「まずやってみる」が生む変化。生成AIで面接運営を進化させる挑戦
私が所属しているのは、Operations Hub、通称「事務局」という部署です。事務局のミッションは、応募者一人ひとりと丁寧に向き合う面接官が、本来の面接業務に集中できる環境をつくること。その環境づくりを通じて、高品質な面接代行サービスの提供を支えています。
現在の私の主な仕事は、面接官の育成・管理です。研修前の自主学習コンテンツの作成から研修設計、面接品質の確認まで一貫して担当しています。研修では、応募者に寄り添う姿勢やコミュニケーションを重視し、良かった点と改善点を具体的にフィードバックしています。研修後もSlack(ビジネス向けチャットツール)を通じて継続的にサポートし、面接官が自信を持って成長できる環境づくりを心掛けています。
それと同時に、生成AIを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも取り組んでいます。具体的には、応募者アンケートの自動転記や、面接枠不足の時間帯を自動通知する仕組みを作成しました。また、Claude(対話型AIアシスタント) を活用して会議の議事録や事務局マニュアルを作成するほか、給与計算時の勤務時間転記ツールや面接官へのフィードバック支援ツールなども開発しています。こうした取り組みを通じて、作業工数の削減だけでなく、業務の標準化や属人化の解消にもつなげています。
仕事をする上で大切にしているのは、変化を恐れず挑戦し続けること、そのために「まずやってみる」という姿勢です。ゴールが決まったら、固定観念にとらわれず、新しい技術や生成AIを積極的に取り入れながら、最適な方法を考える。その繰り返しが、より良い仕組みづくりにつながると信じています。
もう一つ大切にしているのが、一緒に働く人への敬意です。相手の時間や状況を尊重し、「どう伝えれば相手が動きやすいか」を意識しながらコミュニケーションを取るようにしています。どれだけ優れた仕組みをつくっても、それを使うのは人です。だからこそ、ツールや制度の設計と同じくらい、人への向き合い方を丁寧に考えることが重要だと感じています。
やりがいを感じる瞬間は、面接官が成長し、応募者アンケートや企業様から良い評価をいただけたときです。また、新しいツールや生成AIの活用によってチーム全体が働きやすくなったり、面接官が応募者と向き合う時間を増やせたりしたときも、この仕事の面白さを強く実感します。「環境をつくる」という仕事は、直接的に成果が見えにくい部分もありますが、だからこそ、誰かの変化や成長が形となって表れる瞬間が、何よりの原動力になっています。
「誰でも同じ品質で働ける仕組み」を追い求めた、航空会社時代のキャリア
私のキャリアのスタートは、航空会社の国際線グランドスタッフ(空港での旅客対応を担う地上職員)でした。成田空港を拠点に、チェックインや搭乗口での案内、ラウンジ業務といった旅客対応から始まり、やがて運航便の管理や人員配置を担うスーパーバイザー(旅客責任者)として、現場全体の運営・統括にも携わるようになりました。外資系航空会社の運航業務サポートや国内外の空港への業務応援など、さまざまな現場を経験したことで、空港という場所が持つ複雑さと面白さを肌で感じていました。
そのなかで、私の仕事観を大きく変えた経験が、新人教育インストラクターへの着任です。それまでは「自分自身がいかに正確に仕事をこなすか」を意識していましたが、人を育てる立場に立ったとき、視点がまるで変わりました。同じ業務内容でも、誰が担当しても同じ品質で対応できる仕組みがなければ、組織としての安定には繋がらない。そのことを、後輩たちと向き合うなかで強く実感したのです。
特に意識していたのは、「伝え方を一人ひとりに合わせること」でした。同じ説明をしても、すんなり理解できる人もいれば、別のアプローチが必要な人もいます。相手の表情や反応を見ながら、指示の出し方やフィードバックの内容を都度工夫していました。正解が一つではないからこそ難しく、だからこそ面白いと感じていました。
また、現場での気づきを改善提案としてまとめ、実際の業務フローに反映していく経験も積みました。「こうすればもっとうまくいくはずだ」というアイデアは、形にして初めて価値になる。この感覚は、今の仕事に取り組むうえでの原点になっています。
そんなキャリアを歩んでいた私が転職を考えるきっかけになったのは、アルバイト面接官として関わっていた仕事がきっかけでした。現在の会社でアルバイトとして面接業務に携わるうちに、「もっとこの仕事に深く関わりたい」という気持ちが芽生えてきました。そのタイミングで正社員として働かないかと声をかけていただき、新しいことに挑戦できる環境に魅力を感じて入社を決めました。採用を支える仕組みづくりや業務改善、面接官の育成に関われるという仕事内容が、これまでの自分の経験と重なる部分が多く、前向きな気持ちで踏み出すことができました。
