5店舗を束ねるファーマシーマネージャーとして、現場に寄り添い続ける日々
現在、清水は石川エリアの5店舗を統括するファーマシーマネージャーとして、多忙な日々を送っています。その業務は、現場での薬剤師業務とエリアマネジメントを兼務しており、店舗へ向かう際は、現場の変化を察知して適切なアドバイスや指導を行うことを心がけています。
「現在は各店舗に薬剤師として勤務される機会も多いため、1日を通してその店舗の状況を細やかに観察するようにしています。現場の一人ひとりの様子を見守り、対話を重ねることで、どのようなサポートが必要なのかを共に考えながら業務を進めています。また、感覚だけに頼らず数値をふまえた説明や目標設定を行うようにし、店舗の進捗を確認する中で、PDCAサイクルを回すことを大切にしています」
マネジメントにおいて清水が大切にしているのは、本部と現場をしっかりとつなぐ「架け橋」としての役割。メンバー一人ひとりが抱える家庭の事情や希望にしっかりと耳を傾けながら、店舗として無理のない効率的な運営ができるよう、日々のスケジュール作成にも深く向き合っています。
「現場に届いていない情報や、店舗で苦慮している状況を丁寧に汲み上げ、本部とつなげることで、店舗ごとの情報に偏りが出ないよう意識しています。 人員配置に関しては、勤務時間に制約があるメンバーがいても、共に働くメンバーが不安を感じないような体制を整えるよう配慮。 単にその場をしのぐのではなく、今後の会社の動向を見据えた上で、各自が幅広い業務に携われるような運営を心がけています。 こうした調整業務は非常に奥が深く、やりがいを感じる瞬間でもありますね」
さらに、地域住民にとっての「かかりつけ薬局」となるべく、清水は投薬後のフォローアップに力を注いでいきたいと考えています。
「かかりつけ薬局として信頼を寄せていただくには、丁寧な対応や迅速さはもちろんですが、患者さまに最適な服薬指導を提案することが何より大切です。たとえば、患者様の服薬状況を医師と相談したり、投薬後にお電話で副作用が出ていないか確認したり。『ここまで対応してくれるのか』と感じていただけるような医療提供し、それをエリア全体に波及させていきたいと考えています」
自ら手を挙げ、学び、挑戦し続けてつかんだ成長と自信
清水がVドラッグへの入社を決めた背景は、地域密着という弊社の強みを感じた点がありました。学生時代は免疫関連の研究に没頭していましたが、将来を見据えて就職活動をする中で、身近なドラッグストアの可能性に改めて気づいたのです。
「当初は病院を検討していましたが、ドラッグストアこそが地域の方にとって身近で、かかりつけ薬局や在宅対応に最適な環境だと気づきました。私自身、幼少期からVドラッグに親しんでいたことも大きな決め手です。現場の活気に惹かれたのはもちろん、幅広い処方箋を扱う『面薬局』として、医薬品からOTC医薬品まで多角的に学べる点に魅力を感じました。また、ワークライフバランスを大切にしていることや、薬剤師としての業務に専念できる環境も、長く働く上での大きな安心材料となりました」
入社後、地元の高山中央薬局に配属された清水は、そこでの経験が自身の土台になったと語ります。配属先は在宅業務に注力している店舗であり、清水は自ら手を挙げて「在宅プロジェクト」のメンバーに加わりました。これが、清水のキャリアにおける最初の挑戦でした。
「最初の店舗は非常に多忙でしたが、投薬業務や在宅訪問を通じて、薬剤師の基本であるコミュニケーションを学びましたね。次に管理薬剤師となってからは、実務に加えて処方入力や金銭管理、法的事項の遵守といった店舗運営全般の業務を経験しました。さらに薬局長へとステップアップした際は、いかに実績を作り出すかを常に意識し、地域支援体制加算の算定といった成果を出すための仕組みづくりに注力しました」
2024年には指導薬局長、そして2025年にはファーマシーマネージャーへと、着実に歩みを進めてきた清水。しかし、その過程では内面的な成長も求められました。
「以前の私はどちらかといえば大雑把な性格でした。 しかし、多店舗を管理する立場になると、自分の中で理解しているつもりでも、伝え方一つで相手に誤解を与えてしまうことがあると痛感しました。 相手の個性に合わせた説明や伝達を意識するようになったのは、ここ2年ほどの大きな変化です」
また、清水は現状に満足することなく、専門性を高めるための自己研鑽も欠かしません。自らが必要と感じた資格の取得や新しい試みにも積極的に取り組んでいます。
「健康サポート薬局の研修や実務実習指導薬剤師の資格などは、将来を見据えて自ら取得しました。 2025年には、石川エリアで初となる薬学生の実習受け入れを担当。これらの挑戦は私にとって大きな自信となっています」
