自分の運転で取引先を訪問、担当者の方々とのコミュニケーションを大切に
2014年の入社時から、医業支援サポート部のRS職(レンタルサービス職)として、香川県の高松オフィスに所属している梅形さん。取引先である病院や介護施設などに設置しているレンタルTVの利用料金回収やメンテナンス、介護商品の販売など、営業職と連携しながら定期的な巡回サービスを担当しています。
「高松オフィスは四国営業部に属しています。営業部長をはじめ、四国各県を担当するRS職が6名(徳島県1・高知県2・愛媛県2・香川1)と総合職3名、OS職(事務)が2名在籍しています。愛媛と高知にサテライトオフィスがあるため、RS職で高松オフィスに出勤するのは私一人です。
以前は香川県の西と東で1名ずつ担当していたのですが、私が入社するタイミングで1名体制へと変更。当時はとても不安でしたが、他県を担当する先輩方が同行してくれるなど手厚くサポートしてくださりました。周りの方々のサポートがあったからこそ、これまで10年間続けられたと実感しています」
1日に訪問する件数は3〜5件ほど。時には急なメンテナンス依頼が入ることもあります。
「香川県は日本で一番狭い県と言われていますが、オフィスから西の端まで往復するとだいたい120kmくらいで、高速道路を使っても1時間ほどはかかります。利用料金の回収や商品の販売については、予定を組んで効率的に訪問していますが、故障などのトラブル対応は、いつ起こるかわかりません。さっきまでいたところにまた戻ることや、東の方にいるときに西の端から呼ばれることもありますね」
梅形さんが担当する病院や介護施設は全部で30件ほど。最初の頃は「呼ばれたから行かなきゃ」と毎日目まぐるしく動いていたと言います。
「訪問先の担当者の方とコミュニケーションがとれるようになったことで、『今日はちょっと遠方にいるんですけど…』とお伝えできるようになりました。そうすると『じゃあ、次に来るときでいいよ』と言っていただけたりもして、がむしゃらに現場へ向かうだけではなく、自身の持続可能な形で予定を組めるようになりました」
訪問先の方々との関係性を深めていくことでより円滑に訪問できるようになり、気持ちの上も楽になったと話す、梅形さん。
「入院患者さんって色々なストレスを抱えていらっしゃると思うんです。だからこそ娯楽の1つであるテレビの故障はできるだけ早く対応してさしあげたいもの。私が現場に到着したときには『どうして映らないんだ』と怒っていらした患者さんも、修理をしながらおしゃべりしているうちに段々と和んできてくださると嬉しいです」
思いやりの気持ちを大切に、相手が何を必要としているのかを考えて行動するように心がけていると梅形さんは語ります。
人と接する仕事をしていきたい。未知の業界でゼロからのスタート
学生時代に幼稚園の免許(小学校教諭二種免許状)を取得後、幼稚園での補助業務や保育経験のある梅形さん。総合メディカル入社前も、誰かをサポートしたり人に接したりする仕事に携わってきました。
「前職は派遣会社からの紹介で、介護施設で働きながら介護に関する資格を取得してもらうという県の事業の運営を担当していました。生徒さんが30名ほどいる講座の、講師の手配や講義のスケジュール管理、会場の手配などを行うなかで『介護の仕事はこれから先、より必要になってくる仕事なんだろうな』と感じたのを覚えています」
総合メディカルとの出会いは、ハローワークからの紹介でした。
「訪問先が病院や介護施設ということもあり女性スタッフを積極採用している会社なので、ぜひ応募してくださいと。今までずっと人と接する仕事をしてきたので、訪問先でいろいろな方々と接する機会があることに、興味を持ちました。前職で介護の業界を垣間見たことも大きかったかもしれません」
紹介を受け興味は持ったものの、業務での車の運転や機械のメンテナンスなど、これまでの経験にない業務も多かったのは事実。しかしさまざまな場所で色々な人に出会えるというところに大きな魅力を感じた梅形さん。以前は部品メーカーの営業事務をしていた経験もあるため、当時は電話でのやりとりばかりだったからこそ、人に直接会ってコミュニケーションをしたいという思いが強かったとも言います。
「総合メディカルに入社するまでは、そんなに車の運転はしていなかったんです。香川県全域、毎日さまざまな訪問先に出かけるうちに、すっかり道を覚えました。今ではもうナビを見なくても大丈夫なほどです」
訪問先の担当者の方や入院患者さんなど、多くの人たちと接する日々の中で、梅形さんが思うのは、悪い人はいないということ。
「かつて、飲食業でホールスタッフをしていたときにも感じていたことですが、初めは全く話をしてくれなかった方でもお天気の話など他愛もない世間話などでお話ししているうちに、次第に心が解けてお話ししてくれるようになる。こちらが心を開いて働きかければ、少しずつよい関係が築けるようになるんです。
私自身、母に子どもの頃から『思いやりを持って行動しなさい』を言われてきましたが、人に対し思いやりを持って接することでみんなと仲良くなれるということに自然と気づけたんだと思います」
大変な場面も、周りのサポートがあるからこそ乗り越えられる
現在、総合メディカルのRS職は女性の割合が増えていますが、四国地区では梅形さん一人。機械の修理は男性が行うものというイメージが世間一般にも強いせいか、訪問先で驚かれることもあると言います。
「入社後しばらくの間は前任者と一緒に回っていましたが、初めはやっぱり不安でしたね。メンテナンスはTVに限らず、洗濯機や乾燥機、冷蔵庫などの大型なものもあるんです。
『最近のTVは薄型になっていて女性でも簡単に運べるから大丈夫』とは聞いていたものの、実際には大型家電を扱うこともあり、ある程度の体力は必要。今でも営業の方にサポートしてもらうこともあります。女性でも活躍できる仕事ですが、肉体的にハードだと感じる場面はもちろんありますね」
それでも、メンテナンスに関してはできる限り当日対応したいと話します。
「施設の管理を担当する方からはもちろん、実際に使用している現場から直接ご連絡いただくこともあるので、メンテナンスに関しては100%当日対応を目指しています。
どうしても行けないときには必ずお電話をし、メンテナンス後に『こういう風に直しました』と報告すること、社内の営業担当と情報共有することを大切にしています」
常に相手のことを考えながら行動をすることを心がけている梅形さんがこれまでに言われて一番嬉しかったのは、同行してくれていた先輩からの一言でした。
「徳島県のRS職の先輩によく同行してもらっていたんですが、メンテナンスの技術はもちろん、業務の進め方について非常に多くのことを教えていただきました。数年後、その方がレンタル職を離れるときに『もう梅形さんは一人で大丈夫。免許皆伝だな』と言ってくれたんです。
今の時代、男だからとか女だからとか言ってはダメだとは思うけど、それでも女性一人でここまでできるようになったのはすごいと思うよと言って貰えたことはとても嬉しく、今も励みになっています」
先輩社員はもちろん、周りの人たちが支えてくれる・温かい言葉をかけてくれるからこそ、今までやってこれたと梅形さんは力を込めます。
「訪問先の方から『いつもすぐに来てくれて助かってるから、動かすときは呼んで』と声をかけてもらって、力仕事を手伝ってもらうことも増えました。本当にありがたくて、だからこそ私でも続けてこれたと思っています」
周りの人も自分も不安にさせないために。仕事を通じて信頼関係を築く重要性
入社から10年をあらためて振り返ってみると、全くの未経験で未知の世界だったはずが、一つひとつできることが増え、すっかり一人前になれたと梅形さんは自分の成長を振り返ります。
「とりあえず自分でやってみようと、さまざまなことに前向きにチャレンジしてきたことが、今、実を結んでいると感じます。気づけば、プライベートでの引っ越しのときのテレビの配線や簡単な修理も自分でできるようになりましたね」
ゼロからのスタートだったにも関わらず、今の自分があるのは温かく接してくれた周りの人たちや、技術研修など会社からのサポートがあったからこそ。初めて一人でメンテナンスに行くときの不安な気持ちがわかるからこそ、これからRS職に就く人には自分の持っている技術や知識を教えてあげたいと言います。
「最初の頃の不安な気持ちはみんな一緒だと思うんです。だからこそ、私が仕事を通じて学んだこと・培ってきたことを伝えることで、一つでも不安を取り除いてあげられれば本望です。少しでも気持ちよく仕事ができるようにサポートしていきたいと思っています」
ただ、メンテナンスの技術があればいいだけじゃない。訪問先の人たちに安心して利用してもらえる・頼んでもらえるように、挨拶や報告といったコミュニケーションを通じて関係性を構築していくことも大切だと梅形さんは語ります。
「どんな仕事でも同じだと思いますが、きちんとコミュニケーションを取ることで相手を不安にさせないこと、自分も不安を抱えたまま1日が終わらないように、1日が気持ちよく終われるように一つひとつ大事に仕事をしていきたいと思いますし、このことを周りにも伝えていきたいですね」
これまでの10年間、ひたむきにRS職に向き合ってきた梅形さんだからこそ、さらに描ける未来がこの先に数多くあることは間違いありません。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
