部活動で育んだコミュニケーション力。人を笑顔にできる場所を求め、武蔵野銀行へ
大学では法学を専攻する一方、政治への関心から政治経済や国際政治を中心に学んだ日暮。学業と並行して打ち込んでいたのが部活動でした。
「勉強以外に何か熱中できるものを探していて選んだのがラクロスでした。マイナーなスポーツであるため、ほとんどの学生にとって大学がスタートライン。努力しただけ成果につながると考えたのが理由です。
実家のある埼玉から大学まで1時間強。平日は毎朝4時台に起きて7時からの早朝練習に参加するのが日課というハードな生活で、入学時に30名ほどいた同期の数は、引退するころには8名になっていました。
務めたポジションはMF。コート上を縦横無尽に駆け回って攻守で活躍し、勝敗を大きく左右するポジションです。自主練にも励み、新幹線の高架下などでコンクリートを相手にひとり壁打ちしたこともありました」
体力の限界と戦いながらも、日暮に退部する選択肢はありませんでした。強い意志の背景には、高校時代の挫折経験があったと言います。
「高校生のとき所属していた部活を途中で挫折。大学受験にも一度失敗していて、それまで何かを最後までやり抜くことが苦手で、自分に詰めの甘さがあると感じていました。今度こそは絶対に最後までやり遂げる。そう自分と固く約束していました」
部活動を通じて多くを学んだ日暮。とりわけいまに活きていると話すのが、仲間と目標を共有し、全員が同じ方向に向かって努力した経験です。
「私が通っていた大学は強豪とは言えませんが、上位リーグ昇格をめざして懸命に汗を流していました。しかし、中には本気で上位リーグへ昇格しようと考えている部員もいれば、そうでない部員も。私は組織をまとめる立場にはありませんでしたが、やる気のないメンバーにも働きかけ、チームをひとつにしようと取り組んだことが成長につながったと感じています」
一方、日暮は当時、部員集めにも力を注いでいました。
「大学2年の終わりに新型コロナウイルス感染症が流行り始め、後半の2年間はほとんど学校に行きませんでした。そのため新入部員の獲得には苦労しました。ラクロスは交代人数が多く、実戦的な練習も増え、人数が多い方が有利であり、チームの底力アップに直結します。そこで部員を集めようと始めたのがSNSを使った勧誘活動です。
対面授業がないために交友関係を広げられない新入生にとって、学生と関わりたいというニーズがあると察知し、新入生一人ひとりにDMを送ってアプローチしていきました。公園などで何十回と体験会を開催し勧誘活動を続けた結果、新入部員をほとんど獲得できていない部活動もあるなか、新たに15人の部員を集めることができました」
部活動を通じて人と関わり、手ごたえと適性を感じた日暮。他人の気持ちを汲み取り、ひとりでも多くの人を笑顔にできる仕事を求めて出会ったのが、武蔵野銀行でした。
「就職活動の軸としていたのは、さまざまな人と接し、支え、そして笑顔にできる仕事かどうか。もともと人と話すことが好きでしたが、部活動のメンバーや新入生らと深く交流する中で、人と密接な関係を築けるような仕事に就きたいと強く思うようになりました。
武蔵野銀行を選んだのは、『地域共存』『顧客尊重』という理念のもと、地元住民に徹底して寄り添う企業だと感じたからです。自分の信念と共鳴するのを感じ、入行を決めました」
法人営業として約70社を担当。徹底して相手目線に立つことが信頼関係構築の礎に
ジョブローテーションによる窓口課、融資課での勤務を経て、日暮が1年目の終わり頃に配属されたのが営業課。ここでは約半年にわたって先輩行員のもとで業務の基礎を学びました。
「当行では幅広い商品を扱っています。最初に紹介した商品がお客様にフィットしなかったからといって、そこで諦めていてはお客様に寄り添った提案はできません。たとえば、キャッシュレス端末でなければ、次は自動入金サービス、その次はインボイス対応商品という具合に、お客様のニーズに懸命に応えようとする先輩の姿を見て、『お客様目線』のなんたるかを学びました」
その後、先輩行員の後を引き継ぐかたちで日暮は担当エリアを任されることに。現在は法人営業として約70社の企業と、約30組の個人顧客を担当しています。
「営業としてまず大切なのは、顔と名前を覚えていただくこと。持ち前のフットワークの軽さを活かして、できるだけたくさんのお客様を訪問するようにしてきました。お近くに寄った際に、ひと言ごあいさつ差し上げるためだけに顔を出すこともあります。
前任がこれまであまり訪問できていなかったお客様ともお付き合いをさせていただいていて、独り立ちしてまだ1カ月ほどですが、新たな融資の相談が2件ほど進んでいます」
営業として数字を意識することは普段ほとんどないと話す日暮。そんな営業スタイルが功を奏してか、融資以外にこんな成果も。
「新規のお客様に当行のキャッシュレス端末を導入いただいたことがありました。コストや集客の面でのメリットから機械の操作方法まで、理解いただけるまで何度も訪問して丁寧に説明したのを覚えています。
