『財務経理』という仕事について
──お仕事について教えてください。
私は今、「国内・海外向けにクレーンやショベルの製造を、財務面から支える仕事」をしています。
所属しているのは、「財務部経理グループ」という部署です。財務部経理グループは、関連会社を含むグループ会社全体の経理業務を手がけているところで、全国の工場の生産活動などを数値化し、単体・連結決算、税務申告などを担っています。
このように書くと、ものづくりへの貢献が少ない仕事と思われるかもしれません。しかし、1台数千万円以上する建設機械を、全国でどれだけ生産しているか。それらの材料や部品はいくらになるのか。建設機械の売上はどれくらいになるのか。そう考えると、私たちが扱っている金額の大きさ、コベルコ建機のものづくりへの影響力の大きさがどれほどのものなのか、お分かりいただけると思います。
──この仕事はコベルコ建機においてどんな役割を担っているのですか?
「数字のプロにしかできないものづくり支援」という役割を担っています。
私たち財務経理が正しく数値を管理・分析し定量的な数字に落とし込むことで、製造ラインにおける無駄を省き、さらなる効率化を実現できるのです。
また、管理する経理情報は、グループ全体の税務課題の解決策の検討・実行、より重要な経営判断を行うために必要な材料となるもの。その管理・分析といった、経営に関わっていく仕事も担当しています。
──清水さんは今、どんな仕事を担当しているのですか?
兵庫県にある大久保事業所を担当し、クレーン事業の単体決算、業績管理の数値作成・分析などを行っています。
一般的な会社の経理は売上や経費の計算をするイメージがありますが、原材料や加工費などの「原価計算」、土地建物や製造設備にかかる「固定資産管理」、在庫状況を把握する「棚卸資産管理」など、メーカーの工場ならではの経理業務があるのが特徴です。他にも私は製品に問題があった場合の保証や、国内外のお取引様への支払いに関する業務を担当しています。
また、部門内ではまだまだ若手の立場ですが、年間の財政状態や経営成績を表す財務諸表業務において、数値をつくるための検討や判断も一部任されています。何か課題が生じた際は部署を越えてヒアリングをするなど、多くの方と関わります。苦労も多いぶん、最終的に数字としてまとまった時の達成感はとても大きいですね。
学生時代について
──どんな学生時代を送っていましたか?
“陸上漬け”の学生時代でした。種目は、小学6年生から続けてきたハードルです。高校の部活では主将を任され、国体やインターハイ出場も叶えました。もともと何でも「やってみよう!」という前向きな性格でしたが、部活を通じて組織をまとめたり、人前に出たりする経験を積んだことで、より新しいことに挑戦することの楽しさを学ばせてもらいました。
──就職活動の時、会社選び・仕事選びの基準は何でしたか?
「自分が関わった製品が世の中で役立っていることを目で見て実感できる仕事がしたい」という想いがあり、完成品メーカーを志望していました。また、新卒で入社するからには長く働ける環境がいいと考えていたので、就職活動では一緒に働く社員の方の雰囲気が自分に合うかどうかを重視していました。
──コベルコ建機を選んだ理由は何でしたか?
選考のなかで、「ユーザー現場主義」という言葉を何度も耳にしました。これは顧客である建設現場の声を反映した製品・サービスの提供をめざす、コベルコ建機の企業理念です。さまざまな部門の社員の方が口にしていたので、本当の意味で社内に浸透している想いなんだなと感じました。
実は私の実家は小さな建設会社を営んでいて、幼い頃から建設機械が身近な存在でした。コベルコ建機なら、まさに両親が働く「現場」に、本当に喜ばれる製品を届けることができるのではないかと考え、ぜひここで働きたいと思いました。
入社して良かったこと
──入社してみて、どうでしたか?
最初の配属先は広島で、初めての仕事、初めての土地での生活に不安でいっぱいでした。でも手厚いサポート制度のおかげで、無理なく慣れることができたと感じています。
そのサポート制度というのが、新入社員一人に対し、一人の先輩社員が3年間、業務だけでなく職場の人間関係や生活全般まで相談に乗ってくれる「エルダー制度」です。担当の先輩には、経理として働く上での考え方から現場への働きかけまで、さまざまなことを教えていただきました。当時の直属の上司からも多くの経験を積む機会をいただきましたし、入社して最初の3年間が今の自分の土台を作ってくれたと思います。
──仕事の中で成長を感じられた体験はありますか?
入社4年目で、関連会社を含めたグループ全体の決算業務を担う、「連結決算」のチームに配属された時です。これまで連結決算業務の経験がなかったので、担当として無事に決算を締めることができるのか不安でした。
何とか業務をやり遂げようと必死でしたが、自分の知識不足のために失敗ばかり。周りの方にたくさん迷惑をかけてしまいました。そこで私が力を入れたのは、先輩方の知恵に学ぶこと。コベルコ建機グループには独自の連結決算の考え方があり、一般的な知識だけでは不十分だったのです。
そのため経験のある先輩に質問し、また過去の連結決算に関する勉強会の資料を活用するなどして、一つひとつ理解を深めていくことに。最終的に、無事決算を締めることができました。仕事を円滑に進めるためには、自分だけで何とかしようとするのではなく、周囲の協力を仰ぐことが大切なのだなと実感しました。
学生のみなさんに伝えたいこと
──学生時代の自分に伝えたいことはありますか?
社会人になったら仕事中心の生活になるのかな、というイメージがあったので、「仕事もプライベートも両立できているから安心してね」と伝えたいです。また、仕事にやりがいを感じられていて、素敵な同僚にも恵まれていることも教えてあげたいですね。
──これから挑戦してみたいことはありますか?
将来的には、財務面から経営判断に必要な情報発信・助言ができるような存在になりたいという想いがあります。そのためには、周りの方から信頼され頼られる人になることが大切だと考えています。今はできるだけ現場に足を運んで製造工程を見たり、技術者の声を聞いたり、多くの経験を積みたいと考えています。
──未来の後輩にお勧めするコベルコ建機のアピールポイントは?
90年以上の歴史のある会社である一方、若手でもチャレンジできる環境があります。手を挙げる人にチャンスが多い環境なので、若いうちから色々なことに挑戦したい方にはぴったりだと思います。また穏やかで優しい社員が多いというのが、私が入社して感じた印象です。福利厚生の制度も手厚いので、腰を据えて働き続けられる環境だと思います。
──ありがとうございました!
※ 記載内容は2024年10月時点のものです
