「食」が生む幸せな空間に感動した、負けず嫌いな少年の原点
子どもの頃の私は、とにかく負けず嫌いな性格でした。勝負事で負けると悔しくて泣いてしまうほどで、今思い返すと少し笑えるくらいです。そのぶん、何事にも全力で向き合う子どもだったと思います。
体を動かすことが大好きで、幼稚園の頃から小学校を卒業するまで体操教室に通い続けました。じっとしているよりも、とにかく動き回っているのが好きな子どもでしたね。中学・高校では野球に打ち込み、勉強よりも練習に費やす時間の方がずっと長かったと思います。友人に誘われたのがきっかけで始めた野球でしたが、気づけば青春の大部分を占める存在になっていました。
野球を通じてとくに身についたと感じるのは、忍耐力です。厳しい環境の中で毎日練習を続ける生活は、当時はつらいこともたくさんありましたが、今となってはどれもいい思い出です。あの経験があったからこそ、社会に出てからも粘り強く物事に向き合えているのだと感じています。
大学では経済学部に進学しました。専門的な勉強と並行しながら、学生生活を送っていました。
そして、今の仕事につながる原点を振り返ると、幼い頃の家族との思い出が真っ先に浮かびます。私の周りには飲食業に携わる人が多く、小さな頃から「いつか自分も飲食の世界で働きたい」という気持ちがありました。その思いをより強くしてくれたのが、家族で訪れたハンバーグレストランでの体験です。
仕事が忙しくなかなか家族との時間が取れなかった父と、そのお店でゆっくり話すことができました。おいしい料理を囲みながら、家族みんなで笑い合ったあの時間は、今でも鮮明に記憶に残っています。その時に気づいたんです。「食」というのは、単においしいものを食べて満足するだけではなく、家族のコミュニケーションを生み出したり、温かな空間そのものをつくり出したりする力があるのだと。その感動が、飲食の世界に進みたいという思いをより確かなものにしてくれました。
負けず嫌いな性格、野球で鍛えた忍耐力、そして「食」が持つ力への感動——これらすべてが、今の自分を形づくる大切な原点になっています。
「定型文やんな?」面接官の一言が入社を決めた瞬間
就職活動では、最初から飲食業界一本に絞って企業を探していました。他の業界には目を向けず、「飲食で働く」という軸だけを大切にしながら、自分に合う会社を探し続けていたんです。
この会社のことを知ったのは、キャリアサポートの先生から紹介してもらったのがきっかけです。最初に抱いた印象は、「すごくおしゃれなお店をやっている企業だな」というものでした。ただ、その時点で入社を決めたわけではなく、「色々なところを見てから決めたい」という気持ちがあったので、まずは選考に進んでみることにしました。
そして、実際に面接を受けたとき、忘れられない体験をしました。面接というのは、どうしても「堅苦しいもの」「定型文を答えるもの」「企業に気に入られなければならない場」という意識で臨みがちですよね。私もそう思いながら面接に挑んだのですが、面接官の方に突然こう言われたんです。「それ、定型文やんな?そんなことを聞きたいんじゃなくて、防村君の本音を聞かせて欲しいんよ!」と。
その一言は、本当に衝撃でした。思わず笑ってしまったくらいです(笑)。でも、その言葉をきっかけに、面接の空気がガラッと変わりました。そのあとは、どんな会社を受けているか、どこが第一志望か、何で迷っているか……通常の面接ではまずしないような話を、たくさん聞いてもらいました。
面接官の方は、何人もの応募者と向き合う中で、どうしても作業的になったり、「選ぶ側」の立場で話してしまいがちだと思うんです。でもその方は、一人ひとりに寄り添い、真剣に向き合ってくれていることがはっきりと伝わってきました。そして、自分の会社のことを、本当に楽しそうに話してくれていたんです。その姿が、何よりも印象に残りました。
「この会社に入りたい」と思ったのは、その瞬間でした。会社の規模や待遇といった条件よりも、「この人たちと一緒に働きたい」という気持ちが決め手になったんです。
入社後は、理念研修やサービス研修、クレーム対応研修、ブランド研修、社長塾など、さまざまな研修を経験しました。入社前は「おしゃれな飲食店の会社」というイメージしか持っていなかったのですが、実際に入社してみると、社内の文化や雰囲気が想像していた何倍も良くて、それが一番のギャップでした。面接のときに感じた「人を大切にする姿勢」が、会社全体に根づいているんだと、入社してから改めて実感することができました。
「最高売上を更新したとき」チームと共に味わう、何度でも嬉しい瞬間
現在は営業部に所属しており、売上・利益の創出を部署のミッションとして日々業務に取り組んでいます。具体的には、営業活動を軸にしながら、時間を見つけて店長業務もこなすというスタイルです。役職はプロフェッショナルマネージャーといい、店舗全体のマネジメントを担いながら、数字の結果にも責任を持つポジションです。
