新設の成長事業開発部。新たな価値を生み出す仕事に感じる、難しさとやりがい
2024年4月に発足した成長事業開発部は3つのグループに分かれており、私が所属するのはディレクショングループです。市場の動向や当社の強み、競合他社の状況などを踏まえながら、成長分野や今後伸びそうな産業を見定め、新規事業の立ち上げや新機軸製品の開発などを進めています。
現在、私が取り組んでいるのは、福利厚生市場の開拓です。たとえば、冷凍パスタの無人販売機を活用した新しい食堂サービスを提案しています。本サービスはすでに複数の企業で導入されており、さらなる拡大をめざしています。
新機軸製品の開発に向けたマーケティングも大切な仕事です。当社の主力製品はお好み焼、唐揚げ粉といったプレミックス(調製粉)、パスタ、パスタソースや冷凍パスタなどですが、これらとは異なるプロダクトの開発にあたっています。5年後、10年後を見据えて他の企業さまとタッグを組み、テストマーケティングなどをしながら製品を生み出すイメージです。
入社時からの道のりを振り返って印象深いのは、初めて配属されたロジスティクス部で、コロナ禍の製品物流に携わったことです。当時は食料品の買い占めが起こり、スーパーの売り場からはたこ焼粉やホットケーキミックス、パスタなどが消えました。製品を求める営業担当者やお客さまの声、会社全体の利益を見極めながら、200種類の製品をパズルのように組み替えて最適な供給を模索するという調整が続き、大変な思いをしました。
この時の経験も踏まえ、私には大切にしている価値観が3つあります。それは「前向きに、志を高く持つ」「目的を明確にし、一貫した行動をとる」「他者と比較せず、過去の自分からの成長をめざす」です。ネガティブに考えてくよくよしていても、物事は前に進みません。目的をはっきりさせ、高い志を掲げながら仕事に邁進し、常に自分の成長にフォーカスしたいと思っています。
好奇心旺盛で挑戦するのが好きな私にとって、今の仕事には新しい発見や学びが多く、大きなやりがいを感じています。具体的な指示を受けるのではなく、ミッション達成のために自ら工夫して進め、新たな価値を生み出していくやり方なので難しくもありますが、ワクワクしながら働くことができています。
グローバル人材育成など、日清製粉グループの多種多様な研修で存分に自己研鑽を
今回とくにお伝えしたいのは研修制度についてです。日清製粉グループは多様な研修を用意しています。新入社員研修や、28歳時点で各自が将来を描くことに取り組むキャリア研修などの共通研修に加えて、私は個別にグローバル人材育成研修、自己啓発プログラムなどに参加してきました。
中でも心に残っているのは、希望者向けに半年間行われるグローバル人材育成研修です。私自身、「食品メーカーは、日本国内だけで戦っていては、人口減少に伴って衰退してしまう」という危機感を持っていたことから受講を決めました。
研修では、ひらめきの右脳と思考力の左脳を刺激させ合いながら、自分の思い描く「ありたい姿」に向け、逆算して綿密に計画を立てていくというビジョナリーシンキングを学びました。自分の意欲を高めて仕事のパフォーマンスレベルを上げるセルフエンパワーメントや、ダイバーシティ、グローバルコミュニケーションなども含めて、すべて英語で学びます。最終的にはグループワークを経てプレゼンテーションをするという流れです。
海外の方々としっかりとコミュニケーションをとり、成果を出せる人材になりたいと思って受講しましたが、オールイングリッシュの環境では、これほどまでに意思疎通が難しくなるものかと感じ、自分の英語力不足を痛感しました。高い壁に直面したことで、自分の力を十分に発揮するためには語学の習得が不可欠だと思い知らされました。それこそが、この研修における最大の学びだったように思います。
一方で、ビジョナリーシンキングやセルフエンパワーメントの研修においては、私がそれまで無意識に取り入れていた考え方が理論的に裏づけられていることも学べたので、より自信を持って仕事に取り組めるようになったと感じています。
数々の研修を受ける中で、日清製粉グループは人への投資に重きを置いていると感じました。全員参加型だけでなく、選択型や希望者向けの研修も多く、テーマは実に多種多様。学ぶ場がきちんと整っているので、存分に自己研鑽に励むことができます。充実した研修制度が、私を含む社員一人ひとりの成長を支えてくれていると実感しています。
「新規事業で重要なのは熱きパッション」。日清製粉ウェルナの研修で得た大きな収穫
