学生時代の挑戦が、IT業界挑戦の一歩に
学生時代は、テニス部での活動やゼミ、習い事など、毎日とても充実した日々を過ごしていました。 テニス部では、初めてキャプテンを任されることになり、これまで経験したことのない「チームを率いる立場」としての責任を感じるようになりました。もともと団体競技の経験が豊富だったわけではなく、メンバーをまとめたり指示を出したりするのも初めてで、戸惑うことも多かったです。
試合では緊張してしまい、練習では出せていた実力を発揮できないこともありました。その悔しさは今でもよく覚えています。ただ、この経験を通じて学んだ「周囲と協力すること」や「チームで成果を出す難しさ」は、今の仕事にもつながる大切な土台になっていると感じています。
ゼミでは「情報と人間の関係」をテーマに研究を行いました。私が取り組んだのは、コネクテッドTVと広告効果に関する研究です。テレビコンテンツの中で、どのタイミングで広告が入ると不快感が少ないのか、広告が人にどのような感情を与えるのか、さらにスマートフォンなど他のデバイスとの違いについても検証しました。大学生を対象に実験を行いながら、人と情報の関わり方を考えるこの研究は、とても興味深く、学びの多い時間でした。
就職活動を意識し始めた頃、大きな転機となったのが、学校の授業で初めて自分でコードを書いた経験です。普段、スマートフォンで何気なく見ているWebサイトが、自分の手で作れるということに驚きと感動を覚えました。プログラミングは難しそうというイメージがありましたが、課題で簡単なホームページを作ったことで、「自分にもできるかもしれない」と感じるようになりました。仕組みを知ることで、これまで当たり前に使っていたものの見え方が変わり、自分ひとりでサイトを完成させられたことが大きな自信につながりました。この経験から、IT業界に強い興味を持つようになりました。
IT業界は、専門性を身につけることで長く働きやすく、将来の選択肢も広がると考えていました。そのため、就職活動ではIT業界を中心に企業研究を進めました。また、全国転勤がないことも、働く上で大切にしていた条件の一つです。
複数のIT企業を比較する中で、J:COMと出会いました。最初は「インターネットサービスを扱う会社」という印象でしたが、選考を進めるうちに、さまざまな魅力が見えてきました。エンジニアとしてやっていけるか不安があった私にとって、社内で部署異動ができる柔軟な環境は、とても心強く感じました。実際に担当してくださった人事の方が、営業職から別の部署へ異動された経験を持っていると知り、「もし将来、別の道に進みたくなっても挑戦できる環境なんだ」と安心感を持てたことを覚えています。
最終的に入社を決めた理由は、人事の方が丁寧で親身に対応してくださったこと、全国転勤がないこと、そしてテレワークが可能な点でした。こうして私は、未経験からIT業界に挑戦する決意を固め、入社を決めました。
IT未経験からのスタート。研修を通じて広がったエンジニアとしての視野
4月から始まった本社での全体研修は、社会人としての第一歩となるものでした。ゴールデンウィークまでの間、ビジネスマナーや自社の商品について学びました。ITについてほとんど知識がない状態で入社した私にとって、すべてが新鮮である一方、不安も大きかったことを覚えています。
ゴールデンウィーク明けからは配属され、ITエンジニアとしての研修がスタートしました。Web掲示板の作成を目的に、SQLやAPIなどについて学びました。専門用語が飛び交う環境の中で、必死に理解しようと食らいついていった日々でした。
7月頃には一人で成果物を作成する課題があり、その後は同期で二つのチームに分かれてWeb掲示板の開発に取り組みました。この研修を通じて、ITの仕事の幅広さを実感しました。特に、想定外のケースを数多く考慮する必要がある点は、大変さと同時に難しさを感じた部分です。
研修終了後、私はフロントエンド開発チームに配属されました。1年目は既存システムの開発を担当し、自社サイトのマイページ機能の開発やリリースに携わりました。初めて担当した案件をリリースしたときのことは、今でも鮮明に覚えています。自分が開発したものが無事に公開されるのか、障害を起こさないかと、不安でいっぱいでした。
2年目からは、新規開発プロジェクトのフロントエンドチームへ異動することになりました。私一人ではなく、複数のメンバーが同時に異動し、担当するプロダクトも申込サイトへと変わりました。それに伴い、開発環境や使用する言語も大きく変化しました。既存開発ではPHPを使用していましたが、新規開発ではTypeScriptを採用しています。さらに、テストコードの作成や静的解析、デザインツールの利用など、扱うツールも一気に増えました。他チームのコードをレビューする機会も増え、求められるスキルの幅が大きく広がったと感じています。
