型にはまらないビジネス開拓。貪欲に情報収集を行う同僚は刺激をくれる存在
経済と社会の発展や、より良い地球環境づくりに必要なインフラを主に提供するプロジェクト本部。電力、資源インフラ、物流インフラ、社会環境インフラなど多岐にわたる事業領域で、さまざまなプロジェクトをグローバルに展開してきました。
「プロジェクト本部では、火力発電をはじめとする発電事業のほか、ブラジルやメキシコでのガス配給事業、光ファイバー網の整備など、世界各地でインフラ事業を展開しています。
また、近年は太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの投資をはじめ、地球環境に配慮したビジネスへの取り組みも強化しています。
中でも私が所属するプロジェクト開発第一部が対象とするのがアジア地域。第三営業室ではタイ、フィリピン、ベトナム、バングラデシュを担当しています」
これまで東南アジアのインフラ開発に取り組んできた本多。プロジェクト本部の仕事の魅力についてこう話します。
「アジアにはいまも停電が頻発するなど、インフラの整備が進んでいない国々が多く、インターネットの普及率が低い地域も少なくありません。その一方で、人口は増加傾向にあるため、質の高いインフラへのニーズは高まるばかりです。あらゆるところに商機を見出せる可能性があり、やりがいを感じています。
型にはまらないビジネス開発ができるのもプロジェクト本部の魅力のひとつ。入札や投資銀行からの持ち込みだけでなく、古くからの取引先との会話の中からビジネスのアイデアが生まれることもあれば、社員の想いが発端となり、現地拠点を中心にパートナーを巻き込みながら新しいビジネスが創出されることも。プロジェクトが動き出すプロセスはさまざまで、とても刺激的です」
現代の生活に欠かせない社会インフラや生産設備を整備するためには、幅広い分野の知識やノウハウが求められます。案件開発を進める上で、本多は常に高くアンテナを張り、情報収集に努めてきました。
「地域ごとの潜在的な課題を見極め、ニーズを的確に汲み取ることがビジネス開発の第一歩。プロジェクトとは一見関係のないようなことにも関心領域を広げ、情報を積極的に集める同僚の姿勢にはいつも刺激を受けています。私自身も記事やニュースをチェックする、隣の部署の議事メモなどにも目を通す、銀行やコンサルとの面談には極力出席するなど心がけています。」
より幅広くエネルギー分野を追求するため、ガス会社から三井物産へ。決め手は「人」
大学院ではマテリアル工学を専攻し、電池材料について研究していた本多。エネルギーへの関心から、卒業後は大手ガス会社に就職しました。
「入社後、最初に配属されたのが電力をトレーディングする部署。そこに2年ほど在籍し、国内の電力取引に携わりました。その後アメリカに渡り、現地の発電事業を手がける部署へ。そこで発電所の投資に関わった後帰国し、ヨーロッパと国内の電力取引を担当しました」
トレーディング・投資の業務に関わること約4年。本多の中に、よりさまざまな角度からエネルギー事業に挑戦してみたいという想いが芽生え始めます。ガス会社からの転職を決意した本多が新天地として選んだのが三井物産。入社の決め手は、「人」でした。
「印象的だったのは、面接で重視されたのが人柄など、仕事とは直接関係のない部分だったこと。前職での経験を詳しく聞かれると思っていたので驚きましたが、日系の企業ということもあり、最もカルチャーにフィットできそうと感じたことが当社に入社を決めた理由でした」
入社後配属されたのはプロジェクトマネジメント室。国内・アジアの取組案件や新規事業開発を担当しました。
「プロジェクトマネジメント室では、プロジェクト本部が手がけるプロジェクトの良質化サポートやトラブルシューティングを経験しました。プロジェクト全体を見渡せたことで、当社独自の仕事の進め方が身についたと思います。
また短い期間ながら、同室で幅広い案件に関わる中でさまざまな担当者と知り合い、本部内の人脈づくりができたことも収穫でした」
若手が使命感を持ってリードする職場。パートナー企業との関係構築への熱量には驚き
入社して本多がまず感じたのが、人材の多様さ。また、仕事に対して意欲的に取り組む文化が社内に浸透していることにも驚かされたと話します。
「服飾や建設、放送といったさまざまな業界出身者の方がいて、中には現役のドクターもいるなど、実に多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっていると感じます。人と関わったり話したりするのが好きという共通点があるくらいで、ステレオタイプの商社パーソンのイメージとは一線を画す方ばかり。パーソナリティも雰囲気もバラエティに富んでいてとても刺激的な環境です。
誰もがオーナーシップを持って仕事と向き合っているのもプロジェクト本部の特徴のひとつ。どのプロジェクトも担当者が数人と少ないため、社員ひとりに与えられる裁量権が大きいからかもしれませんが、入社して間もない若手たちが責任感や使命感を持って幅広い業務をリードしている様子を初めて目にしたときはとても驚きました」
転職したことでマインドセットに大きな変化があったと言う本多。仕事への取り組み方も大きく様変わりしました。
「プロジェクト本部は主体的にビジネスをつくりだしていくことに対してとてもオープンな組織。既存の事業領域にとらわれず、商機さえあればどんどんチャレンジさせてもらえる環境なので、変化を恐れずいろいろなことに挑戦する習慣が身についたと感じます。
また、仕事に対する姿勢についてもさまざまな刺激を受けました。たとえば、パートナー企業との関係構築に対する熱量には驚かされました。現在は重要パートナーとなっているタイ企業とも、最初は現地のメンバーが毎週のように食事に行くことから関係性を築いたという話を聞いたことがあります。そうやって信頼関係をつくるプロセスを大切にするのは当社の良き文化だと思いますし、見習いたいと思います」
一方、前職の経験が生かせている場面も。
「購入した電気を取引するプロジェクトもあるので、前職での電気やそれに関連する商品の取引で培ったスキルや知識が生きる場面はあります。私に限らず皆さんそれぞれのバックグラウンドをもってキャリア入社されていますが、多様なバックグラウンドがあるからこそ出せるアイデアや、気づけるリスクがあるはず。キャリア入社のメンバーが活躍する場面が、今後ますます増えていくのではないでしょうか」
そうやって多様性の価値を発揮できている実感がある反面、苦労することも多いと話す本多。それでも前に進み続けることができた理由についてこう語ります。
「未経験のことをキャッチアップするのはそれなりに大変です。投資する対象も多岐にわたるため、プロジェクトに貢献するためには、商材が変わるたびにいちから学ばなくてはなりません。
私の場合、これまで原動力となってきたのは好奇心です。新しい知識を得ること自体におもしろさを感じているところがあって。プロジェクトに参加して初めて勉強することも少なくありませんが、必要に迫られて学ぶうちに楽しめていることが、良い具合に作用していると思います」
投資対象が多角化する今、鍵となる多様性。アサインされる仕事から「創る」仕事へ
本多にとってプロジェクト本部の最大の魅力は、各事業領域に長く関わる中で培った豊富な知識と経験。さらにこう続けます。
「疑問に思ったことがあっても同僚の誰かに聞けば解決するほどメンバーの知識が深く、学ぶのに最適な環境があると思います。また、学んだことをすぐに実践できる場が与えられるのもプロジェクト本部ならでは。成長の場であり、同時に力を発揮できる場でもある点に魅力を感じています。
また、私が所属する第三営業室も約3割がキャリア入社ですし、外部から出向という形で働いているメンバーもいます。経歴やバックグラウンドに関わらず協働してプロジェクトを作っていくカルチャーがあるのも働きやすさを感じます」
2023年7月で本多は入社して3年目を迎えました。今後のプロジェクト本部のあるべき姿に寄せながら、いま求める人物像についてこう述べます。
「プロジェクトは最低でも2、3人、大きいときで6、7人、現地拠点も入れるとさらに多くの人数でチームを組んで進めることになります。成功を左右するのは、メンバーとのコミュニケーション。チームワークの価値を理解できることがまずは大切だと思います。
また、取り扱う商材はさまざま。何を担当することになっても前向きに取り組めるだけの好奇心があるのが理想的です。
加えて、今後は海底ケーブルやデータセンターといったデジタルインフラやカーボンニュートラルを達成するためのインフラ投資など、投資の対象がますます多角化していくことが予想されます。従来にはない発想やアイデアを生み出す鍵となるのが、多様性です。
メーカーでの勤務経験がある方や電力会社で発電所を運用していた方など、さまざまなバックグラウンドを持った方々がさらに集まることで相乗効果がもたらされ、より良いアウトプットにつながると考えています」
そんな本多の現在の目標は、新たな事業を立ち上げることです。
「この1年、アジアのさまざまな開発案件を担当してきましたが、すでに立ち上がったプロジェクトにアサインされるケースが多かったので、今後は、自ら現地に赴いてニーズを掘り出したり案件の種を蒔いたりと、いわば仕事を『創る』立場になれたらと考えています。
そうやって自分が立ち上げたプロジェクトを推進している方ほど、高い視座と志を持って意欲的に仕事に取り組んでいるように見えます。ゆくゆくは自分もそんな存在になっていけたらいいですね」
※ 掲載内容は2023年7月時点のものです
