「ショベル開発」という仕事について
──お仕事について教えてください。
私は今、「世界各国に出荷されるコベルコ建機製のショベルをイチから作る仕事」をしています。
所属しているのは「ショベル開発部 ショベル開発グループ」という部署です。ショベル開発部の役割は、一言でいえばその名の通りショベルを開発することになります。マーケティング部門と連携して、市場で求められていることを商品要件に落とし込み、品質・コスト・納期の目標を設定。その目標の達成に向けて、開発担当者を取りまとめフォローし、量産化に向けた開発を進めています。
──この仕事はコベルコ建機においてどんな役割を担っているのですか?
「ユーザーに求められるショベルを開発する」という役割を担っています。
建設機械は1台数千万円もする製品です。ただし、競合企業もたくさんあるため、ただ作れば売れるものではありません。いかに、お客様が求めている機能・性能を、求められている価格帯でご提供できるかを追求しています。
また、営業・サービス・製造部門からの情報をもとに、すでにリリースしている機種をさらに良いものにするための改善を担当しているのも私たちです。
──見浪さんは今、どんな仕事を担当しているのですか?
私が担っているのはショベル開発のほんの一部分ですが、今は海外向け油圧ショベルの新機種開発(開発の取りまとめ)と、並行して当該機種の旋回フレーム設計を担当しています。
コベルコ建機には「ユーザー現場主義」という考え方があります。これは「建設機械を使う人たち(ユーザー)と使われる場所(現場)のことをどこよりも真剣に考え、製品開発をはじめとするすべてのサービスに活かす」というもの。そのため、マーケティング部門からあがってくる市場の声、営業・サービス・製造部門から寄せられるお客様の声を大切に扱い、製品開発や改善に活かしています。
まさに、ユーザーに寄り添ったものづくりができていると感じますね。
学生時代について
──どんな学生時代を送っていましたか?
大学で学んでいたのは輸送・環境システムです。船舶メーカーや自動車メーカーと共同研究で構造最適化技術について研究していました。
サークル活動はしていなかったのですが、大学祭実行委員会を務めました。大学祭に出展する団体の取りまとめ、地域企業へ協賛を募る活動をしましたね。
地元を離れ、誰も知り合いがいない環境に飛び込んだので不安は多かったのですが、大学では行動力と思いやりのある仲間たちに恵まれたことで、刺激を受け、内向的だった自分を変えることができたと思います。
──就職活動の時、会社選び・仕事選びの基準は何でしたか?
もともと機械が好きでしたので、「設計開発ができる仕事を選びたい!」という思いがありました。
機械の中でも人を乗せて動き、街中でも良く見かける建設機械に夢を感じましたね。説明会で聞いた話の中で、自動運転をはじめとする新技術をこれからどんどん取り入れて進化していく分野ということを知り、やりがいのある仕事ができそうだと感じました。
──コベルコ建機を選んだ理由は何でしたか?
コベルコ建機のことはOBOG訪問で知りました。いろいろお話をさせてもらったのですが、先輩方の人柄に惹かれたことと、会社についても働きやすそうな職場という印象を抱きました。
入社して良かったこと
──入社してみて、どうでしたか?
最初の1年間は、配属先以外の部署の研修でした。製品開発はさまざまな部署との連携によって成り立っていることを知るためとのことで、私の場合は、工場の生産ライン改善や製造技術室にて溶接作業で発生する有害物質の削減装置開発などを担当しました。
研修期間終了後、設計部署に配属されました。上司や先輩に相談しやすい雰囲気がある会社だと思います。
──仕事の中で成長を感じられた体験はありますか?
急遽、新リーダーを任されたことですね。新機種開発の量産化に向けた品質・性能の確認試験が始まるという段階で、リーダーを務めていた先輩が海外赴任となり、自分が新リーダーを任されました。
しかし、試験ではさまざまなトラブルが発生しました。さらに、自分が現地スタッフと直接英語でやりとりしなければならないという困難な状況に多々陥りました。
上司や先輩方に相談しながら、一つひとつ解決に導き、なんとか量産化の社内承認をもらうことができました。大変でしたが、上司や先輩のサポートを受けながら成功体験を積むことができたのは良かったと思います。
学生のみなさんに伝えたいこと
──学生時代の自分に伝えたいことはありますか?
職場の仲間にも恵まれ、技術者として成長できていることを伝えたいですね。あと、大学や大学院時代に研究に取り組む中で身についた課題に対する解決方法を模索していく習慣は、今の会社生活の中でとても役に立っていることも伝えたいです。
──これから挑戦してみたいことはありますか?
今までは、主に新興国向け機種の開発に携わり、特にコストダウンにこだわった製品開発を手掛けてきました。今後はAIなどを活用した最新技術に関わる機会の多い、先進国向けの機種の開発にも挑戦してみたいですね。
また、設計担当者としても、今まで担当した旋回フレーム以外の構造物(走行フレーム、アタッチメントなど)の設計にも挑戦し、構造設計分野に強みをもつ技術者を目指していきたいと考えています。
──未来の後輩にお薦めするコベルコ建機のアピールポイントは?
コベルコ建機は、経験がなくても、やる気があればどんどん仕事を任せてもらえる会社だと思います。また、風通しが良く、困った時には力になってくれる先輩方が多くいると感じます。
開発担当者も自分で機械を操作できる機会があり、操作性のチューニング効果を体感できるので、今回話したような仕事がしたいと考えている方にはぴったりの環境だと思いますよ。
──ありがとうございました!
※ 記載内容は2024年10月時点のものです
