ダンス部でリーダーを歴任し、組織をまとめる難しさにも直面
現在は総合職として、関西地区を飛び回っている宮下さん。高校時代はキャプテンとしてダンス部を率いていました。その活発な性格は、幼いころからだったと振り返ります。
「兄弟が多くて、子どものころはずっと家の外で遊んでいた思い出があります。中学のころまで習っていたクラッシックバレエの教室に、高校のダンス部で活躍している先輩がいて、私も高校生になったら絶対ダンス部に入ろうと決めていました」
当時は同じ関西地区の高校による「バブリーダンス」がメディアなどでも大人気となり、ダンス部が一躍脚光を浴び始めた時期でした。
「毎日が部活一色でしたね。私の学校は文武両道の学風だったこともあって、部活動は2年までしかできませんが、2学年だけでも部員は50人ほどいました。
2年生に上がると同時にキャプテンになったのは、自分で手を挙げたのではなく、先輩からの推薦です。それもあって、完璧に役割を果たせたという記憶はなく、後悔ばかりが残っています。人の意見を聞きすぎて収拾がつかないことが多くて、それが一番の課題でした」
その後の大学でもダンス部に入部し、副部長としてチームを率いることになります。120人という大所帯をまとめるには、高校時代とは違った苦労がありました。
「大学のダンス部は、出身もさまざまで、メンバーの考え方もそれぞれ違っていたので、一人ひとりの意見を聞いてはいられない状況でした。
それで吹っ切れたところもあり、幹部でしっかり方針を固めてから、メンバーに周知していくという方針にしていったのです」
ダンスのレベルが違うメンバーをまとめながら、大会に出るための作品づくり、授業やアルバイトでスケジュールが合わない中での調整など、大学ならではの難しさが多くありました。しかし、そんなダンス部をまとめながら、さらに宮下さんは教職課程を選択していました。
「将来的に役に立つものを求めて、何か資格を取得しようと思ったんです。外国語大学に進んだわりに私は英語が得意ではなかったので、大学の中で一つでも達成したものを残したいという焦りもあったかもしれません。そこで教職課程を選択することにしました 」
ダンス部の活動に教職課程にと取り組んだ大学時代を経て、宮下さんは就職活動の時期を迎えます。
誰かの将来を手伝える人になりたいという想いが、総合メディカルヘつながる
就職活動を始めた当初は、どの分野に進むかもほとんど定まっていなかったという宮下さん。総合メディカルと出会ったのは、まずはいろいろな企業を知ろうと足を運んだ合同説明会でした。
「誰かの将来をお手伝いしたいという漠然とした想いから、人材紹介の企業を中心に検討していました。そこで、医師の人材紹介という総合メディカルの事業を知り、さらに詳しく知りたいと思って個別の説明会にも参加することにしました」
説明会で、総合メディカルは医師の人材紹介だけでなく、ほかにもさまざまな事業を手掛けていることがわかり、さらに興味が増したと宮下さんは振り返ります。
「多くの事業で多面的なサポートができるというところが魅力的でした。高校でダンス部のキャプテンをしたときは、人の意見を聞きすぎて困ることもありましたが、逆に言えばできる限り誰かの希望を実現させていきたかったということでもあると感じています。
総合メディカルの採用面接は雰囲気が良くリラックスできたので、就職活動のために作り込んだ自分ではなく、素を出して話せていました。自分がこの空気の中で働けたらいいなと感じられたことが、入社を決意した決め手です」
入社後はコロナ禍だったことから、入社研修はオンラインとなり、同期とは画面越しの交流でした。3年目の今年に入って初めて同期と直接、対面で会う機会があり、感慨ひとしおだったと言います。
「配属に関しては、なんでもチャレンジしてみたかったので、とくに希望は出しませんでした。大阪オフィスの関西営業部に配属され、主に既存顧客の病院を訪問し、定期フォローとともに新たな商材を紹介する営業を担当しています。
当社には、医師紹介などのたくさんの商材がありますが、病院へのファーストアプローチは私たち営業部が一手に担います。そのため、商材を紹介して、必要であれば専門部署のメンバーを連れていくまでの流れを作るのが大きな役目です」
営業部に入った当初は、商材が多すぎて覚えるのが大変だったと、宮下さんは振り返ります。そのため、最初は過剰に知識を詰め込むのではなく、詳しい説明部分については専門部署の社員にバトンを渡すつもりで、次につなぐ流れをつくることに専念していました。
新規営業で得た契約という成功体験から、営業としての自信をつけていく
営業部では担当がエリア分けされており、現在、宮下さんは奈良県全域に加え、奈良に隣接する大阪府の一部を担当しています。
「入社後に配属されたのが5月中旬で、そこから半年間は先輩が病院を訪問する際に営業同行し、半年経った11月ごろから、1人で外出するようになりました。
それでも、いきなりすべての業務をこなすのは難しいので、先輩が担当しているエリアの一部を受け持ち、商材も限定してもらって新規営業を行うなど、少しずつ業務を覚える環境を作ってもらっていました」
徐々に業務を広げていった宮下さんが初めて手応えを感じたのは、入社してちょうど1年が経ったときだと言います。
「まだ誰もコンタクトを取っていない病院があったので、難しいかなと思いつつも失うものもないかと、怖いもの知らずで新規営業を実施しました。幸運にも事務長様に会うことができ、面談を重ねるうちに、当社でも提案のハードルが高いサービスに興味を持っていただいて、最終的には契約をいただけたんです。
上長もとても喜んでくれて、会議でも取りあげてくれたり、社内にお知らせするチラシを作ってくれたりして、盛大に祝ってもらえたのが嬉しかったですね」
契約に至ったポイントは、先方に話をする上で押し売りをしなかったことだと宮下さんは考えています。
「最初から商材を紹介するのではなく、たとえば『アンケートなどは実施されていますか』という投げかけから入り、先方の話を聞いてから、実は当社にはアンケートを集約してデータ化するサービスがあることを提示します。“営業”というと警戒されてしまう場合もあるので、導入やお話のきっかけとなる部分が一番大切だと思っています」
また、営業を重ねる中での上長のアドバイスにも支えられました。
「営業部では週報というかたちで、1週間にどういう動きを取ったかを随時報告する制度があり、どの病院で何を提案してきたかの細かな情報共有をしています。そのため、次の段階ではどんなアプローチをすれば効果的かを上長に助言をもらい 、それを参考にしながら進めていきました」
一つの成功体験を得たことが仕事への自信につながり、着実に一人前の営業として成長を果たしていったのです。
新しい商材を積極的に提案できるプロフェッショナルとして、意欲的に活動していきたい
営業の担当エリアが奈良県に決まったものの、奈良県をほとんど訪れたことがなかった宮下さんは、土地勘をつけるだけでなく、名物を見つけるなど、地域を知る努力を重ねてきました。
「地域のことを話すと皆さん気さくに応じてくださるので、今でも常に営業する地域にはアンテナを張るようにしています。
ただ、もともと私はだらだら喋ってしまうタイプなので(笑)、営業の際は端的に話すことも心がけています。アポイントを取る時点で大まかに要件を伝えておくと、その内容について準備していただける場合もありますし、伺ったときに嫌がられることも少ないと感じています」
入社から3年が経った現在は、担当エリアが大阪府まで広がり、100件を超える既存顧客を抱えています。今年は関西営業部に新人社員が1人配属され、先輩社員としても頑張っていきたいと意欲を見せます。
「当社の商材はニーズに合わせて日々更新されていくので、しっかりとキャッチアップしながら積極的に営業できる人財になりたいと思っています。
最近では、病院の建替え支援といった商材もあり、携わった経験がないのでおじけづいてしまう部分もありますが、社内の専門部署に頼れる体制があるので、わからないことは聞きながら意欲的に進めていきたいですね」
社内の専門部署の中には、これまでに話したことのない人もいて、最初は声を掛けるのに躊躇したこともありましたが、今はいち早く仕事を依頼するようにしています。
「営業の仕事にはさまざまなやりがいやおもしろさを感じています。入社前と最もギャップを感じたのは、納品作業かもしれません。営業というのは、先方と話して契約したら終わりというイメージでした。でも実際には、たとえばレンタル資材の納品時には作業着を着て立ち会いをすることだってよくあります。
営業担当がここまでするということには最初驚きましたが、たしかに商品がちゃんと着地するまでが大切な営業の業務なんですよね」
一人前の営業担当として忙しくも充実した日々を送る宮下さん。人生のライフイベントに応じたキャリアプランもしっかりと見据えています。
「営業は自分でスケジュールを組むので、働きやすい面もあります。夜に面談が入る場合は、次の日の出勤を遅くしたり、休日に出たら平日に代休を取ったりして、フレキシブルに調整して働いています。
今は営業を極めていきたいと考えていますが、地域を飛び回るような職種でもあるので、いつか子育てをすることがあったら社内公募で他部署への異動を希望するかもしれません。柔軟に働ける体制があるのが、総合メディカルでキャリアを築く安心感につながっています」
学生時代からのアクティブさや相手を慮る態度が、そのまま営業に活かされている宮下さん。そして他者の意見に耳を傾ける優しさが、病院の課題解決に寄り添った提案につながっています。
