白石 剛也
2014年入社。東京本店管轄 工事事務所所属。
小学生の頃、木工で橋の模型をつくることに夢中になった少年は、やがて本物の橋や鉄道、下水道など、人々の暮らしを支える構造物をつくる技術者になりました。白石剛也が仕事で大切にしているのは、技術だけではありません。現場に関わる一人ひとりと向き合い、信頼を積み重ねることです。入社以来の歩みと、これから目指す技術者像について聞きました。
キャリア
2014年入社。以来、高架橋、下水道、橋梁、鉄道、管路など、多様な社会インフラ整備の現場で施工管理を担当。安全・品質・工程管理を担いながら、人々の暮らしを支える土木構造物の建設に携わってきた。
2014年4月~2015年9月|大阪本店管轄 工事事務所 新入職員研修終了後、和歌山県の高架橋工事において施工管理を担当。
2015年10月~2017年3月|東京本店管轄 工事事務所 神奈川県の下水道整備工事において施工管理を担当。
2017年4月~2018年4月|東京本店管轄 工事事務所 神奈川県内の橋梁工事において施工管理を担当。
2018年5月~2020年8月|東京本店管轄 工事事務所 東京都内の鉄道関連工事において施工管理を担当。
2020年9月~現在|東京本店管轄 工事事務所 神奈川県内の横断管路布設工事において施工管理を担当。
(所属およびインタビュー内容は取材当時のものです。)
橋の模型づくりから始まった、ものづくりへの憧れ
幼い頃から、ものづくりが好きでした。小学校の自由研究では、木工で橋の模型をつくることに夢中になったのを覚えています。いつか、人々の暮らしの基盤となる構造物を、現場の最前線でつくってみたい。そう思い、建設業を選びました。 建設の仕事には、自分が携わったものが長くかたちに残る魅力があります。将来、子どもを自分が担当した現場へ連れて行き、「この仕事に関わったんだよ」と話す。そんな姿を思い描き、ゼネコンを志望しました。
大林組に入社したいと思ったきっかけは、OB・OG訪問や現場見学で出会った社員です。皆が仕事にやりがいと誇りを持っているように見え、「自分もその一員になりたい」と強く感じました。
限られた3時間。日常を守るための緊張感
これまで、高架橋、下水道、橋梁、鉄道、管路など、さまざまな工事で施工管理を担当してきました。中でも印象深い仕事の一つが、東京都内にある鉄道ターミナル駅の改良工事です。約100年前に大林組の創業者が建設に携わり、その後も当社が数々の改良工事を手掛けてきた歴史ある現場でした。
私が担当した駅ホームの改良工事は、まさに時間との勝負でした。作業できるのは、利用者がいない終電から始発までの約3時間。その限られた時間で、どのように作業を進めるかを入念に計画し、安全と品質が確保されているかを管理することが私の役割でした。 1日に何十万人もの方が利用する駅だからこそ、翌朝も皆さまが何事もなく、安全・安心に電車を利用できる状態にしなければなりません。当たり前の日常を守る責任を胸に、常に緊張感を持って仕事に取り組みました。
信頼は、分からないことから逃げずに向き合うことで生まれる
新入社員として最初に配属されたのは、高速道路の高架橋工事でした。60mを超える橋脚の構築を担当しましたが、当時は知識も経験も十分ではなく、協力会社の皆さんとの打ち合わせについていけないことも少なくありませんでした。 それでも諦めず、自分なりの考えを持って、職長や作業員の皆さんに粘り強く声を掛け続けました。少しずつ信頼関係が生まれ、やがて職長が最初に私へ相談してくれるようになりました。そのときのことは、今でも覚えています。
良いものづくりに必要なのは、技術力だけではありません。作業員の皆さんや発注者、上司とコミュニケーションを重ね、信頼関係を築くこと。この経験で得た考えは、今も仕事の軸になっています。
「白石が担当だったからできたよ」
入社3年目には、横浜市道をまたぐゴルフ場内の橋を架設する工事を担当しました。所長と私の2人で運営する現場だったため、任される仕事の幅が広く、苦労することもありました。それでも、発注者や所長、協力会社の皆さんと密に報告・連絡・相談を重ね、無事に竣工を迎えることができました。
完成後、所長や協力会社の方から「白石が担当だったからできたよ」と声を掛けていただきました。自分の仕事だけでなく、現場での関わり方も認めてもらえたように感じ、本当にうれしかったです。
後日、家族を連れてその橋を訪れ、子どもに「この橋づくりに関わったんだよ」と話しました。入社前に思い描いていたことが現実になった、この上なく幸せな瞬間でした。
熱意と支え合いに触れて知った「人の大林」
入社して意外だったのは、想像していた以上に仕事に熱い人が多いことです。発注者から協力会社の皆さんまで、プロジェクトに関わる一人ひとりに、人情深く、熱意を持って接する社員が大勢います。
多くの人と関わる仕事だからこそ、仲間を大切にし、困ったときには支え合う。その姿勢が、「人の大林」と言われるゆえんなのだと思います。また、仕事だけでなくプライベートも充実させている人が多く、その充実が仕事への情熱にもつながっていると感じます。
変化する現場で、最善の答えを仲間と探す
現場は日々変化します。その時々の条件の中で最善の方法を考え、工事を進めなければなりません。それが建設業の難しさである一方、大きな魅力でもあります。 例えば、駅改良工事では、図面に記載されていない設備が見つかり、計画どおりに工事が進まないことがあります。そのようなときは、発注者や上司、協力会社の皆さんと対応方法を話し合い、検討を重ねます。多くの人の知恵を集めて課題を乗り越え、現場を円滑に進めることができたときの達成感は格別です。「頑張ってよかった」と心から思える瞬間に、この仕事のやりがいを感じます。
目指すのは、また一緒に働きたいと思われる技術者
これからは、誰もが知るような大規模プロジェクトに、中心メンバーとして携わりたいと考えています。そして、周囲から頼られる技術者になることも目標です。 発注者や上司、後輩、協力会社の皆さんなど、一度一緒に仕事をした方から「また白石と一緒に仕事がしたい」と思っていただける存在になる。そのために、これからも一つひとつの仕事と、一人ひとりとの信頼に誠実に向き合っていきます。
