事務という“裏方”だからこそ大切にする、現場とのコミュニケーション
──現在のお仕事内容について教えてください。
私は現在、東愛知営業所で事務責任者として働いています。ほかの事務職員2名と協力して経理処理全般と人事総務業務を担当しています。事務の責任者として、月々の業務をチームのメンバーに割り振り、最終確認を行って上位所属へ報告する立場です。
当社は道路舗装事業がメインの事業ですから、工事職員とのコミュニケーションをとくに大切にしています。東愛知営業所には現在30人ほど所属しており、事務所を運営するための月次スケジュールを設定し、提出された情報を正確にまとめることが重要な業務となっています。
また、中途採用や派遣社員との面接も重要な業務です。主に現場で施工管理を行う工事職員の面接を担当しており、複数の派遣会社からメールや電話で情報共有を受け、営業所長や工事担当者と確認を取りながら、良い方がいれば面接をセッティングしています。
──業務を進める上で大切にしていることを教えてください。
当営業所は当社の中でも全国的に受注量が多い事業所の一つです。その理由として、自動車関連企業の工場が多い地域性があり、通常とは異なる要求も多くなる、という特徴があります。このような地域特性の中で、私たち事務部門は、事務、営業、工事という3つの部門の円滑な業務遂行をサポートしています。
とくに力を入れているのが、月次の決算業務と次月以降の予測値の作成です。将来の数字の予想に関しては、営業担当者や工事担当者とコミュニケーションを取りながら、数字の確度を確認し、より正確な予測値を作成するように心がけています。数字の誤りは後々の大きな修正につながるため、限られた時間と決められたスケジュールの中で、正確な数字を報告できるよう注力しています。
──事務所の運営に、事務の仕事は欠かせないものなんですね。
事務は表立って目立つ仕事ではありませんが、裏方として事務所の運営をサポートすることに重きを置いています。また、働きがいのある職場づくりという観点から、メリハリのある仕事環境の整備にも取り組んでいます。
具体的には、社内システムを活用した労働時間管理を推進し、適正な残業時間で運営できる事務所をめざしています。徐々に社員の意識も変わってきていて、日々改善を重ねている状況です。
ものづくりへの憧れと先輩の言葉が後押しした選択。若くして任された責任者のやりがい
──建設業界への志望理由や、日本道路という会社に出会ったきっかけについて教えてください。
私が建設業界に興味を持ったのは、幼少期の経験にさかのぼります。地元の栃木県で、父の知り合いに建設業で働いている方がおり、子どもの頃からその方々と交流がありました。実際に祖母の家や実家も、その方々が建てており、現場に入らせていただいた経験もあります。
具体的に建設業につきたいという夢を意識していたわけではありませんが、物を作ることへの興味が自然と芽生え、小学生の頃から建設業に親しみは持っていました。
そのため就職活動では、インフラ系の企業に絞って活動を行いました。当時、大学のアイスホッケー部の先輩が日本道路に数名入社していて、会社の実情を詳しく聞くことができました。
先輩方から会社についての具体的な話を聞くことができ、とくに印象に残っているのは、若いうちから裁量権と責任を持って仕事ができる環境があるという点でした。大手ゼネコンなども検討しましたが、しっかりと会社の実情を理解した上で入社できる日本道路を選びました。
──現在のポジションに就くまでにどのような経験を積んできましたか?
入社してからの3年間は、上司のもとで、任された仕事をこなす立場でした。入社前に専門的な知識はとくに持ち合わせていなかったため、教えられたことを正確にこなせるよう、まずは徹底的にメモを取って復習することを心がけました。
また、わからないことをわからないままにせず、まず自分で取り組んでみて、その結果をもとに質問を積極的に行うようにしていきました。これは責任者になった今でも変わらず大切にしています。
そして4年目からは東愛知営業所で事務責任者というポジションを任されることになりました。この背景には、1〜2年上の先輩が異動したことでポジションが空いたという事情がありました。
責任者になることはプレッシャーではありましたが、大学時代のアイスホッケー部で培った自主性を重視する考え方が、この立場で自分の仕事を成立させていくにはどうすればいいか考えるにあたって、活きていると感じています。
──責任者になってからの業務内容に変化はありましたか?