2度の育休がもたらした学び。相手の立場で考えるマネジメント
これまでの実績の中でも「地域支援体制加算」の取得は大きなことでした。
「地域支援体制加算の取得は、店舗の運営にとって意味がありますが、そこまでの実績を積み上げるのは決して簡単ではありませんでした。それでも、目標に向かってコツコツ取り組むことが大切だと考え、メンバー一人ひとりに『なぜこれが必要なのか』を話し、協力をお願いしてきました。その結果、認定をもらえたときは、本当に心からやりがいを感じましたね」
しかし、リーダーとしての歩みは、決して順風満帆だったわけではありません。ファーマシーマネージャーに着任したばかりの頃を振り返り、清水は自分への反省を込めてこう語ります。
「着任したての頃は、どうしても自分の視点だけで指示を出してしまい、周りの状況が見えない進め方になっていた時期もありました。経営の知識も足りなかったので、本を読んだり動画で学んだりと、夢中で勉強しましたね」
「今は自分の立場からだけでなく、上司や部下、薬剤師、調剤事務、そして患者さまなど、いろいろな立場から物事を考えるよう心がけています。現在でも自分が現場に入り、実務に触れることを大事にしているのも、現場の感覚を忘れたくないからです」
そうした「相手の立場に立つ」という姿勢をさらに深めたのが、プライベートでの大きなライフイベントでした。
「2022年に2週間、2025年に1カ月と、これまでに2度、育児休暇を取得しました。1度目のときは、まだ男性が長期間育休を取る風潮がそれほど広まっていなかったこともあり、2週間で十分だろうと考えていました。ですが、いざ育児生活が始まってみると、慣れるまでは本当に大変でしたね。家事や育児に専念しながら、その合間に自分の休息を取る。そのバランスの難しさを身をもって知ったことは、今の業務の進め方にも活かされています」
「2度目は1カ月の期間をもらいましたが、最近では3カ月や1年といった長期の育児休暇を取る男性社員も増えています。私自身が率先して取得することで、後輩たちが『自分も取得していいんだ』と安心できるような、良いきっかけになればと考えました。周囲の皆さんからも温かく送り出してもらえたので、心置きなく家族との時間に集中できました。こうした温かい環境があるからこそ、また現場で貢献しようという前向きな力が湧いてきます」
経験こそ最大の財産、一歩踏み出す人に広がる成長の景色
今後の展望について、競合他社との差別化を図るためにも、まずは土台となる店舗のサービスのクオリティを上げていくことが目下の目標と、清水は言います。
「現在は各店舗の責任者と相談しながら、取り組むべき項目を決定し、行動に移している段階です。とくに注力したいのは、やはり継続的なフォローアップ。患者さまに『お薬を受け取るとき以外でも気軽に相談できる』と信頼していただけるような取り組みを、エリアの文化として定着させていきたいと考えています。このような店舗をつくっていくには、まず現場が前向きに動ける環境が必要ですので、ファーマシーマネージャーとしてしっかりと支えていきたいと思っています」
自身がリーダーとして成長してきた経験をふまえ、清水は後進の育成に対しても確かな考えを持っています。
「次世代のリーダーを担う皆さんに最もお伝えしたいのは、経験の大切さです。大切なのは、成長のきっかけとなる機会があれば、臆せず積極的に挑戦すること。そして、自らその機会を創り出していく姿勢も欠かせません。私自身も『知識がないから』と諦めるのではなく、『まずは経験して学びたい』という想いを貫いてきました。一歩踏み出すことで自ずと視野が広がり、成長できるはず。中部薬品には、多種多様な店舗があるからこそ得られる貴重な経験が数多くあります。それは皆さんにとって必ず大きな糧となると思いますね」
最後に、これから薬剤師としての一歩を踏み出す方に向けて、中部薬品という環境の魅力を語ります。
「ここは、本人の『挑戦したい』という声を全力でバックアップしてくれる会社です。若い方が背中を追いかけたくなる先輩や、共に切磋琢磨できる同期の存在があり、日々大きな刺激をもらえます。また、教育部門のサポートや研修制度も充実していて、学ぶ意欲さえあれば、どこまでも成長できる環境がここにはあります。私自身、ライフイベントに合わせた配属希望を叶えてもらった一人で、現在は新しい役割に腰を据えて挑戦できています」
「自身の将来を真剣に描き、成長を強く望む方にとって、ここは最高のステージになるはず。温かな雰囲気の中で、新しい仲間に出会えることを心から楽しみにしています」
※ 記載内容は2026年2月時点のものです。
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