大事なのは「自分の目で見ること」。なの花薬局の強みである在宅医療の推進にも尽力
在宅医療を強みに、地域の人々から長く愛され続けている「なの花薬局」。2019年入社の小高さんは、現在は登戸店で薬剤師として働いています。
「薬局を訪れる患者さまの窓口対応を基本としながら、患者さまのご自宅へお薬を届ける在宅訪問をほぼ毎日行っています。登戸店では在宅医療に力を入れており、店舗全体で1日約10件の訪問を実施。病院からの緊急依頼にも臨機応変に対応できるように、他のスタッフと連携を取りながら業務にあたっています」
小高さんは在宅セクションのメンバーとして、在宅医療の支援業務も担当しています。
「在宅セクションの中でも、私は在宅医療を推進するチームに所属しています。主に入社1年目の薬剤師を対象に、2日間に分けて在宅医療の基礎知識や、実践的なスキル習得といった研修を実施しています。研修では、フィジカルアセスメントの実習を取り入れており、聴診器や血圧計の使用方法も学べます。
在宅医療は実際に足を運んでみないとわからないことも多く、患者さまのリアルな情報を自分自身で収集する必要があります。お薬の管理方法はどうなっているのか、患者さま自身で服薬できる状態なのか、時間感覚は問題なくあるのか、など訪問した際に確認すべき情報を伝えています」
さらに在宅セクションチームでは、自宅療養に用いる点滴薬剤の調製に必要なクリーンベンチの導入店に向けて、無菌調剤研修を行っています。
「多くの店舗にクリーンベンチが設置されていますが、中には処方箋が出なくて稼働していないケースや、人員異動により稼働が少なくなるケースがあります。そういった店舗を対象に、基本的な使い方や処方箋受付時の対応などをあらためて学べる機会を設けています」
個々の活動としては、担当エリア内の7店舗から要望があった際に、実際に介入して在宅のサポートを行います。また、在宅医療を広めていくための活動にも注力しています。
「病院や訪問看護ステーションなどを対象に、なの花薬局の在宅医療を知っていただくための取り組みも進めています。
しかし、店舗単独では運営との両立が難しいため、資料の作成といった準備段階からサポートに入り、薬局長と一緒に訪問して業務説明も行うこともあります。患者さまにとって、良い選択肢の1つになれればという想いで活動しています」
患者さまと日々向き合う中で、小高さんには大事にしている価値観があります。
「日頃から心がけているのは、患者さまを自分の目でしっかり見ること。薬剤師の仕事は、お薬を届けて終わりではありません。ほかにもできることは必ずあるので、訪問先では患者さまの生活情報を把握し、そこから適切なアプローチができるように意識しています。症状の変化にいち早く気づき、お薬に活かせるように努めています」
独り立ちまで先輩社員が徹底サポート。地域に根ざした薬局づくりをめざし薬剤師の道へ
なの花薬局との出会いから、入社に至るまでの経緯を小高さんはこう振り返ります。
「学生時代に薬局実習があって、実習先の薬局では地域の患者さまからの信頼が厚く、困り事があれば気軽に相談できるような関係性を築いていました。その姿を見て、地域に根ざした薬局を作りたいという想いと共に、患者さまをしっかり見てくれるところで働きたいと考えるようになったんです。
就職活動時、なの花薬局の登戸店を偶然にも見学させてもらえる機会があり、そこで患者さまを大切にする社風に触れました。医師が患者さまを診察するのと同じように、なの花薬局でも丁寧に対応していたことに深く共感し、最終的な入社の決め手となりました」
入社後は、なの花薬局の千歳台店に配属となった小高さん。外来業務を中心としながら、しだいに在宅医療にも関わるようになります。
「まずは、通常の薬剤師業務に専念し、慣れてきてからは少しずつ在宅業務の担当を任されるようになりました。ちょうど入社1年目の冬に、産休に入る先輩スタッフがいたため、私が担当を引き継いだことが始まりです」
なの花薬局では、安心して業務に入れるように、担当として独り立ちするまで先輩社員のサポートを受けることができます。
「最初は先輩の後ろについて、訪問前の準備から患者さまへの対応など一連の流れを見学します。次の訪問では実際に自分が対応し、その様子を先輩が見ながら見落としや漏れがあればフォローがあります。先輩からOKが出れば、独り立ちできます。
その後は、契約時から担当を任せてもらえるようになり、徐々に訪問数が増えていきました」
実際に始めてみると、患者さまによって求めているものが異なり、そこに小高さんは難しさを感じていました。そんな時、在宅セクションチームは心強い存在だったと言います。
「お薬の配達だけを希望する方もいれば、一人暮らしで服薬管理を必要とされる方もいて、在宅訪問では一人ひとりに寄り添ったサポートが必要です。中には錠剤を服用できない方もいて、当時は試行錯誤を繰り返していましたね。
なの花薬局では、ブロックごとに在宅セクションのメンバーが必ず1人は配置されています。困った時には店舗の先輩社員だけでなく、担当メンバーにも相談できたので本当に助かりました」
できることが増えていくことが喜びに。入社3年目で在宅セクションのメンバーに抜擢
入社3年目に、小高さんは在宅セクションを兼任することになります。
「在宅医療に携わる中で、できることが増えていくことが楽しくて、声をかけてもらった時は迷わず引き受けました。在宅セクションの業務は、月1回のミーティングで方針を合わせるなど、外来業務と兼務して進めています。
それまでは千歳台店でしか経験がなかったのが、他のメンバーのサポートのおかげで、より知識や経験を広げることができました」
自身も在宅医療に携わってきた小高さんは、これまでの経験を在宅セクションの業務に活かしています。
「在宅医療に最初に触れた時の感覚を忘れずに、その経験をもとに新人研修の内容は毎年改良を加えています。実際に何をすればいいのかわからないという声が多いため、丁寧でわかりやすい研修を心がけています。また、研修以外でも気軽に相談できるような体制も整えています」
25年以上の在宅訪問の歴史があるメディカルシステムネットワーク。しっかりとした教育制度が社員のスキルアップはもちろん、意識向上にもつながっていると小高さんは感じています。
「当社では、入社して間もない時期から在宅医療関連の研修が始まります。こうした早い段階に行うことで在宅医療に対するハードルは一気に下がります。
また、知識を吸収するのも早いですから、『じゃあ実際何ができるだろうか』と前向きな思考になってもらえます。忙しい店舗ではそうはいかないため、新人のうちから在宅業務に慣れてもらうことが重要だと感じています」
今後は無菌調剤の研修に力を入れたいと話す小高さん。必要な患者さまに向けて、フォローできる薬局が増えていくことを願っています。
「私自身、登戸店で初めて無菌調剤を経験しました。学生時代は難しそうだと感じていましたが、監査するポイントをおさえれば、外来業務と同じように無理なくできることがわかりました。
経験の有無というのは大きいため、今後は無菌調剤の研修パッケージを作成し、なの花東日本でも展開していければと考えています」
患者さまからの「ありがとう」が原動力。安心して在宅医療を選択できる未来をめざす
患者さまと真摯に向き合い続けてきた小高さんにとって、「役に立っている」という実感がモチベーションになっています。
「在宅訪問を行っていると、『いつも来てくれてありがとう』と患者さまから感謝の言葉をいただく機会が数多くあります。また、お薬がちゃんと飲めるようになったことで、患者さまが元気に過ごせていると、ご家族から声をかけてもらうことも。
そういうお話を聞くと、お薬を届ける以外にも、患者さまの役に立てているんだという実感が得られ、それがやりがいになっています」
小高さんがめざすビジョンは、在宅医療や無菌調剤が「特別なこと」ではなくなること。
その実現に向けて、なの花薬局が各地域に根ざした医療の1つの拠点となることが重要だと考えています。
「外来業務と同じように、在宅医療や無菌調剤が当たり前のこととして認識され、標準的なサービスの1つとなることをめざしています。そのためには、まずは地域の方々に信頼してもらえる薬局となり、なの花薬局なら『安心して在宅医療を受けられる』と思ってもらいたいですね」
最後に、小高さんが働く上で感じているなの花薬局の魅力。そして、採用候補者の方に向けたメッセージを伝えます。
「在宅医療と聞くと、何をするのだろうかと不安に思う方も中にはいるかもしれません。なの花薬局では、在宅セクションメンバーが各店舗の在宅訪問をしっかりサポートするため、安心して業務に取り組める環境が整っています。
わからないことがあれば気軽に相談もできますので、心配せずチャレンジしてもらえたらと思います」
在宅医療が当たり前に受けられる日常をめざし、これからも小高さんの挑戦の日々は続きます。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

