社員の成長が組織の成長につながる。新しい価値を生み出すサイクルを作りたい
ソフトウェアの「品質を創る」ためのサービスを提供するベリサーブにおいて、品質を創り出せる技術者を育成することは重要な取り組み。技術的な研修やビジネススキルはもちろん、世界の最新技術をキャッチアップするための英語学習、役職に合わせた研修など、年間で130回以上もの研修を実施しています。
この教育・研修の企画運営を担うのが、長谷川の所属する品質保証部 教育課。「組織と社員が共に成長し、新しい価値を創出し続ける」というビジョンに向けて、現在は14名のメンバーで活動しています。
「私たちは、『世の中の変化を捉え、未来を創っていく人材を育成する』『自ら学び、自ら考え、挑戦し続ける人材を育成する』『仲間を尊重し、チームや組織の成長に貢献できる人材を育成する』という3つのミッションを掲げています。
社会の変化や技術の目覚ましい進化に追いつくだけでなく、その先を見据えて新しい価値を創出できる人材を育てたい。そのためには個人の挑戦を後押しし、チームの成長につなげることで、新しい価値を創出していくサイクルを作ることが必要です」
このミッションを果たすため、教育課として大切にしている価値が5つあると続けます。
「まずは『相手にとっての価値』。私たちにとっては社員が、社員にとってはお客様が向き合う相手。相手を徹底的に理解して、提供できる価値を最大化していくことが必要です。次に、『自分たちにとっての価値』。自分自身やチームを理解して、自分たちの価値を最大化すること。
そして『最新技術とトレンド』を追求することで新たなサービスを提供し、一人一人が『専門性』を高めていくこと。そのために、社員それぞれが自分に必要な教育を選んで学んでいく『主体性』が必要です」
また、長谷川は「VIA(ベリサーブ・イノベーション・アワード)」の事務局業務にも従事。「VIA」とは、社内の優れたノウハウやアイデアを表彰するアワードです。
「ベリサーブの社員はお客様先に常駐していることも多く、現場で培った技術やノウハウが横展開されにくいという課題がありました。そこで、現場で生まれたアイデアを表彰することで全社に還元していこうと始まったのが『VIA』です。部署を問わず、『ベリサーブを良くしたい』という思いをもった社員が通常業務と並行して運営に参画しています」
自動車の営業職から品質保証の世界へ。新たなチャレンジで見つけたキャリア
長谷川のキャリアのスタートは、新卒で入社した自動車ディーラー。営業職として5年間、顧客満足を追求する日々を送ります。
「車という商品がもたらすベネフィットは『走る楽しさ』。その価値をいかにお客様に伝えるかということを心掛けていました」
次第に転職を考えるようになったきっかけは、車以外でも「楽しさ」を提供してみたいと考えたことでした。
「エンターテインメント分野に興味を持ち、アミューズメント機器メーカーの品質管理部門に転職しました。多くの人が楽しむものを作るために、品質という観点から関われることに魅力を感じたのです。未経験でしたが、新しいことにチャレンジすることが好きなので、あまり不安はありませんでした」
転職後は、アミューズメント機器のテスト設計からテスト業務、テスト実行管理などに8年ほど従事。再びキャリアを考えるようになったのは、コロナ禍がきっかけでした。
「将来への不安を感じる中、私は当時30代半ば。新たなチャレンジをするのは最後になるかもしれない。そこで、品質保証の仕事に別の形で関わってみたいと思い、ベリサーブに転職しました」
2020年にベリサーブ入社後は、教育・研修担当として技術職の研修を担当。当時は一部門の研修担当として先輩社員と2名体制で研修を企画・運営していましたが、次第に教育機能が拡大。現在の教育課へと発展していきました。
長谷川自身は引き続き技術職の教育・研修担当として、ソフトウェアテストはもちろん、プロジェクトマネジメントや開発などの知識や技術を磨く研修を提供している他、中途入社者向けの研修も行っています。
「業務時間を調整してスキルアップのために研修を受ける社員の期待に応えるため、ニーズをしっかりと分析して質の良い教育を提供したいと考えています。もちろん、学ぶだけではなく、業務に活用できることが重要です。実践的な研修を提供するとともに、私たち自身も常にアップデートをし続けることを心掛けています」
手探りしながらもオンライン研修の基礎を構築。社員の声が何よりの励み
今ではオンライン研修が中心となっていますが、この基盤を整えたのが長谷川です。コロナ禍での入社だったため、それまでオフラインで実施していた研修をオンライン化することが入社直後のミッションでした。
「当時はほとんどの研修がオフラインで行われていたため、手探りの状態からのスタートでした。取りあえずオンラインで開催してみたものの、うまくいかない。トライアンドエラーを繰り返しながら、少しずつオンライン研修の運営方法を改善していったのです。
次第に、アンケートで『良い研修を企画してくれて、ありがとうございます』といった言葉をもらえるようになり、それが励みになりました」
その後、現場の業務スケジュールに合わせて好きな時間に研修を受けられるよう、eラーニングコンテンツの開発にも尽力。研修の構成を練り直して動画を作成したり、さまざまなコースを拡充したりして、研修制度を強化していきました。ここでも、励みになったのは研修を受けた社員の声だったと言います。
「研修後のアンケートで『eラーニングが受けやすくなった』という感想をもらうと、やって良かった思います。
また、たまにあるオフライン研修で顔を合わせた時に、『いつもありがとうございます』と声をかけてくれる社員もいて。そういった声をもらうと、もっと受けやすい研修になるように工夫していきたいという気持ちになります」
また、並行して取り組むVIAの事務局業務も、良い刺激になっていると話します。
「VIAは統括責任者が代表の新堀ということもあり、経営トップと直接関わることができる機会です。一緒に活動することでトップの考えや思いに触れることができますし、社員一人一人のことを見ているのだと実感します。その思いに応えられるように頑張ろうと思えたことも、モチベーションにつながっています」
先を見据えた教育を提供し、社員のスキルアップ意欲に応え続ける
教育・研修を通して多くの社員と関わる長谷川は、ベリサーブの魅力を「社員の横のつながり」と「スキルアップへの意欲」だと言います。
「普段は別々の場所で業務に当たっている社員も多く、研修でグループワークの時間を設けると、積極的にコミュニケーションを取っているんです。近況を報告し合ったり、違う現場ならではの視点でアドバイスをしたり。
他にも、外部の有識者を招いて実施する研究会活動や社外のコミュニティーに参加している人も多くいます。豊富な知識と知見を持った先輩社員に教わるだけではなく、社外の人たちからも積極的に学びたい、挑戦したいというマインドを持っている人、周りと一緒に成長していきたいという人には最適な環境だと思います」
そんな社員たちの成長を後押しするため、長谷川は二つの目標を掲げます。
一つは、現場で活用できる教育・研修を提供し、ビジネスとしての成果を出すことに寄与すること。もう一つは、将来的な視点を持った教育の提供です。
今はまだ目の前のニーズに応じて教育を提供する側面が強いのですが、業界のトレンドを先取りし、将来必要となる技術や知識を先回りして提供したい。ベリサーブが業界のトレンドを牽引する存在となれるよう、教育面から貢献していきたいのです。
そのためには、私たちの知見も底上げしていかなければいけませんね」
社員一人一人の成長を加速させることで組織の力を高め、ベリサーブが「時代を先導する存在」となるために盤石で柔軟な教育・研修の土台を築くことを目指します。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです
※ 記事内で“品質保証部 教育課”と表記されている部署は、2025年度の組織改編により、“人事部 人財開発課”へ改称されています

