きっかけは祖父とOB・OG。「畑違い」の分野から興味を持った銀行業界
──まず、学生時代はどのようなことを学んでいましたか?
大学では応用生命科学部に所属していて、研究室ではビールの成分解析などを行っていました。金融業界とはまったくの「畑違い」の分野にいましたね。
──その「畑違い」の金融業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは2つあります。1つは金融業界で勤務していた祖父の影響で、純粋に興味を持ったことです。もう1つは、所属していた研究室のOB・OGの就職先に、当行を含む金融機関が複数あったことです。理系から金融というキャリアパスが身近にあることを知り、自分にも可能性があるかもしれないと考えました。
──インターンに参加する前、銀行の仕事にはどのようなイメージを持っていましたか?
厳格さが求められるイメージが強かったです。主にお金を貸す業務のイメージが先行していて、数字への意識も強い印象でした。
また、私自身が理系出身なので、経済学部や経営学部の方々が専門知識を駆使して議論する場で、理系の知識では専門性において、かなわないのではと想像していました。
窓口業務のロープレ、生涯設計、行員との交流。インターンで変化した銀行へのイメージ
──大光銀行のインターンシップには3回参加されたそうですね。
1回目は、8月ごろの融資業務のロールプレイング、2回目は12月ごろのライフプランの設計、3回目は2月ごろの行員交流会と、いずれも大学3年生の際に参加しました。
インターンに参加した背景としては、銀行業務にも多様な分野がある中で、自分に合う役割や「適性」を見極めたいと考えていたからです。結果として、それぞれのインターンで発見があり、銀行へのイメージが段階的に変わっていきました。
──まず、1回目のインターンシップはいかがでしたか?
1回目の融資業務のロールプレイングが、営業職の適性を感じるきっかけになりました。シナリオは「マイカーローンを借りたい」というお客さまの相談でした。その中で、ただ手続きをするだけでなく、「なぜ車が必要なのか」「車を購入して、どういう夢があるのか」といった質問から、お客さまのご状況や背景を探り、お客さまとどうやって関係構築していくか、という「会話の力」が重要だと知りました。
この体験を通じて、自分はお客さまとコミュニケーションを取る仕事がしたい、向いているかもしれない、という感覚が強くなりました。
──2回目の体験では、銀行へのイメージが変わったそうですね。
はい。2回目の「ライフプランニング」では、「生涯設計」に触れ、人生の各ステージでどのような支出があるかを学びました。具体的には、グループで設定した世帯の平均年収や退職時期を踏まえ、どこでローンを組む必要があるか、リタイア後はどれくらいの貯蓄が必要か、といったことを計算してシートにまとめ、発表しました。
それまでは「お金を貸すだけ」だと思っていた銀行の仕事が、お客さまの人生設計に寄り添い、無理のない返済計画や方法を一緒に「設計」していく仕事だと知りました。お客さまの資産を守り、増やす提案もするという、銀行業務の奥深さを知るきっかけになりました。
──3回目の行員交流会はいかがでしたか?
3回目の行員交流会では、仕事で苦戦した話や過去の失敗体験も含めて、かなり赤裸々にお話ししてもらい、「人の熱意」と「誠実さ」に触れられました。
とくに印象的だったのが、ある行員の方の「県外支店時代に、急ぎの融資案件にチームで一丸となって3日で対応し、お客さまの決算に間に合わせられた」というエピソードです。 イメージとは異なる、そのスピード感とチームワークに驚きました。
──3回のインターンを通じて、当行のインターンならではと感じた点はありましたか?
「実践的」である点です。当行は「まず、やってみよう」という雰囲気でロールプレイングの時間が豊富でした。説明を聞くだけではわからない業務のリアルを体感でき、まさに「学生目線」で設計されていると感じました。
就活の軸は、新潟への貢献と無形商材。最後は「人」が入行の決め手に
──就職活動を本格化するにあたり、どのような軸で企業選びをされていましたか?