そんな折、地元で開催されるカラオケ大会に参加することになったんです。私がトップバッターとして舞台に上がり、趣味のウクレレを手に熱唱。会場は歓喜の渦に包まれ、会場にお招きしていたそのお客様にも大いに喜んでいただきました。
そのおかげで成約に至ったのかどうかは定かではありませんが、この一件でお客様との距離感がグッと縮まったと感じています」
まだ2年目ながら着実に成長を遂げてきた日暮。顧客と接する上で、大切にしてきたことがあります。
「相手の立場になって考えることを一貫して心がけてきました。当行と他行の商品に実質的な差はありません。まずは重要なのは、『この人から買いたい』『この人から融資を受けたい』とお客様に思っていただくこと。それがお客様と武蔵野銀行との関わりを深めていくことにつながればと考えています」
失敗を糧に成長。顧客との交流がかけがえのない学びに
ここまで銀行員として順調にキャリアを歩んできたかに見える日暮ですが、数々の失敗も経験してきたと言います。
「つい先週もこんなことがありました。あるお客様から融資の相談を受け、決算書をいただいて行内で稟議を進めていたのですが、そうしている間に資金繰りの目処がつき、取引が見送りになったことがありました。
手続きに手間取っていたわけではありませんが、融資の可否が決まるまで、お客様は不安だったと思います。融資実行までのスケジュールや手続きの進捗状況をもっと丁寧にお伝えしておけば、そのような思いをさせることもなかったのではと、お客様の立場に寄り添いきれていなかったことを痛感し、深く反省しています」
また、こんな意外な面での苦労もありました。
「社会人としての基本的なマナーを身につけるのには苦労した自覚があります。中でもとくに難しかったのが言葉遣い。お客様に対して失礼のない話し方ができるように、いまも勉強中です。
学生のころは、社会人2年目ともなれば一人前になっていると思っていましたが、まだまだ未熟。これから学ぶべきことが山ほどあると思っています」
一方、法人営業としてさまざまな経営者と交流を重ねてきた日暮。そこから貴重な学びが得られていると言います。
「経営者の方々は一様に、若いころから育んできた独自の人生観をお持ちです。過去の偉人が残した格言や名言を単なる言葉としてではなく、自らの哲学へと昇華させ、それを経営やビジネス戦略に反映させている様子を見て大きな影響を受けてきました。私もそうした確固たる軸を築き、仕事に活かせるよう努めたいと思っています」
若手に開かれた挑戦への扉。大きな裁量権と貴重な経験が成長を育む
入社して1年半になる日暮は、武蔵野銀行で働く魅力についてこう述べます。
「他行で働く友人らの多くと比べても、若手のうちから様々なお客様の担当を任せてもらえるのは武蔵野銀行だからこそ。とても貴重な経験ができていると実感しています。
また、中小企業のトップと交流する機会があるのも、地元に根ざした地域金融機関として地域の経済や社会に貢献している当行ならではです。高い志を持った経営者の方々と同じ景色を見ながら、ビジョンの実現をサポートできることが私のモチベーションになっています」
また、日暮が自分らしく成長してこられたのは、仲間の支えがあったからこそ。風通しの良い組織風土があることも同行の魅力のひとつだと言います。
「職場の皆さんは親切な方ばかり。どれほど忙しいときでも、いつでも手を止めて丁寧に指導してくれます。支店長が隣の席に座って付きっきりで事務作業を教えてくれたり、初めて訪問する企業への同行を申し出てくれたことも。そうやって支えてくれる存在があることで、安心して仕事に臨むことができています」
当面は営業として顧客から近い立場でニーズに応えていきたいと話す日暮。将来への明確なビジョンがあります。
「若手のうちに幅広い業務を経験して自分の適性を見極め、いずれは自分がもっとも輝けるような分野で活躍することが目標です。また、客観的な立ち位置から組織を見つめるような仕事にも興味があります。機会があれば、武蔵野銀行の魅力を外に向けて発信する役割にも挑戦してみたいです」
そんな日暮が考える武蔵野銀行にふさわしい人物とは、どんな状況でも楽しさを見出せる人。次のように続けます。
「たとえば融資課での勤務中、事務作業に追われることもありましたが、一つひとつのタスクが銀行業務全体にどう貢献しているかを理解することで、より前向きに取り組むことができるようになりました。そうやってどんな仕事にも楽しさを見出し、仕事に誇りを持って向き合える人が、当行では活躍できると思います」
若手の挑戦を後押しするまたとない舞台で、失敗と成功を繰り返しながら進化を続ける日暮。彼が武蔵野銀行の明るい未来を担う一翼となる日は、そう遠くありません。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです
