Webエンジニアは、インターネット上で情報やサービスを提供するために欠かせない存在です。最先端の技術を駆使して、私たちの日常に革新をもたらしています。しかし、その仕事内容や魅力について詳しく知る機会は意外と少ないのではないでしょうか。
本記事では、実際にWebエンジニアとして働く人々の声を通して、この職種の実態に迫ります。Webエンジニアの業務内容から活躍の場、仕事のやりがい、どのような人がWebエンジニアに向いているのかまで解説しますので、就職・転職活動中でWebエンジニアをめざしている方や、この職種に興味がある方は情報収集にぜひ活用してみてください。
「Webエンジニア」の仕事とは?
Webエンジニアは、ITエンジニアの中でも、Webサイトやモバイルアプリ、Webシステムなど、インターネットを通じたサービスを設計・開発・運用する技術者です。
日々の生活に欠かせないWebサービスを支え、より便利で快適な世界の実現に貢献しています。
ここでは、Webエンジニアの具体的な仕事内容について詳しく見ていきましょう。
▲ITエンジニアの職種例
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▶︎Webエンジニアはどういう企業で活躍している職業?
Webエンジニアが活躍するフィールドは幅広く、Webサービスやモバイルアプリの運営会社を始め、ECサイト、ニュースメディア、SNSなどを提供する企業で働いています。
またシステム開発会社やWeb制作会社など、クライアントからの依頼を受けてWebシステム・サイト・アプリの設計開発を行う企業でも、Webエンジニアの力が不可欠です。
近年ではあらゆる業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、Webエンジニアの需要は高まっています。
▶︎Webエンジニアはどのような分類ができる?
Webエンジニアは大きく、次の3つに分類されます。
・フロントエンドエンジニア
・バックエンドエンジニア
・モバイルエンジニア
フロントエンドエンジニアは、利用者が直接目にするWebサイトやアプリの表示部分を設計・開発します。HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を用いて、デザインを忠実に再現しつつ、見やすく使いやすいUI/UXを実現するのがフロントエンドエンジニアの役割です。
バックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの裏側で動作するシステムや、データベースの設計・開発を担当します。Ruby、Python、PHP、Javaなどの言語を用いて、Webサイトやアプリの機能や処理部分を実装します。
モバイルエンジニアは、スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションを設計・開発・テスト・保守します。モバイルデバイス特有の機能とユーザーインターフェースにフォーカスし、Swift、Kotlin、Objective-C、React Nativeなどの言語やフレームワークを用いて、モバイルアプリの開発を行います。
▶︎Webエンジニアの業務
Webエンジニアの主な業務内容は、以下の通りです。
・企画/要件定義
クライアントなどの依頼主の要望をヒアリングし、Webサイトやアプリケーション作成の目的、機能、ターゲットユーザーなどを明確にします。その上で、実現するための仕様を決定していきます。
・設計/開発
要件定義に基づき、Webサイトやアプリケーションの設計を行います。フロントエンドエンジニアはデザインを基にUIを作成し、バックエンドエンジニアはサーバーサイドのシステムを構築します。各種プログラミング言語を駆使して、機能を実装していきます。
・テスト/デバッグ
開発したWebサイトやアプリケーションに不具合がないかテストを行い、問題があれば修正します。さまざまなデバイスやブラウザで正しく表示・動作するかチェックするのもWebエンジニアの重要な仕事です。
「Webエンジニア」の仕事の魅力
Webエンジニアの仕事には、以下のような魅力があります。
・アイデアを形にできる
Webエンジニアは、自分の提案やアイデアをWebサービスとして実現できることもあります。世の中に新しい価値を提供し、多くのユーザーに喜んでもらえるやりがいを感じられるでしょう。
・最先端の技術に触れられる
Webの世界では常に新しい技術が生まれています。Webエンジニアはそれらの技術を積極的に学び、自らのスキルを高めていくことができます。テクノロジーの進化とともに成長できる職種だと言えます。
・ユーザーの反応を身近に感じられる
Webエンジニアが開発したサービスは、リリース後ユーザーに使ってもらえます。ユーザーの反響やフィードバックを通して、自分の仕事が人々の生活に与える影響を実感できるでしょう。
・リモートワークで柔軟に働ける
Webエンジニアはパソコンひとつあれば、場所を選ばず働けることが多いです。在宅勤務やノマドワーカーといった柔軟な働き方を選択でき、プライベートとの両立もしやすいでしょう。
・市場価値が高い職種
Webエンジニアの需要は年々高まっています。今後も高い市場価値が見込まれる、将来性もある職種です。
Webエンジニアに向いている人とは?