「まずやってみる」姿勢が生んだ、生成AI活用という成功体験と試行錯誤の日々
入社後、いちばん大きな成功体験として振り返るのが、生成AIを活用した新人研修の仕組みづくりです。Vrew(AI機能を搭載した動画編集ツール)を使って新人研修動画を作成したことで、これまで2時間以上かかっていた研修時間を約1時間にまで短縮することができました。事務局メンバーの作業工数を削減できただけでなく、新人面接官が現場にスムーズに入っていけるよう、オンボーディング(入社・配属後の立ち上がり支援)のスピードアップにもつなげられたことは、とても大きな達成感でした。
自分のアイデアを形にして、チーム全体の業務改善につなげられた。その経験を通じて、「まずやってみる」という姿勢が新たな価値を生み出すのだと、身をもって実感しました。
ただ、最初からうまくいったわけではありません。新しいツールや仕組みは、自分が便利だと思うだけでは現場に定着しないのです。実際に使うメンバーの視点に立てていなかったり、何度も試行錯誤を重ねました。そうした経験から学んだのは、「小さく試して、フィードバックをもらいながら改善を重ねる」ことの大切さです。この考え方は今も業務改善の基本として大切にしています。
成功体験も失敗体験も、一人の経験で終わらせないことを意識しています。振り返りを通じて改善点を整理し、マニュアルや研修、仕組みに反映することで、チーム全体の財産として共有する。現場の声や利用者の意見を丁寧に聞き、改善を積み重ねることが、定着する仕組みづくりには欠かせないと感じています。
入社前と比べた自分の成長という点では、前職では触れる機会のなかった生成AIを使いこなし、自ら業務改善や仕組みづくりを進められるようになったことが、技術面での大きな変化です。一方で、マインド面でも変化がありました。相手に「何を伝えるか」だけでなく、「何を伝えないか」まで意識するようになったのです。リモートワークやテキストコミュニケーションが中心の環境では、相手の状況が見えにくいからこそ、言葉選びや情報の整理に気を配ることが、円滑なチームワークの土台になると気づきました。
前職での経験も、今の仕事に確かに生きています。航空会社のグランドスタッフとして世界各国のお客様への接遇を担い、後輩育成にも携わってきた経験で培った「相手目線のコミュニケーション」は、現在の面接官育成や研修設計の場面でそのまま活かされています。限られた時間の中で正確な判断を求められてきたことも、業務の優先順位を冷静に判断しながら進める姿勢につながっていると感じています。
「まずやってみよう」と挑戦できる人と、一緒に未来をつくっていきたい
短期的には、事務局内での業務改善やDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して業務や組織のあり方を変革すること)を率先して推進し、さらなる生産性向上に貢献していきたいと考えています。日々の業務の中で「もっとうまくできないか」「ここを仕組み化できないか」と考えることが自分の原動力になっていますし、それを形にできる環境がここにはあると感じています。だからこそ、まずは自分自身がその旗振り役になっていきたいです。
中長期的には、少人数でも高品質な面接運営を実現できる仕組みづくりを推進できる人材になることをめざしています。業務の効率化や標準化を進めながら、チームとして安定したアウトプットを出し続けられる体制をつくっていきたいという思いがあります。そして将来的には、チームづくりや人材育成を担い、管理職として組織の成長に貢献できるようになることが目標です。自分が育ててもらったように、次は自分が誰かの成長を支える側に回れたら、それはとても嬉しいことだと思っています。
最後に、入社を検討してくださっている方へ、この会社の魅力をお伝えしたいと思います。年齢や経験に関係なくチャレンジできる風土と、自分で考えたアイデアを形にできる環境が、ここの大きな魅力だと感じています。改善提案や新しい技術・ツールの活用を積極的に受け入れる文化があり、一人ひとりの提案や挑戦を後押ししてくれる点は、働く上での大きな安心感につながっています。
一緒に働きたいと思うのは、人を大切にして、相手の立場に立って誠実に行動できる方です。また、変化を前向きに受け入れて「まずやってみよう」と動ける方、「もっと良くできないかな?」と考えながら改善を続けられる方は、きっとここで活躍できると思います。スキルは入社後にも身につけられるものだと思うので、それ以上に素直に学び続ける姿勢を大切にしてほしいです。
「好奇心とチャレンジ精神を持って、アイデアをたくさん発信できる方」と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。一緒に仕組みをつくり、組織を育て、挑戦し続けていける仲間をお待ちしています。
