アクティブな部活で培った人間関係。ネットワークを広げられる営業を目指す
大学時代は、日本全国各地の安価な宿に泊まって合宿をする「ユースホステル部」の活動に熱中していました。ユースホステルはヨーロッパ発祥の宿泊施設でヨーロッパだけでなく日本全国にあることから、普段の旅行だとなかなか行けない場所にも積極的に出向き、自分たちで企画を立てて集団行動で動いていたんです。
他の大学の部員と一緒にキャンプをしたり、夏休みの時期にはチラシをつくってキャンプ場に地域の子どもたちを呼んでカレーをつくったり。ウォークラリーやクイズを楽しめるレクリエーションなども企画しました。
就職活動を始めたころは、そんな経験もあって旅行業界を目指していましたが、その業界に入って何がしたいかという明確な目的を持っていたわけではなかったので、途中から路線を変更しました。
まだやりたいことがなかったので、とにかくいろいろな会社を見ようと思って業界研究していたとき、大学のセミナーで東洋製罐の人事担当者と話したことをきっかけに、東洋製罐という会社を知ったのです。
包装容器を扱う業界の中で存在感のある大きな企業だと知り、さらに大学OBの社員から「社員同士の関係がフランクで風通しが良い」という話を聞いて興味を持ち、選考試験を受けました。
私自身は和歌山出身。中学校も1クラスでしたし、人との関わりが比較的少ない環境で育ちましたが、大学に進学してからは部活やゼミ、居酒屋やカラオケでのアルバイトでいろいろな人と接する機会が増えていきました。たくさんの人との出会う中で、人間関係の重要性に気づき、社会に出る上でも大切にしているポイントでした。
スタートは内勤業務──お客様と生産部門のコネクト役で得た教訓
2015年4月に東洋製罐へ入社し、大阪府にある茨木工場で研修を受けたあと、同工場の販売課へ配属されました。
そこで、営業担当者と一緒に受注案件のデリバリーを担当する内勤業務を担当しました。充填メーカーのお客様から連日寄せられる発注を生産部門へ伝えたり、各製品の納品予定を確認したりと、社内で調整する役割です。
入社前は缶というと飲料缶だというイメージが強かったのですが、実際に私が扱っているのはエアゾール缶というスプレーの容器や、一般缶と呼ばれるコーヒーなどの嗜好品の粉末のものを入れる容器。注文数も少数から大ロットまで多岐にわたっており、「この製品はこのお客様のもの」とか「この製品は年間でどのぐらい出ている」などの情報を覚えるのに苦労しました。
またその当時、エアゾール缶の生産拠点である滋賀工場の方とは普段は直接会えず、今みたいにオンラインで頻繁にやり取りすることもなく、納期や数量に関しては週に1回の定例会議時にお客様から頂いた情報(納期など)を連絡し、社内共有を図っていました。
それに慣れてしまっていたのでしょうね、ある時、製品の急ぎの納期があるにも関わらず会議当日まで工場へ連絡しなかったことがあって。工場の方や先輩社員から「なぜ早く報告しなかったのか」と注意された手痛い失敗経験もあります。
本来、急ぎの案件はより早く連絡すべきです。生産の入れ替えが発生するケースでも、工場に依頼する前に営業同士で調整するなど、根回しが必要。でも、それができておらず、急遽工場での生産を急いでもらったり、ほかのスケジュールが後ろ倒しになってしまったりと、非常に迷惑をかけてしまいました。
この一件で、お客様の事情は担当している自分しかわかっていないのだ、ということに気づき、工場や先輩にも「早めに知らせること」を大事にするようになりました。
2016年10月に本社販売第一部に異動し、引き続き内勤業務を担当。実際に外へ出て営業活動をするようになったのは、それから2年ほどしてからです。内勤デリバリーのときから外勤営業担当者とはタッグを組んで業務を進めていたので、外勤の人の仕事ぶりは間近で見ていました。ですから、外勤になったときには、「いよいよだ」と奮起したのを覚えています。
新製品を初めて届ける営業担当として駆け回る。部署をまたぎチーム一丸で
外勤営業になってからは大手の充填メーカーや生活品・飲料ブランドを担当。お客様から生の声を聞き、ほかの部署や技術部門などに共有した上で製造に向けて調整を図っていきました。また、見積もりの作成や納品後の支払い確認など、内勤時代には経験していなかった仕事も行うようになりました。
印象に残っているのは、エアゾール缶の新製品である「タックラベル缶」を立ち上げ、社内で初めてお客様にお届けしたことです。従来のエアゾール缶の加飾は、缶への直接印刷もしくは、無地缶に紙ラベルを巻くかのどちらかです。直接印刷は小ロット品の生産に向いておらず、また紙ラベルはお客様先で充填後にひとつひとつ手作業で貼ることが多いためコストが高いという課題がありました。
しかし、タックラベル缶は印刷したタックシールを無地缶に巻き付けた状態でお客様へ納品するため、小ロット品を効率よく生産することが出来るようになったのです。
そこで、タックラベル缶のサンプル缶を各お客様に持参して、メリットを丁寧に、そして熱意を持ってお客様へご紹介したところ、私が担当しているお客様が真っ先に発注してくださったのです。
初めてのことなので想定もしていなかった問題も発生しました。何度も社内で会議をして、何パターンもテストをするなど大変なことも正直ありました。でも、社内のいろいろな部署の方と関わりながら、納期に合わせるために連携して必死で取り組んだのです。
最初の納品の時には、品質担当者や技術担当者と一緒にお客様の工場に行き、生産に立ち会いました。お客様の関係者の中でも日頃会っていない方ともいろいろと話すことができ、「助かりました」という声をたくさんいただき、報われたな、と。
こういった経験を通して、今では営業だけがお客様への営業活動をしているのではなく、開発担当から工場、そして営業まで会社全体がチーム一丸となって、お客様へ東洋製罐の製品を届けるのだ、という考えを大事にしています。
東洋製罐の製品を多くの人の手に。容器のキャパシティー広げる営業活動を
私は営業社員として、自立して何か自分で1つ成し遂げたいという目標があります。そのためにも、新商品の開拓に限らず、今までお会いしていないお客様にも東洋製罐の商品をもっと知っていただき、間口を広げる活動ができれば、と考えています。
たとえば、金属缶は飲料缶やスプレー缶のイメージが強いかもしれませんが、「もっといろんな分野に売り込めにいけるのではないか」と思っています。
仕事を離れても、製品のことを考えてしまいます。雑貨店などに足を運んで「これはうちの缶かな」「こんなものもあるんだ」と、職業病のような感じでいろいろな缶を観察してします。
新規開拓していろいろな人に東洋製罐の容器を使っていただけるようにしていきたい。これが私の想いです。
また、東洋製罐は、入社前にイメージしていた通り、人間関係がとても良い会社です。各工場でワンチームという意識で動いているし、案件整理のために課内で打ち合わせをする際にもいろいろなレクチャーや指示をいただけますし。普段は冗談も言いあえます。またコロナ以前は部署内の人たちと飲みに行くことも多かったです。
私自身、入社して7年ほど経つので、もう中堅の社員。新入社員や若手が増えてきているので、相談にのってあげられるような人を目指したいですし、社内外で信頼される人になりたいです。