さまざまなやりがいがあるWebエンジニア。この仕事に向いている人として、4つの例をご紹介します。
1. 論理的思考力と問題解決能力が高い人
Webサービスの開発では、複雑な機能を実現するために論理的にプログラムを組み立てる必要があります。また、バグやエラーに直面した際に原因を突き止め解決するためにも、論理的思考力と問題解決能力が求められます。
2. 学習意欲があり、変化を受容できる人
Webの世界では新しい技術が次々と登場します。学習意欲が高く、技術の進化に柔軟に適応できる人も適しているでしょう。
3. 目的を持ち主体的に取り組める人
プロジェクトの目的や期限を意識し、サービスの価値を高めるために何をすべきかを考え、自発的に行動できる目的意識の高さも、Webエンジニアとして成果を出すために必要な資質。とくに優れたWebサービスを開発する上で、ユーザーの立場に立って考え、使い勝手や体験価値を追求する姿勢は大切です。
4. コミュニケーションを取りながら進められる人
Webサービス開発はチームで進めるプロジェクトであるため、エンジニア同士だけでなく、他の専門性を持つメンバーとも円滑にコミュニケーションを取り、協力して働ける人がWebエンジニアに向いているといえます。
Webエンジニアとして働く方々の実際の仕事とやりがい
実際にWebエンジニアとして働く方々は、具体的にはどのような業務をしていて、どんなやりがいを感じているのでしょうか?実際の声をピックアップしました。
※ 記載の情報は記事公開当時の内容です
▶︎Bee2B株式会社
事業内容:フロントエンド開発、システム構築・保守、インフラ構築・保守、ディレクション、プロジェクトマネージメント、UI・デザイン、Android・iOSアプリ開発、Webサービス運用
・仕事内容:バックエンドエンジニアとして業務委託の案件に従事
・やりがい:
島本さん 「お客さまから最初にいただくご要望から要件を切り出して実装を進めていくのが一般的ですが、CtoCレビューサイトの案件で要望通りに実装してみたところ、マッチングの精度が不十分だと気づいたことがありました。精度を高めようと、お客さまからいただいた情報を駆使しつつ、SlackやGitHub上で展開されていた事例なども参考にしながら試行錯誤したところ、とても良い方法が見つかったんです。
それをお客さまに提案したところ、大変喜んでいただけました。転職する動機ともなった、『自分で考え、提案する』ことが実現できた瞬間です。お客さまにとって良いサービスづくりに貢献できたことにやりがいを感じました」
→ストーリー:顧客の期待の一歩先へ──サービスファーストの精神で開発に挑む若手エンジニアの信義
▶︎フリー株式会社
事業内容:主に個人事業主や中小企業向けに会計・人事労務等のバックオフィスを支えるクラウド型ソフトウェア(SaaS)を提供
・仕事内容:既存機能の改善や既存のお客様のサービス体験の向上に注力するグロースチームにて「freee会計」の機能開発に従事
・やりがい:
添田さん 「PdMとミーティングをして新機能や機能の改善を決め、どう作るのが現実的かエンジニア間で意見を出し合い、少しずつ形にしていった経験は楽しかったですね。自分たちの施策によって数字が上がったことも嬉しく、成功体験として自分の中に残っています。
また、エンジニアの原体験として、前職時代に足りていないところはなんでも自分でやらないといけなかった状況は、大変だったとはいえ働いていて充実感があったのですが、当社でもそれと同じような感覚になりました。
やらされている感が少なく、自発的だったからだと思います。それを、さらに大きな組織で、多くのユーザーさんに向けて挑戦できたことにやりがいを感じていました」
→ストーリー:当事者意識がマジ価値につながる──グローバルチームでマネジメントに挑戦する想い
▶︎株式会社 エル・ティー・エス
事業内容:企業向けコンサルティングを中心としたプロフェッショナルサービス事業、企業のIT人材不足を解消するプラットフォーム事業
・仕事内容:お客様の顧客管理システムの開発案件を担当。エンジニアとして、画面の設計や実装、開発環境の整備などに従事
・やりがい:
荒谷さん 「1年目は自社開発チーム、2年目以降はデリバリチーム(受託開発)に参加。自社開発チームは、開発手法としてアジャイル開発を取り入れており、フルスタックに開発をしながら開発チームのリーダーも経験させてもらい、柔軟な対応力の必要性、チームビルディングの大切さを学びました。
一方、デリバリーチームの案件はウォーターフォール型が多く、かつお客様ありきの仕事であるため、当然ながらお客様が望む納期や予算感に応じて、お客様のご要望に沿う形でシステムを構築しなければいけません。一定の制限がある中でいかにクオリティを高め、お客様が必要としているアウトプットを出すかが求められる点が難しくもあり、やりがいにもつながっています」
→ストーリー:苦しいときこそ、+αの仕事を──社内外で必要とされる存在を目指す3年目の眼差し
▶︎株式会社日立製作所
事業内容:幅広い分野におけるデータとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業
・仕事内容:金融機関の各サービスをインターネットやアプリ上で提供するための基盤となる「Branch in Mobile」の開発リーダーを担当
・やりがい:
中西さん 「本当に自分がやり切れるのかと自問するほど困難なプロジェクトばかりでした(笑)。実際、毎日のように新しい課題に直面しています。どうやったらできるのか、すごくすごく考えて、それでも失敗をして、少しずつ改善していく。その先にプロダクトが形になって、『ああ、やり切った!』と思えるタイミングが来るんです。その瞬間は、何ごとにも代えがたいやりがいを感じますね。リリースされたツールをメンバーと触りながら喜び合っています(笑)」
→ストーリー:日立という大企業を使いこなせ!支えがあるからこそできる“背伸び”した挑戦
▶︎株式会社ゆめみ
事業内容:インターネットサービスを主とした開発・制作・コンサルティングの内製化支援、デザイン・イネーブルメント支援、モバイルアプリ開発(iOS、Android、Flutter)、デジタルメディアコンテンツ運用、自社サービス運営
・仕事内容:モバイル用アプリのAPIと、運用のためのCMSのAPI設計や開発を担当
・やりがい:
野澤さん 「働いていてやりがいを感じる瞬間は、やはり自分の開発した機能がユーザーの手元に届いたとき。自分の担当領域の開発が完了してから実際にユーザーに届くまでには時差があるのですが、自分のスマホで触れるようになった瞬間はすごく嬉しいですね」
→ストーリー:「学び」を大事にする企業文化。親身なサポートのもと目指すのは、人望あるエンジニア
▶︎NECソリューションイノベータ株式会社
事業内容:システムインテグレーション事業、サービス事業、基盤ソフトウェア開発事業、機器販売
・仕事内容:中央省庁クラウドシステムプロジェクトにて、必要なテストデータの作成やテスト実施、開発環境の整備、データベースの設定等のあらゆる業務に従事
・やりがい:
P.Dさん 「これまでの業務の中で、もっとも印象に残っている出来事は、中央省庁クラウドシステムプロジェクトに参加したときのこと。当時のチームメンバーは私を含め3名のみ。私たちチームは、性能評価を行う必要があり、その期間は約1カ月とタイトなものでした。
その評価のために、必要になるシステムの最大データ算出、大容量データ生成スクリプトの製造、データを投入して、動作確認を行いました。その膨大なデータ量が正常に動くかどうかを確認し、動かない場合は何が原因なのかを追究。そして、どこをどう修正すればいいのか対策を練り、実際に開発チームにどう指示すれば対処できるのか。これらすべてを、たった1カ月という短いスケジュール内で迅速に遂行できたことは非常に嬉しかったですし、達成感もありました。
また、これまではバックエンド開発が中心で、部分的に担当していたため、最終的にどう動いているのかあまり見る機会がありませんでした。ですが中央省庁クラウドシステムプロジェクトのような大きな規模の案件ですと、プログラムが実際に動いている最終形を見ることができ、大きな達成感を得ることができました」
→ストーリー:福岡での暮らしを楽しみながら。膨大なデータを扱う中央省庁クラウドシステムを開発
▶︎株式会社NTTデータ
事業内容:システムインテグレーション事業、ネットワークシステムサービス事業、その他これらに関する一切の事業
・仕事内容:大手通信会社をお客様として、キャッシュレス決済サービスの利用促進を目的としたプロダクトサービス開発を担当
・やりがい:
宮崎さんがこれまでを振り返って感じているのが、自らのキャリアの礎は入社後に携わったミッションクリティカルな大規模開発の経験だということです。
「責任重大で、ひとつのミスが数千万人へ影響を与えてしまう可能性もあり、強いプレッシャーを感じていました。ときにはつらく感じることがありましたが、お客様からの依頼にしっかり対処できたり、それに対して感謝の言葉をいただけたりすることでモチベーションを感じて、乗り越えられたように思います。加えて、社会のインフラを支えているという自負もありました。
そして、当時の経験は確かなスキルや知識となり、今のキャリアへとつながっています。だからこそ、大変ではあったものの、先を見据えながら頑張れたのだと思っています」
→ストーリー:大規模開発の経験がキャリアの礎に──自ら考えて行動し、手繰り寄せる新たな未来
▶︎株式会社ギックス
事業内容:アナリティクスを用いた、データインフォームド事業(データを活用した各種コンサルティング業務およびツールの研究・開発、ツールを用いた各種サービスの提供)
・仕事内容:プロダクトのひとつ、「マイグル」のバックエンドエンジニアを担当
・やりがい:
柳さんが未経験でプロダクトを開発する部署へ異動して初めて戦力になれた実感を持てたのは、異動して4カ月がたったころでした。
「1つある程度まとまった機能を作り、無事リリースできたのがそのころでした。エンジニアとしてひとつ価値を出せたと感じられましたし、終わったときの安堵感や、実際に問題なく動いている様子を見て満足感を得られたことは今も覚えています。
今は、コードを読んでいるときに成長を感じます。エンジニアにとって、コードを書くことはもちろん、読むことも大切な作業のひとつ。学びのために読むことに加え、業務としてコードレビューで読むこともあり、コードを読む力は重要なスキルだと感じています。いつもと同じように読んでいるのに、前よりもスラスラ読めていると感じられたとき、自分の成長を実感しますね」
→ストーリー:希望のもと未経験でエンジニアへ。成長を支える、メンバーのサポートと試行錯誤の日々
Webエンジニアは、現代社会に欠かせないWebサービスを支える重要な存在です。最先端の技術に触れながら、アイデアを形にし、ユーザーに価値を提供できるやりがいのある職種です。論理的思考力や問題解決能力、学習意欲、チームワークを持ち合わせた人には、Webエンジニアは有力なキャリアパスの一つといえるでしょう。
Webエンジニアのスキルを身につけることで、柔軟な働き方を実現しつつ、市場価値の高い人材として活躍することができます。今こそ、Webエンジニアに挑戦するチャンスです。
talentbookには、ほかにもWebエンジニアとして働く方々のストーリーが多々あります。この仕事に興味を持たれた方はぜひあわせてご覧ください。