日清製粉ウェルナ独自の研修もあり、私は2024年度から始まった次世代経営者育成研修「やんちゃ塾 じゃじゃ馬塾」に参加しました。
将来の予測が難しい「VUCAの時代」において、次世代の経営者として活躍するための土台づくりをするのが研修の目的です。ターゲットは20代後半から35歳までの社員で、10年後、20年後に管理職や役職者になることが期待される層です。研修名には、既存の枠を飛び越えるような元気で活発な行動力と、自由な発想を大切にしていくという意味が込められています。
私は、2つの理由からこの研修に参加しました。まずは、今の段階から経営者としての視座を備えておきたいと考えたからです。ビジネスの環境が目まぐるしく変わる中、会社の持続的な成長のためには経営者だけでなく社員一人ひとりが同じようなマインド、考えを持つ必要があると思いました。
もう1つは、今後のキャリアに活かしたいという想いからです。これまで物流や営業にも携わってきた私はゼネラリストをめざし、さまざまなスキルをかけ合わせて能力を発揮したいと考えていて、そのためにも会社全体を多角的に捉える力を身につけたいのです。
研修内容としては、経営戦略やビジネスモデルの構築方法、リーダーシップを発揮する上で大切なことなどを幅広く学びます。2024年の6月に始まり、1、2カ月に1回のペースで進行する形で、2回目までは座学、3回目以降はチームビルディングとグループワークがあります。12月にはグループごとに新規事業を提案し、最終回の2025年3月には個人としての業務上の課題を探ったり、会社への提言を作成したりしました。
研修を通じて、新規事業の立ち上げでもっとも重要なのは「熱きパッション」であると学びました。グループワークで「このやり方では全然ローンチできないよ」と厳しい指摘を受けた時に、使命感にも似た熱意が自分の中になければ事業をやり遂げることはできないと実感しました。
この学びは今の業務に活かされており、プロジェクトを進める際には、チーム全員が同じ想いや使命感を持てるように目線合わせをしています。また私自身、今後どんな仕事においても、一度失敗したからといって諦めるのではなく、何度でも立ち上がるような熱意を大切にしたいと思っています。
先人たちが築いた「信頼の証」を大切に。数百年先まで愛されるブランドや製品を
日清製粉ウェルナで働く魅力は何よりも、社員の人柄と職場の雰囲気だと思っています。明るく、オンとオフの切り替えが上手な人が多いですし、互いに助け合ったり、相談したりできる職場です。雰囲気づくりについては私も意識していて、後輩が話しかけてきたら仕事の手を止めて耳を傾けるようにしています。かつて先輩たちが私にしてくれたことを受け継ぎ、次の世代につないでいるようなイメージですね。
また、普段仕事で与えられている裁量の大きさも魅力ではないでしょうか。私自身、今の業務はもちろんのこと、ロジスティクス部に在籍していた入社1年目の時も1つの自社工場の製品需給管理を任されるなど、早い段階から責任ある仕事を任せてもらいました。
当社の強みとしては、各カテゴリーでナンバーワンの製品が多いことだと思います。スーパーなどで製品を購入してくださるお客さまの姿を目にするたびに、影響力の大きさを実感します。それは間違いなく、先人たちがお客さまから得て、積み重ねてきた信頼の証。今後、数百年先まで愛されるブランドや製品に育てていかなければならないという気持ちで仕事に打ち込んでいます。
最後に今、就職活動をしている皆さんに伝えたいことがあります。まずは自分の体が資本なので、健康管理には気を配ってください。そして、時にはつらいこともあるかもしれませんが、楽しむ姿勢を大切にしてほしいです。就職活動のように自分にベクトルを向けて考えを深める時期は、人生においてめったにありません。
それを好機と捉えて自分探しをしながら、さまざまな会社を訪問し、自分にマッチする会社を見つけていただけたらと思います。私も多くの会社に足を運んだ上で最終的に当社がいいと感じたので、今、後悔なく仕事ができています。
学生のうちにさまざまなものを見たり食べたり、いろいろな場所で人々とふれ合ったりと、自分の幅を広げるような経験も積んでほしいですね。人間的な魅力を高めるためにはインプットとアウトプットの量が重要で、それができる時間が学生時代にはあります。この時間はプライスレスなもの。ぜひ有効に活用してください。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです

