幅広い事業と人の魅力。J:COMを選んだ理由
学生時代は、幼少期から高校卒業まで約14年間、サッカー一筋に打ち込んでいました。中学・高校ではサッカー部の主将を務め、チーム全体を見渡しながらメンバーをまとめる経験を通じて、リーダーシップや周囲への気配りを培いました。
大学時代には、ミシュランの星付き天ぷら店でアルバイトをしました。高い品質が求められる環境の中で、お客さま一人ひとりのニーズを先読みしながら行動することの大切さを学びました。この経験は、社会人として必要なマナーやコミュニケーション力を身につけるうえで大きな財産になっています。
学業面では、データサイエンスを専攻し、統計学や機械学習(コンピュータがデータをもとに自動的にパターンを学習する技術)を中心に学びました。現在の業務につながるデータ分析の基礎は、この学生時代に培われたものです。
就職活動では、大学で学んだデータサイエンスの知識を活かせる仕事に就きたいという気持ちが軸にありました。その中でも関心を持ったのが、事業会社で働くデータサイエンティストです。実際の事業や顧客データと向き合いながら、継続的に分析や改善に取り組める環境に魅力を感じていました。また、仕事内容だけでなく、社員の雰囲気や働き方も重視していました。長く働き続けるためには、自分が自然体でいられる職場環境かどうかが重要だと考えていたからです。
J:COMに対して入社前に抱いていたイメージは、「通信サービスの会社」というものでした。実際に学生時代にJ:COMのインターネットサービスを利用していたこともあり、その印象が強かったのだと思います。しかし就職活動を通じて、通信だけでなく、テレビ、モバイル、電力など幅広い事業を展開していることを知りました。多様なサービスを持つからこそ、さまざまなデータに触れられる環境があり、データサイエンティストとして成長できると感じました。
入社の決め手は大きく2つあります。1つめは、多様な事業領域のデータを活用しながら、多角的な視点で分析に取り組めることです。もう一つは、社員の方々の人柄と社風でした。
インターンシップに参加した際には、J:COMの視聴データを活用し、野球を視聴しているお客さまの特徴を分析する課題に取り組みました。仮説の立て方からデータの加工・分析、結果の報告まで一連の流れを経験できたことに加え、社員の方々が学生一人ひとりに対して親身に向き合ってくださったことが印象に残っています。社員同士のコミュニケーションも活発で、温かく話しやすい雰囲気を感じました。
「この人たちと一緒に働きたい」
と心から思えたことが、最終的にJ:COMへの入社を決断した最大の理由でした。
「データをもっと扱いたい」その想いから広がった仕事の幅
入社後は、CX・マーケティング部門のデータソリューション推進部に配属となり、現在まで一貫して同部署で働いています。
最初に担当したのは、メール配信施策の効果検証です。「どのような内容や配信方法が成果につながるのか」をデータから読み解く仕事で、分析業務の基礎をここで身に付けることができました。
入社当初は、先輩方に教えていただきながら一つひとつの業務に取り組んでいました。わからないことがあれば気軽に相談できる環境があり、新入社員には1年間サポーターも用意されています。業務面だけでなく、日々の悩みや不安も相談できたため、安心して仕事に向き合うことができました。
その後は、アプリのプッシュ通知やアプリ内バナー施策(アプリを開いた際に表示されるお知らせや広告)の効果を可視化するダッシュボードの作成や、お客さまの契約可能性を予測する「獲得スコア」の開発など、担当領域が徐々に広がっていきました。
その背景には、私自身が「さまざまなデータを扱ってみたい」「複数の部署と関わる仕事に挑戦してみたい」と上司に伝えたことです。その思いを汲み取っていただき、新しい案件に少しずつ挑戦する機会をいただきました。
自分のやりたいことを発信すると、上司や周囲の方がその実現に向けて一緒に考えてくれる。そんな環境がJ:COMにはあると感じています。
入社前は、データ分析やAIに携わる部署ということもあり、専門性が高く少し堅い雰囲気をイメージしていました。しかし実際に働いてみると、想像以上に相談しやすく、周囲が手厚くサポートしてくださる環境でした。上司との1on1も定期的に行われており、業務やキャリアについて相談しながら挑戦を続けられています。
現在は分析業務に加えて、機械学習モデル(大量のデータをもとにコンピューターが自動で学習し、予測や判断を行う仕組み)の開発や、営業・マーケティング部門との連携など、幅広い業務に携わっています
依頼内容をそのまま受け取るのではなく、「この分析で何を実現したいのか」「どのような課題を解決したいのか」を関係部署の方々とすり合わせながら進められるようになりました。
また、分析結果を出すことをゴールにするのではなく、その先の施策や業務改善まで見据えて考えるという視点も身に付いてきたと感じています。より広い視点で課題を捉え、周囲と協力しながらプロジェクトを推進できるようになったことは、自分自身の大きな変化だと思っています。
250項目のデータから導く、現場を動かす分析
現在担当している業務の中でも、とくに印象に残っているのが機種変更スコアモデルの開発です。