仕事をしていて一番やりがいを感じる瞬間は、やはり店舗の皆や部下と一緒に最高売上を更新できたときです。単日の記録であっても、月間の記録であっても、社員だけでなくパートナー(アルバイトや契約スタッフなど、社員以外のチームメンバー)も含めたメンバー全員が一丸となって達成した瞬間は、何度味わっても本当に嬉しいものがあります。「また更新できた」という達成感は、積み重なるほどに深みを増していく感覚があります。
その最高売上を更新するために、特に意識して取り組んでいることがあります。全体目標の掲示、シフトの調整、時間帯ごとの目標設定、そして進捗の確認です。こうした取り組みの根底にあるのは、「みんなが同じ方向を向く」という考え方です。どれだけ個々のスキルが高くても、チームとして同じゴールを共有していなければ、大きな成果は生まれないと思っています。
そのためにも、日々のコミュニケーションを大切にしています。まず自分自身のことをスタッフに知ってもらうことで、相手も自然と心を開きやすくなる。そういう関係性が土台にあってこそ、一体感のあるチームが生まれると感じています。
一方で、日々の仕事は失敗と苦労の連続でもあります。うまくいかないことは毎日のようにあって、それが当たり前だとも思っています。ただ、そのひとつひとつから学びを得て、どうすれば次はうまくいくかを考え続けることが、少しずつ成果につながっていくのだと実感しています。完璧な一日なんてほとんどないですが、だからこそ毎日が成長の機会だとも感じています。
この会社に入って、自分自身が大きく変わったと思うことのひとつが、人への接し方です。もともと人とのコミュニケーションが特別得意だったわけではありませんでしたが、今では人と話すことが自然と得意になってきたと感じますし、自分から率先して物事に取り組む勇気もついてきました。リーダーシップやコミュニケーション能力という言葉でまとめることもできますが、一言でいえば「エゴから周りへの意識」に変わったということが、一番大きな成長かもしれません。自分がどうしたいかではなく、チームのためにどう動くかを考えられるようになったことが、今の仕事への向き合い方にもつながっています。
「飲食でも稼げる時代に」SNS運用への挑戦と、大好きがいっぱいな職場の魅力
今後挑戦したいことは、たくさんあります。統括者として店舗全体を引っ張る立場を経験したいですし、商品開発にも興味があります。そしてSNS運用にも力を入れていきたいと思っています。直近の目標としては、新体制になってから昇格することです。昇格を目指す中で、自分に足りないと感じているのは「PDCAを回し続ける継続力」です。PDCAとは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)のサイクルを繰り返すことで業務の質を高めていく手法のことですが、それを一時的にではなく、粘り強く継続させていく力がまだ課題だと感じています。
その中でも特に強く興味を持っているのが、SNS運用です。飲食業界は今、変化のさなかにあります。「飲食でも稼げる、そんな時代にしたい」と考えたとき、SNSの活用は絶対に欠かせないと思っています。お店の魅力をより多くの人に届けて、飲食という仕事の価値を高めていく。そのために自分がSNS運用を担えるようになりたいという気持ちが強くあります。
中長期的なキャリアについては、正直まだ具体的には決まっていません。ただ、今の仕事に真剣に向き合い、目の前の目標をひとつひとつクリアしていくことで、自然と道が開けていくと信じています。
きちりという会社の魅力について、これから入社を考えている方にお伝えするとしたら、まずは「人の良さ」を挙げたいです。とにかく人が良く、一緒に働くメンバーを信頼できる環境があります。また、働き方についても最近力を入れており、働く側にとっても過ごしやすい会社になってきていると感じています。
そして、AIがますます発達していくこれからの時代において、人と人が直接関わる「対人」の価値は必ず高まっていくと思っています。きちりはその流れをいち早く見据えて動いている会社であり、そこに大きな可能性と未来への期待を感じています。
活躍できる人物像として思い浮かぶのは、いかなることも経験に変えて、意見を素直に受け入れ、ポジティブに変換できる人です。そして、「自分が上に立ってこの会社をもっと良くするんだ」という野望を持っている方に、ぜひジョインしてほしいと思っています。新しい風を吹かせてくれるような、革命を起こしてくれそうな方と一緒に働けたら、とても楽しそうだと感じています。
きちりで働く上でのやりがいや面白さを一言で表すなら、「大好きがいっぱい」という言葉が一番しっくりきます。好きな仕事、好きな仲間、好きな環境。そのすべてがそろっているのがきちりという場所です。ここで一緒に成長していける方と、いつかお会いできることを楽しみにしています。