軸は2つありました。1つは、「地元・新潟への貢献」です。生まれ育った新潟が好きですが、一方で地域が直面する人口減少などの課題もあります。銀行の仕事を通じて、新潟の中小企業を支えて地域の経済に貢献し、地域活性化の一助となりたいと考えました。
もう1つは、「無形商材」を扱う仕事であることです。製薬業界なども検討しましたが、最終的に銀行を第一志望にしたのは、お客さまから「自分自身」を信頼して選んでもらえる点に強く惹かれたからです。
学生時代の居酒屋でのアルバイト経験が原体験になっています。その店は、「店員の〇〇さんと話したいから」と通ってくださるお客さまがほとんどでした。この経験から、「人」が価値の源泉となる無形商材の営業をしたいという思いがあり、銀行の営業に魅力を感じていました。
──最終的に大光銀行を選んだ「決め手」を教えてください。
決め手は、「人」でした。今後20年、30年と働くことを考えたとき、人間関係や職場の雰囲気を大事にしたいと思いました。その点で、当行はインターンでお会いした先輩方も、人事の方も、人柄が良い方ばかりだと感じていたのです。
とくに感動したのは、インターンシップを担当されていた人事の方が、私の顔と名前を覚えてくれていたことです。夏のインターンから数カ月空いた冬の会場で、「斎藤さんだよね」と声をかけてもらえました。大勢の学生がいる中で、一人の私を覚えてくれていたことが本当に嬉しく、「自分もこんな人間になりたい」と強く思いました。
また、人事のお二方とも、私が持っていた銀行のイメージとは異なり、説明会後も雑談で緊張をほぐしてくれるなど、いい意味で「銀行員っぽくないな」と感じました。この「人の温かみ」は入行後も変わらず、支店の皆さんも本当に良い方ばかりで、困ったことはすぐに相談できる環境だと感じています。
──他にも後押しとなった要素はありましたか?
業務内容そのものへの魅力も決め手の1つです。インターンでのライフプラン設計などを通じて、銀行業務はお客さまの課題を解決する多様な提案を行える仕事だと知りました。「お金を貸す」だけでなく、お客さまの人生に深く寄り添える仕事に惹かれたのです。
今も生きる「インターンの経験」。営業担当として感じる仕事のやりがい
──現在、加茂支店ではどのような業務を担当されているのですか?
リテール分野の営業担当として、個人のお客さまを担当しています。 とくに初めてお会いするお客さまへのご訪問は大変なこともありますが、アポイントなしで訪問しても、先輩方が築いてきた「信用」があるため、温かく迎えてくださるお客さまが多いです。ここに当行ならではの強みも感じています。
──現在の仕事で「やりがい」を感じたエピソードがあれば教えてください。
退職され年金暮らしとなり、「物価高で貯金を崩していくのが不安だ」というお悩みをお持ちのお客さまがいらっしゃいました。
定期的にお話を伺う中で、まずはお客さまのご家族の方に定期預金をご契約いただきました。そして通い続けるうちに、当初はあまりポジティブではないイメージを持たれていた投資信託などの預り資産についても、「斎藤さんが言うなら話を聞いてみよう」と言っていただける関係になりました。信頼関係を築き、お客さまの資産を守る提案へつなげられたことに、大きなやりがいを感じています。
──インターンシップでの経験が、現在の業務に活きていると感じる瞬間はありますか?
お客さまとのアイスブレイクで、インターンの経験が非常に活きています。たとえば、お寿司がお好きなお客さまの場合、「最近、お寿司も高くなりましたね」といった身近な雑談から、お客さまの関心事を伺っていくことがあります。
こうした「自然な会話の中からお客さまのニーズを引き出す流れ」や、お客さまと打ち解ける「アイスブレイク」の能力は、まさに1回目のインターンでの、融資業務のロールプレイングで培われたものです。人事の方がお手本を見せてくれたので、実践的な技術を見て学ぶことができました。
──今後の目標や、挑戦していきたい業務について教えてください。
まずは、現在のリテール分野で、個人のお客さまに課題解決の提案をできるようにしていきたいです。
たとえば、個人で事業をされているお客さまの「将来的な家族プラン」や「終活」のご相談を突き詰めると、そのご家族の「事業承継」や「法人設立」といった、事業性の分野につながっていきます。そうした、個人のお客さまを起点とした法人分野の提案にも、挑戦していきたいです。
また、将来的には、法人営業にも挑戦したいです。銀行の特色だと思うのですが、法人営業でお取引を始めると、今度はその社長さんのご家族とのお取引が生まれることもあります。個人から法人へ、そして法人から個人へ、といった良いサイクルを生むきっかけを作れるよう、どちらの分野にも精通していきたいです。
──最後に、就職活動中の学生や、インターン参加を迷っている学生へメッセージをお願いします。
私自身、理系だったので「銀行は畑違いだ」という強い先入観を持っていました。ですが、インターンシップに参加したことで、その先入観はすべて払拭されました。もし参加していなかったら、今の自分はなかったと思います。
皆さんもさまざまな先入観があるかもしれませんが、ぜひ一度、当行のインターンシップに参加してみてください。きっと何かが変わるはずです。
※ 記載内容は2025年11月時点のものです