お客さま情報やサービス利用状況、行動履歴など約250項目のデータを活用し、機種変更の可能性を予測するスコアモデルの開発しました。このスコアは営業活動の優先順位付けに活用されており、営業部門がより効率的・効果的に動けるよう支援しています。実際に活用された結果、スコアが高いお客さまほど機種変更率が高くなる傾向が確認されました。また、マーケティング施策では前年平均と比較してクリック率が約8倍、機種変更率も約2倍となり、データ活用の効果を実感することができました。
また、プッシュ通知や各種プロモーション施策の効果をリアルタイムで確認できるダッシュボード(データを視覚的にまとめた管理画面)の構築なども担当しています。営業部門と連携しながら、分析結果が実際の成果につながるよう活用推進にも取り組んでいます。
私が大切にしているのは、分析を行うだけでなく、その結果を事業の現場に届けることです。
一方で、入社当初には大きな学びとなる経験もありました。メール配信施策の効果検証結果をマーケティング部へ報告した際、統計やデータ分析の専門知識を前提に説明をしてしまい、内容が相手に十分に伝わらなかったことがありました。
その経験を通じて、
「知識を持っていること」と「相手に伝えられること」は別の力である
と強く実感しました。
この経験から、報告やプレゼンテーションでは「誰に向けて説明するのか」を常に意識するようになりました。専門用語をわかりやすい表現に置き換えたり、想定される質問への回答を事前に準備することで、相手に理解していただきやすい説明を心がけています。
現在は、分析結果を伝えること以上に、
「相手に理解してもらい、次のアクションにつなげること」
を意識して報告するようにしています。
また、他部署とのやり取りを通じて、コミュニケーションの重要性も学びました。事実を正確に伝えようとするあまり、文章が硬い印象になっていた際には、チーム長から「こういう表現にすると、より相手に伝わりやすいよ」と優しくアドバイスをしてくださいました。単に指摘するのではなく、相手にどう伝わるかまで含めて丁寧に教えていただけたことは、強く印象に残っています。今でもコミュニケーションに苦戦することはありますが、そのたびに周囲に相談しながら少しずつ成長できていると感じています。
こうした経験を積み重ねる中で、入社1年目と比べて大きく成長できたと感じているのは、周囲の方々と連携しながら仕事を進める力です。以前は与えられた業務をこなすことで精一杯でしたが、今では相手部署の方と目的や方向性をすり合わせながら案件を進められるようになりました。また、複数の案件を並行して担当する中で、タスクの優先順位を考えながら計画的に進める力も身に付いてきました。データ分析のスキルだけでなく、人とのコミュニケーションも欠かせない仕事であることを、日々実感しています。
事業に貢献できるデータサイエンティストへ
短期的な目標としては、分析の対象領域をさらに広げていくことです。
これまで、機種変更を予測するスコアモデルの開発を通じて、データ分析や機械学習の知識を実務に結びつける経験を積んできました。今後は、新たな商材への加入やサービス転換を予測するモデルの開発にも挑戦し、より幅広い事業課題の解決に貢献していきたいと考えています。
また、データ分析のスキルを磨くだけでなく、営業現場への理解も深めていきたいと思っています。営業担当者が抱える課題や、必要としている情報を理解することで、分析結果を示すだけでなく、成果につながる提案ができるようになると考えているからです。
データとビジネスの両方を理解し、現場に寄り添った提案ができるデータサイエンティストになること。
それが、現在の目標です。
中長期的には、データサイエンティストとしての専門性を高めながら、自分ならではの強みを持った人材をめざしています。分析や機械学習の知識に加え、営業やマーケティングの理解を深めたり、関係部署とのコミュニケーション力を深めることで、より事業に貢献できる人材をめざしています。
将来的には、大規模なプロジェクトを主担当として推進できる存在になることが目標です。そのために現在は、ファシリテーションスキルの向上にも力を入れています。さまざまな立場のメンバーが参加する会議の中で意見を整理し、議論を前に進める力は、プロジェクトをリードするうえで欠かせないと考えています。
また、相手が本当に伝えたいことや抱えている課題を正しく汲み取る力、自分の考えや分析結果をわかりやすく伝える力も、今後さらに高めていきたいスキルです。どれだけ優れた分析や提案であっても、相手に理解してもらえなければ成果にはつながりません。相手の立場に寄り添ったコミュニケーションを通じて、納得感のある提案ができる人材をめざしています。
最後に、J:COMに入社を検討されている方に伝えたいのは、データソリューション推進部では、想像以上に多くの人や部署と関わる機会があるということです。特に、営業部門やマーケティング部門などさまざまな部署と連携しながら仕事を進めます。そのため、人と関わりながら課題解決に取り組みたい方にとって、大きなやりがいを感じられる環境だと思います。また、J:COMは通信、テレビ、モバイル、電力など幅広い事業を展開しているため、多様なデータに触れることができ、「いろいろなデータを活用してみたい」という方にも魅力的な環境です。
データ分析というと一人で黙々と取り組む仕事をイメージするかもしれません。しかし実際には、多くの人と関わりながら事業を前に進める仕事です。
人とコミュニケーションを取りながら成長したい方、そしてさまざまなデータを活用して新しい価値を生み出したい方と、ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています。

