですね」
自分の価値観を大切に、専攻外の分野に飛び込んだOhashi。その目は、好奇心と意欲に満ち、日々新しいことにチャレンジしています。ウイルテックという環境の中で、どのように成長を遂げていくのか。今後の活躍から目が離せません。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです

