就職活動を始める際に、多くの就活生が自己分析を行い、自分自身の強みや弱みを明確にします。その中で、強みとして行動力があったり、迅速に行動したり、スムーズに行動することを指す、「フットワークの軽さ」を挙げる方も多いでしょう。
フットワークの軽さは、普段の仕事はもちろんのこと、キャリアアップやキャリアチェンジなど、挑戦や行動力が求められるタイミングで非常に重要になってきます。
そこで本記事では、フットワークが軽い人の特徴をおさらいしつつ、実際にフットワークの軽さを活かしているビジネスパーソンの事例を紹介していこうと思います。
自分の強みが仕事にどう活かせるのかを知りたい方はもちろん、「フットワークを軽くしたい!」という方もぜひヒントにしてみてください。
フットワークが軽いってどういうこと?
あらためて、「フットワークが軽い」とはどういうことなのかをおさらいするために、フットワークが軽い人の特徴をご紹介します。
・行動力がある
目の前のやるべきことに対してすぐに取り掛かることができる、アイデアが思いついたらすぐに行動に移してみる人が多いでしょう。「フットワークが軽い」というとまず想起するのがこのような方ではないでしょうか?
・積極的に挑戦する
新しいことをはじめたり、新しいコミュニティに飛び込んだりと、少し勇気が必要なことであっても、積極的に挑戦する方が多いでしょう。
・柔軟性を持っている/臨機応変に対応できる
状況が変わった時やトラブルが発生した時に、柔軟に物事を捉え、臨機応変に対応できる方も多いです。
・計画性がある/タイムマネジメントがうまい
あらかじめ計画を立てることで、効率的に行動したり、時間をうまく使うことで行動力を上げている方も多いでしょう。
・好奇心が強い
新しいものごとに対する興味や関心が強い方も多いです。好奇心に行動力が組み合わさることで、フットワークが軽いという印象を抱かせる方が多いでしょう。
・学習意欲/成長意欲が強い
好奇心の強さと近しいものですが、常に新しいことを学びたいという方も多く、成長につなげている方もいます。
・コミュニケーション能力が高い
持ち合わせた行動力から、積極的にコミュニケーションを取りに行けることに加えて、柔軟性や好奇心の強さを発揮し、適切な会話選びを行い、より良い人間関係を構築している方が多いでしょう。
・ポジティブ
積極性や挑戦心だけでなく、たとえ失敗してしまっても糧としながら改善したり、別の選択を取ったりと前向きな方が多いでしょう。
一部の例をご紹介しましたが、フットワークを軽くしたいという方は、こうした点を意識してみると良いのではないでしょうか。
フットワークの軽さを活かしている人・意識している8人の事例
ここからは、持ち前のフットワークの軽さを仕事に活かしている方、またフットワークを軽くしようと意識している方の事例をご紹介していきます。フットワークが軽いということは、どんなメリットがあるのでしょうか?
※ 掲載内容は記事公開当時の内容です
▶︎インフロニア・ホールディングス株式会社
・事業内容:インフラの企画提案、設計、建設、運営・維持管理までのあらゆる建設サービスの提供および建設(土木、建築)、舗装及び建設機械の製造・販売等を営む傘下子会社およびグループの経営管理ならびにこれに付帯または関連する一切の事業
・仕事内容:監理技術者としてトンネル工事の現場を指揮
忙しく仕事をこなすなかで、帰宅後には資格取得のための学習時間も設けていると言う平さん。これまでに1級土木施工管理技士やコンクリート技士、甲種火薬類取扱保安責任者など、積極的に資格を取得してきました。
平さん 「『テキスト数ページだけ』、『1時間だけ』という気持ちで取り掛かって、毎日コツコツと。先輩からもらった参考書の分量を見て、いつごろからどれくらいのペースで勉強すれば間に合うかを考え、計画的に試験に臨んでいます」
→ストーリー:まかされた役割を全うしてきた──若き現場指揮官を掻き立てる責任感と向上心
▶︎株式会社ウェルカム
・事業内容:小売及び飲食業を通したライフスタイル事業、輸入食品および加工食品等の製造・販売、カフェの運営
・仕事内容:レストラン「REVIVE KITCHEN TRHEE」のマネージャー
畑澤さんは客室乗務員として3年間勤務し、自分がやり切れたと思うタイミングで退職を決意。自身の挑戦したいことに向かって新しいスタートを切る決断をしました。
畑澤さん 「航空会社を退職した後は、やりたいと思った仕事に挑戦しました。おしゃれな場所で働きたいなと思ってカフェで働いてみたり、派遣会社で働いたりしました。その後、知り合いの紹介でIT企業に初めて事務職として就職しました」
しかし次第に「人と接する仕事をしたい」という気持ちが強くなっていったと言います。それと同時に大学時代からぼんやり思っていた「夢」の存在が畑澤さんの中で大きくなっていきます。(中略)
ゲストハウスの中で小さい『レストラン&バー』をやりたいなと考えているので、飲食業界で経営・運営についてしっかり学ぶため、新たに転職活動をスタートさせました」
自分の夢を実現するために再出発をした畑澤さん。そこで出会ったのがウェルカムのARH(レストラン事業)グループです。(中略)
ウェルカムで成し遂げたい今後のビジョンがあります。
畑澤さん 「2つあります。1つめは、メンバーと家族のようなチームを作ること。お店にとって何よりも欠かせないのはメンバーです。試練があればみんなで乗り越え、嬉しいことは共有したいですし、メンバーがここにいる存在意義を感じてもらえたら一番うれしいです。そのためにメンバーとのコミュニケーションは欠かせません。『さっきの接客良かったよ』『料理の提供スピードいい感じですね!』や些細なことでも伝えるように意識しています。
2つめは、失敗を恐れず挑戦していきたいです。人生は一度きり。マネージャーとしてまだ目に見える成功体験はありません。いいお店を作っていくために、やりたいと思ったことにはフットワーク軽く挑戦し続けます。『すべての経験は財産になる』のでやらずに後悔はしたくありません。また在りたい姿として、マネージャーとしてではなく人として『常に芯のある、柔軟性がある女性』でいたいなと思います。誰かがつらいと感じているときに、その悲しみを受け止められる存在になりたいです」
→ストーリー:心地いい空間を作りたい──新人賞を受賞したマネージャーが語る仕事への想い
▶︎株式会社 エル・ティー・エス
・事業内容:コンサルティング(ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、HRコンサルティング)、ビジネスプロセスマネジメント、デジタル活用サービス
・仕事内容:エンジニアとして顧客管理システムの開発を担いながら、後輩の教育や中途採用の書類選考などにも携わる
荒谷さん 「一方で、苦労したことも少なくありません。最も印象的だったのが、デリバリーチームに参画してまだ間もないときのことです。
仕事の進め方も開発言語も自社開発チームと大きく違ったので、環境に慣れることがまず大変な中で、プロジェクトの納期の関係でいち早くキャッチアップし遅れを取り戻すことが求められていました。
そんな中で私が心がけていたのは、「こんなときだからこそ、少しでも自分にできることを増やしてより効率的に仕事を進めよう」ということでした。
たとえば、そのプロジェクトでは、フロントエンドとバックエンドの担当者を分けて作業を進めていたのですが、フロントエンド担当だった私はバックエンド側の勝手がわからず、バックエンド担当者への確認事項や修正依頼が多く発生し、もどかしく感じていました。
もし私がバックエンドのことを理解すれば負担を減らせるのでは……。と考え、バックエンドのキャッチアップを進め、小さな仕事から徐々にバックエンド側の開発も引き受けていったんです。結果的に、担当したタスクをスムーズに進めることができ、自分のスキルアップにもつながり一石二鳥でした。苦労した思い出であると同時に、頑張った自分を誇らしく思えた出来事でもありました」
→ストーリー:苦しいときこそ、+αの仕事を──社内外で必要とされる存在を目指す3年目の眼差し
▶︎農林中央金庫
・事業内容:食農ビジネス、リテールビジネス、投資ビジネス
・仕事内容:JAバンク業務革新部 情報系渉外班に所属しシステム系の業務を担当しながら、DXを推進する業務にも携わる
熊本さんが仕事を進めるうえで大切にしているのは、いつもフットワークを軽くしておくこと。
熊本さん 「なるべくフットワークを軽くして、どんなボールでも積極的に拾いにいくようにしています。どんなことでも選り好みせず、とりあえず試してみるよう心がけているんです。システムの分野では、入ってきた情報をよくよく精査してみると、『こことここがつながって、目の前の仕事と結びついている』ということが案外少なくありません。
ですから、『自分に直接関係ないから』とすぐに謝絶するのではなく、いったん自分の中で反芻してみるようにしています」
そんな熊本さんの今後の目標は、“専門性とゼネラル性の両方を持った人材”になること。
熊本 「プロフェッショナルになればなるほど、親しみにくい印象を抱かれがちな分野なので、親しみやすい専門家になりたいです。
いろいろなことを知っていれば、困ってる人を助けてあげることができますし、その分自分にも返ってきて、結果的に得をすることも。専門的なところには全力で取り組みつつ、自分の本来の射程から外れるようなところもカバーできるような人になれるといいですね」
自ら積極的に行動した結果、“適職”と出会い、その道を極めることを決断した熊本さん。専門性とゼネラル性を兼ね備えた、新しいタイプのプロフェッショナルを目指して、これからも奮闘を続けます。
→ストーリー:総合職から、IT領域のスペシャリストへ。未知の領域で出会った“適職”
▶︎株式会社不二越
・事業内容:材料から加工技術、機能部品、そしてロボットまで多彩な事業・技術をあわせ持つ総合機械メーカー
・仕事内容:自動車や産業機械に使われる軸受の設計を担当
こういった一通りの作業ができるまでにかかった期間は、約2年。その間、K.E.は問題に直面したり、色々な失敗を経験したりもしましたが、持ち前のフットワークの軽さで、先輩社員の協力を得ながら乗り切りました。
K.E. さん「自分で1時間考えて答えを探すよりも、10分考えてわからなければ、人に聞く方を選択します。優しい先輩がたくさんいたので、いろいろと教えてもらいました。社会人としての土台づくりの期間だったと思います」
→ストーリー:出向で加速した逆算思考。技術力と「自分だけの価値」を武器にゴールを見据える
▶︎株式会社 武蔵野銀行
・事業内容:銀行業
・仕事内容:法人営業として約70社の顧客を担当
その後、先輩行員の後を引き継ぐかたちで日暮は担当エリアを任されることに。現在は法人営業として約70社の企業と、約30組の個人顧客を担当しています。
日暮さん 「営業としてまず大切なのは、顔と名前を覚えていただくこと。持ち前のフットワークの軽さを活かして、できるだけたくさんのお客様を訪問するようにしてきました。お近くに寄った際に、ひと言ごあいさつ差し上げるためだけに顔を出すこともあります。
前任がこれまであまり訪問できていなかったお客様ともお付き合いをさせていただいていて、独り立ちしてまだ1カ月ほどですが、新たな融資の相談が2件ほど進んでいます」
→ストーリー:地域共存の実現に向け武蔵野銀行ならではの施策を。顧客第一を貫く2年目行員の現在地
フットワークが軽い人の特徴や、フットワークの軽さを活かして活躍している方の事例をご紹介してきました。もちろん、フットワークが軽すぎるあまりに、立てた計画が疎かになってしまったり、リスクを見落としてしまったりという可能性もありますが、行動数が多ければチャンスも増えますし、行動が早ければできることも増えます。
意識次第で身につけられるものでもありますので、今回ご紹介した特徴や事例をヒントに、フットワークの軽さを身につけてみてはいかがでしょうか?
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