責任者になってからは表面的な部分だけでなく、プロセスまでしっかりと把握した上で仕事を進めていきたいという思いで、工事職員とコミュニケーションを取りながら、知識を増やしていっています。
また、業務の効率を上げるため、仕事の進め方やフローの改善案を所長に提案し、実施に移していくようになりました。
地域特性もふまえ、大規模案件の数字を支える誇り。事務フローの改善も見据えて
──この仕事のおもしろさややりがいを感じる部分について教えてください。
東愛知営業所は、日本道路の中でも上位に入るほどの規模を持つ事業所です。高速道路の補修工事を今は複数担当しているほか、自動車製造関連工場の改築や新設に伴う舗装工事なども担当しています。この地域特有の自動車関連企業の案件が多いため、工事件数・受注高ともにトップクラスの事業所です。
事務責任者として、月次の数字をまとめていく作業が中心となりますが、このような大規模な案件の数字を適切に取りまとめ、達成できた時の充実感は、私にとって大きなやりがいとなっています。2022年4月から2023年4月の1年間だけでも、事業所の人員はどんどん増加しており、事業規模の拡大による変化も実感しています。
──入社以来、達成できたことや自身の変化で印象に残っていることがあれば教えてください。
建設業界全体で働き方改革が進む中、とくに残業時間の削減に注力してきました。2022年4月からの労働時間規制導入に合わせて、さまざまな取り組みを実施しています。当事務所は若手社員が多く、職場の関係性も良好なため、全員で一丸となって働き方改革に取り組める環境が整っています。
具体的には、勤怠管理システムへの日々の入力を徹底し、適正な労働時間で業務が行われているかを把握・管理しています。まだまだ全員への浸透には至っていませんが、少しずつ改善の傾向が見られています。
私の強みは好奇心旺盛な性格で、事務職でありながら、工事がどのように進んでいるのかなど、業務の深い理解を心がけています。これにより、数字の間違いなども発見しやすくなっています。
また、小学生から大学まで続けたアイスホッケーでの経験から培った忍耐力と精神面の強さは、忙しい時期でもポジティブに業務へと取り組める源となっています。
──入社前と入社後で、想像していた業務内容とのギャップなどはありましたか?
入社前は建設業界に対して「忙しそう」というイメージを持っていましたが、実際に入社してみると、確かに忙しいものの、いくらでも工夫の余地があると感じています。当社は若手からの意見も汲み取ってくれる社風があり、思ったことにチャレンジできる環境です。
たとえば、事務の業務において、仕事のフローを効率よく回すための提案を所長にさせていただき、それを実際に実行できています。とくに、事務スタッフ3名で協力しながら、事務全体の業務の動きや営業所の運営について、自分たちで考えて実施できているという手応えがあります。
数字を積み上げていく裏方の仕事ではありますが、営業所全体の運営をサポートできているという実感があり、それが私の誇りとなっていますね。
風通し良く若手が活躍できる職場で、今後も効率化と働きやすさを追求したい
──日本道路という会社の好きなところがあれば教えてください。
現在、私が所属している東愛知営業所は先ほども話した通り、当社の中でも全国的にかなり仕事量が多い事業所の一つです。しかし、そういった中でも、社員同士が話しやすい雰囲気があり、風通しの良い職場だと感じています。
当社の良いところは、若手でも裁量を持って仕事ができる環境があることです。確かに会社全体の方針はトップの意向で決まりますが、その中でどのように進めていくかという具体的な手法については、現場に任せてもらえます。
たとえば、労務管理においても、どうすれば皆がルールを守りやすくなるか、より早く帰れるようになるかといった部分は、私たち事務方で考えて実行することができます。
──今後、どのような方に入社してほしいと思いますか?
建設業界というと体育会系のイメージを持たれがちなのではないかと想像しますが、当社は他社と比べてそういった雰囲気は薄いと感じています。むしろ、裏方として事務所の運営をサポートし、限られた時間の中でしっかりと正しい数字を報告できるよう、コミュニケーションを大切にしながら進めていくことを重視しています。
私の経験から言えば、最初から建設業界に明確な夢を持っていなくても、入社後に自分の居場所を見つけることができます。私自身、小さい頃から物づくりに興味はあったものの、大学では経営学を学んでいました。
しかし、事務職として入社し、経理や総務の仕事を通じて、建設業界ならではのおもしろさを見出すことができました。
──事務職として働くことを考えている方に大切にしてほしい価値観などあれば教えてください。
これから就職を考える方々には、建設業界に対して先入観を持たずに、まずは説明を聞いてみてほしいと思います。当社では、若いうちから責任ある立場で仕事を任せてもらえ、自分で考えてチャレンジできる機会が多くあります。
また、各地域の特性に応じてさまざまな仕事があり、経験を積みながら成長できる環境が整っています。
建設業界に対して、なかなか良いイメージを持たれていない方も多いかもしれません。しかし、実際に働いてみると、若いうちから経験を積める環境があり、自分で考えてチャレンジできる機会も多くあります。そういった意味で、私自身、この業界で働くことにやりがいを感じています。
私は今後も、より働きやすい事務所づくりをめざしていきたいと考えています。具体的には、仕事にメリハリをつけ、ワークライフバランスを整えることです。それには、事務方としての効率化の提案や、現場とのコミュニケーションの充実が欠かせません。このような環境づくりに共感し、共に成長していける方と一緒に働けることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
