調剤薬局の新たな可能性を模索する。店舗の特性をいかし、地域に根ざした活動を
ププレひまわりには38店舗の調剤薬局があり、私は薬局運営担当の次長として全店舗の管理業務にあたっています。具体的には、店舗の売上や粗利といった数値管理をメインに、人材の採用から育成まで幅広く携わっています。
業務内容は時期によって波があり、たとえば新店舗の立ち上げが決まった際は、私も一緒に入って開店準備を行います。ほかには来期の予算編成や教育関連など、状況に合わせて臨機応変に対応しています。
2024年に次長という立場になりましたが、私自身も現場で長く働いていましたので、スタッフの考えや想いを汲み取りながら、現場と本部のギャップを埋められるように日々努めています。
管理職としてやりがいを感じているのは、俯瞰した視点で物事を見て、組織の成長に必要な新たな取り組みに挑戦ができることです。
直近では、調剤薬局の各店舗の特性に注目しています。ある店舗では、地域の方々の健康増進を目的とした活動ができそうだと考え、公民館にアプローチして健康教室を開催しました。店舗によりけりではありますが、患者さんを増やすための活動も積極的に行っており、自分で考えたものを形にできることに魅力を感じています。
仕事をする上で大切にしているのは、「どうしたら楽しめるのか」と前向きに考えること。さまざまな業務に向き合っていると、時には大変だなと思うこともやはりあります。でも、困難な状況の中でも、物事の見方を変えるなど工夫するようにしているんです。せっかくなら楽しみながら働きたいという思いが、私の原点になっています。
ププレひまわりとの運命的な出会い。長年培ってきた現場経験
私は幼い頃から楽天的な性格で、何事も楽しみたいというマインドを持っていました。薬剤師をめざしたきっかけは、家族の影響が大きかったと思います。母が看護師をしていたこともあり、将来は医療に関わる仕事に就くことを考えていました。
ププレひまわりと出会ったのは、大学のキャリアセンターでした。求人を見て、当時としては珍しく、医療品医薬品とOTC医薬品(市販薬)の両方に携われる企業であったため、興味を惹かれました。「薬剤師をめざして勉強をしている」と話すと、周囲からOTC医薬品について相談を受けることも多く、医療品医薬品はもちろん、私たちの身近な存在であるOTC医薬品についても学ぶ必要性を感じていたんです。
選考を受ける中でその想いを伝えると、創業者である梶原が共感をしてくれました。私のいる関西の大学まで足を運んで面談をしてくださるなど、熱意とご縁を感じて入社を決めました。
入社後は、調剤薬局で薬剤師として働き始めました。最初の頃はうまくコミュニケーションが取れず、知識が不足していて素早く対応ができないことなどもありましたが、経験を重ねる中で成長をしていきました。同じ店舗で長く勤務していたので、患者さんが名前を覚えてくださったり、畑で取れたお野菜をもらったりすることもありました。近隣の病院が小児科だったため、小さい頃から関わってきた子どもたちの成長を見守りながら、温かい関係性を築けたことが嬉しかったですね。
OTC医薬品に関しては、お客様からご相談があった際に対応するといった形で携わりました。自己研鑽も重ね、入社3年目になる頃には、社内でOTC医薬品の講師をする機会をいただくほど、しっかりと知識を身につけることができました。
その後に薬局長やマネージャーと役職が変わっても、しばらくは現場に入りながら本部の仕事を同時並行で進めていました。本格的に本部へと異動したのは2020年ごろです。患者さんとの直接的な関わりがない中で、会社の方向性を現場にどう落とし込むか工夫する必要があり、新たな挑戦の場となりました。
めざすは「人間味あふれる薬剤師」の育成。自ら企画したイベントにも積極的に参加する
異動後、最初に力を注いだのは教育関連の業務です。とくに自分が長年携わっていた調剤薬局の領域で教育体制が十分に整っていない印象があったため、マニュアルを作成し、専門的な知識をカバーするeラーニングを取り入れながら、新たな仕組みを作り上げていきました。
教育に携わる中で大切にしていたのは、人間味のある薬剤師の育成です。一方的に情報を伝えるのではなく、患者さんからお話を自然と引き出せるような、コミュニケーション能力も薬剤師には必要だと考えています。そのためには十分な知識と自信を持たなければいけません。薬剤師としてはもちろんですが、人としても大きく成長できるような教育を心がけています。
また、本部の業務では、予算達成に向けた施策を考えることも重要な役割の一つです。薬剤師は、みんな患者さんへの想いが強く、それゆえに数字の話をすると抵抗感を示すこともあります。そういった想いを汲んだ上で、利益は自分たちや会社のためだけではなく、患者さんのためにもなると伝えるようにしています。利益をもとに設備投資をし、たとえばシステムによる業務の効率化ができれば、お待たせする時間が減るなど、患者さんに貢献ができるんです。現場の立場に立って、なぜ大事なのかを理解してもらうようにしています。
本部に来てからとくに印象に残っているのは、イベント企画ですね。ププレひまわりの存在を知っていただき、より身近に感じていただくためにも、外に出る機会を増やすようにしているんです。今年の5月に行われた「福山ばら祭」では、楽しく健康を促進していくため、ゲーム感覚で健康チェックができる企画を考えました。当日は、緑黄色野菜の摂取量を測定できる「ベジチェック」や骨密度の測定を実施し、地域の参加者の方々にご好評をいただくことができました。
本部に移ってからは、こうしたイベントも含め、外部と関わりを持つ機会が格段に増えたことが刺激になっています。西から東まで多くの店舗を行き来することで、より広い視野で会社について考えられるようになったと感じています。
地域の皆さんが頼れる場所でありたい。薬剤師が活躍できる場を広げていく
今後ますます活動の幅が広がっていく中で、私が一緒に働きたいと思う人は、仕事から楽しさを見出すことができる方。仕事は必ずしも楽しいことばかりではありません。しかし、その困難を乗り越えた先には必ず何かしらの達成感があると考えています。たとえ大変な状況であっても、その中で仕事の楽しさを見出すことは、とても大事なことだと感じています。
また、与えられるものだけが仕事ではないため、現場や会社をより良くしていきたいという想いを持って、主体的に動ける人材を会社としても求めており、そういう想いを持った方と働けたらうれしいですね。1日8時間という決められた時間の中で、ただ与えられた仕事をこなすだけでは人生がもったいないですから、その時間を当社でぜひ楽しんでもらいたいです。
今後の目標として、ププレひまわりでは地域に根差した活動を強化していきたいと考えています。すでに公民館や小学校へのアプローチは積極的に行っており、現在は小学校で薬剤師体験ができるイベントを新店舗中心に展開しています。公民館でも地域の方々と触れ合える測定会などのイベントを実施し、薬剤師が薬局の外に出て活躍できる場を作っていければと思います。
どうしても店舗の中だけにいると、来てくれた患者さんにお薬をお渡しすることが主な仕事なので、受け身のイメージがあると思うんです。そこで終わるのではなく、もっと外に出て地域の方々と交流することで、何かあった時に気軽に相談できる薬局として成長していければと考えています。そのためにも過去の現場経験を活かし、ププレひまわりが地域の皆さんに頼られる場所になれるよう今後も尽力していきます。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです

