統計学と営業経験が導いた金融業界への道筋
大学時代は経済学部に所属し、統計学を中心に学んでいました。雇用統計や物価指数といった経済データを分析することで、将来企業が行っているような市場や顧客データの分析に役立てたいと考えたのが統計学を専攻した理由です。データから読み取れる情報の奥深さに魅力を感じていましたね。
学業と並行して取り組んだアルバイトは、ネット回線営業でした。扱っていたのは某大手のプロバイダーサービスで、当時競合他社と比べて月額約2,000円ほどの価格優位性がある商品でした。品質は同程度なのに価格で勝負できる、まさに競争力の高い商品だったんです。最初は価格一辺倒の提案ばかりしていて、価格で訴求できないお客様はなかなか成約に至らなかったのですが、お客様とのヒアリングを深める中で、回線品質や視聴できるチャンネル数など価格以外を重視する方が意外と多いことがわかりました。商品の強みを押し付けるのではなく、お客様の課題をしっかりとヒアリングする重要性を学んだ貴重な経験でした。
就職活動では、経済学部だったこともあり金融業界を幅広く見ていました。アルバイトで競争力の高い商品を扱った経験から、「自分自身で勝負できる業界や業種」に魅力を感じていたんです。リコーリースは、ベンダーリースを活用して効率的に営業するイメージを持っていましたが、リース以外にも幅広いソリューションを展開しているという点も魅力的で、より顧客に貢献できると感じ、入社を決めました。また、面接では自分の経験を引き出すためにさまざまな角度から質問をしていただき、面接後にはフィードバックまでいただけて、改善点を確認できたことが印象的でした。選考でかかわる方々の人柄の良さも決め手の一つでした。
基礎から実践まで、充実した研修と現実のギャップ
入社後の研修は、まずグループ会社と合同で社会人としての基本となる挨拶やマナー面を約1週間学ぶところから始まりました。新社会人として必要な基礎的なスキルを身につける貴重な時間でした。その後、自社に戻ってからが本格的な専門研修の開始です。リースの基本的な知識や考え方、そして実際の業務で使用する社内システムの利用方法について、約1カ月半という時間をかけてじっくりと学びました。
研修の中でとくに印象に残ったのは、わからないことを曖昧な状態で回答しないよう指導を受けたことです。この教えは非常に重要で、現場配属になった際も、わからないことはわからないとしっかり伝えて持ち帰ることを徹底できました。この姿勢は、後の業務において信頼関係を築く上で欠かせない基盤となったと感じています。
研修を終えて最初に配属されたのは、ベンダーリースを中心に取り扱うエリア営業本部の兵庫支店でした。ここでの主な業務は、グループの販売会社や販売店を担当しながら顧客開拓を行うことです。営業として実際に現場に出て、お客様と直接やり取りをする日々が始まりました。
入社後に最も感じたギャップは、想像以上に事務処理が多かったことです。与信関連の事務作業や担当ベンダーからの問い合わせ対応が相応にあるため、しっかりと自分で計画を立てて行動していかないと忙殺されてしまいます。このギャップに対処するため、優先順位の管理を徹底し、緊急性のあるタスクを明確にしました。その上で、新規開拓などの緊急ではないが重要な業務を行う時間もあらかじめスケジュールに組み込み、効率的に営業ができるように工夫を重ねました。
人事部での挑戦と成長:マルチタスクで広がる業務領域
現在私は人事部人材開発課に所属し、採用業務を中心に担当しています。具体的には27新卒採用の推進業務、エリア営業本部のキャリア採用業務全般、そしてキャリア採用業務のアウトソーシングに向けた業務提携と、4~5つの業務を並行して進めています。新卒採用では年間30名、キャリア採用では年間12名の採用目標を掲げており、採用スケジュールの策定から採用イベントの告知まで幅広く手がけています。
この仕事で最も印象に残っているのは、新卒採用において自身の営業経験に共感してもらい、内定承諾を獲得できたことです。学生には、当社の顧客が中小企業中心で、経営者や経営に近い層とコミュニケーションを取る機会が多いという特徴を伝えました。とくに心に残っているのは、顧客から紹介された運送業者のエピソードです。その会社は業績赤字が続き、仕事があるのにトラックを調達できずに売り上げを伸ばせない状況でした。私は受注見込み額や確度をしっかりとヒアリングし、業況改善の可能性を見極めた上でトラックのリースを提案し、結果的に業績改善につなげることができました。
一方で、苦労した経験もあります。グループ会社の中途採用を任された際、思うような実績を挙げることができませんでした。振り返ると、円滑なコミュニケーションが取れていなかったことが大きな原因でした。面接日程の調整に時間がかかってしまい、面接前に辞退される候補者が続出してしまったのです。この失敗から、採用業務においてはスピード感とコミュニケーション能力の重要性を痛感しました。
学生時代と比べて最も成長したと感じるのは、マルチタスク能力です。複数の採用案件を同時進行で管理し、それぞれに適切な優先順位をつけて効率的に業務を進められるようになりました。営業時代の経験と人事業務の両方を活かしながら、より幅広い視点で会社に貢献できていると実感しています。
経験を活かした挑戦と、自ら行動する人材への期待
短期的な目標として、現在取り組んでいるのは採用業務の外部委託を確立し、工数削減を実現することです。この取り組みを成功させるために、委託先の担当者との打ち合わせを重ね、品質を落とすことなくスムーズに業務を移行できるよう、入念な準備を進めています。外部委託によって生まれた時間を、より戦略的な人事業務に充てることで、組織全体の成長に貢献したいと考えています。
中長期的には、いつかは営業の現場に戻り、人事部で培った知見を活かして経営層の顧客に付加価値を提供したいという目標があります。この想いが生まれたのは、人事部に異動した際の体験がきっかけでした。自身の後任として人事から営業に異動した方との業務引継ぎで顧客訪問をした際、先方の経営層が人事採用に関する話に非常に関心を持って聞いてくださったのです。その時、人事の専門知識が営業の現場でも大きな武器になると確信しました。
具体的には、求人媒体を活用したキャリア採用や採用業務の外部委託といった分野で、経営層に対して情報提供を行うことで、他社営業との差別化を図りたいと考えています。人事と営業、両方の経験を持つ強みを活かし、顧客の経営課題により深く寄り添える営業として成長していきたいです。
この記事をご覧いただいている皆さんには、弊社の魅力として「まずはやってみる風土」があることをお伝えしたいです。お客さまからの要望に対して、既存サービスでは対応できない場合でも、社内で調整を重ねながら案件を進めていくことで、個人も組織も成長することができる環境です。自身が過去に担当したタブレットパソコン600台のリース案件では、助成金の関係で1年後に契約形態を大幅に変更する必要がありましたが、事前に契約書を準備するなど、チャレンジングな要求にも柔軟に対応しました。このような経験を通じて、自分自身も大きく成長できたと実感しています。
弊社で活躍できるのは、自ら考え行動し、その経験を自分のものにできる人だと思います。受け身ではなく、主体的に課題を発見し、解決に向けて行動を起こせる方に、ぜひジョインしていただきたいと思います。