新規開発プロジェクトに移ってからは、分からないことの連続で、戸惑う場面も多くありました。周囲には、書籍を読んだり、イベントに参加したり、個人開発に取り組んだりと、学習意欲の高いメンバーが多く、その姿に刺激を受けました。「自分も勉強しなければ」と強く感じるようになったのです。 会社の支援でカンファレンスに参加したことも、印象に残っています。その後は自発的に社内外イベントにも足を運んだり、書籍を読む習慣も少しずつ身につき、自分の世界が広がっていくのを実感しています。
教わる側から、伝える側へ。開発現場で実感した自分の成長
現在私は、次期フロントシステム開発部に所属しています。この部署では、これまで使用してきた基幹システムが非常に複雑だったことを背景に、新しい基幹システムへ移行すると同時に、システム全体をシンプルに作り直すプロジェクトに取り組んでいます。
私自身は、申込サイトのフロントエンド開発を担当しています。お客さまが選んだ商品に対して、工事日の申し込みや支払い情報の登録を行い、最終的にその内容を各基幹システムへ連携する機能を開発しています。チームでは開発メンバーとして参加し、プロダクトオーナーと仕様を確認したり、デザイナーと画面デザインをすり合わせながら、実装を進めています。
この仕事の中で、特にやりがいを感じた出来事があります。それは、新規開発プロジェクトに参加した後、大学生向けのオープンカンパニーで、実際の開発環境を使った体験プログラムを行ったときのことです。その際、学生に対して実装のアドバイスができたことが、とても嬉しく印象に残っています。 「最初にしっかりプランを立てないと、設計や実装で迷ってしまうよね」と伝えたところ、学生たちは意識的にプロダクトオーナーやチームメンバーと相談しながら開発を進めるようになりました。さらに驚いたのは、学生の方から「ここを見てほしい」「アドバイスが欲しい」と積極的に声をかけてくれるようになったことです。
チーム開発では、情報共有やコミュニケーションがとても重要であること、そしてアジャイル開発の考え方を実体験として理解してもらえたと感じています。これまでの私は、教えてもらう立場でいることがほとんどでしたが、少しでも人に説明できるようになったことで、自分の成長を実感できた瞬間でした。
一方で、現在の仕事では苦労する場面も多くあります。仕様が複雑で設計に悩んだり、自分の技術力不足を感じたりすることもあります。また、他チームやAPIチームに確認や相談をする場面が多いことも課題の一つです。 特に印象に残っているのは、実装を進める中で未確定な要素が多く、「できるはず」と思っていたことがうまく動かなかった経験です。自分の実装に問題があるのか、テストデータが原因なのか、それとも別の要因なのかを切り分けるのに時間がかかり、正解にたどり着くまでとても苦労しました。
そうした壁にぶつかったときは、とにかく挑戦を続け、GitHub Copilotを活用しながら実装を進めたり、「なぜそうなるのか」を一つひとつ考えながら向き合ってきました。先輩に理由を細かく質問したことも、今振り返ると大きな学びだったと感じています。
学生時代と比べて成長した点を考えると、まず「影響範囲を想像できるようになったこと」が挙げられます。タスクを整理するときや実装に取りかかる際に、「この変更がどこに影響するか」を考えながら、会議や開発に取り組めるようになりました。日常生活でも、「この場合はどうなるだろう」と、さまざまなケースやリスクを考えるようになったと感じます。
また、物事を順序立てて考えられるようになったことも大きな変化です。以前は感覚的に進めていたことも、情報を整理し、正しく理解しようとする習慣が身につきました。そして何より、「どこが分からないのか」「何に困っているのか」を言葉にして相談できるようになったことは、仕事をする上で非常に重要なスキルだと実感しています。
探求心を胸に、共に成長する未来へ
今後は、デザイナーの方との調整をもっと積極的に行えるようになりたいです。最近、デザイナーの方と一緒に開発を進める機会が増えてきたので、この環境をしっかり活かしたいと考えています。開発を続ける中で、デザインやUI/UXに自然と興味を持つようになり、「もっと学びたい」「実務経験を積みたい」という気持ちが強くなりました。
そもそも私がIT業界に興味を持ったきっかけは、大学で「情報と人との関わり」について学んだことです。入社後はフロントエンド開発を担当し、プロダクトオーナーの方と画面仕様を検討する中で、ユーザーにとって分かりやすい画面とは何かを考える機会が増え、さらに関心が深まりました。
新規開発プロジェクトでは、UI/UX改善の取り組みが同時に進んでおり、画面デザインが一新されました。それに伴い、デザイナーの方がプロジェクトに加わったことで、デザインを意識しながら開発を進める環境が整いました。この変化が、私の興味をさらに強めてくれたと感じています。
その先には、デザインやUI/UXの実務経験を積んでいきたいと考えています。そのために、現在は書籍を読んだり、外部のイベントに参加したりしながら学習を続けています。開発者としての技術力を高めつつ、デザインの領域にも少しずつ挑戦していきたいという思いで、日々勉強しています。
これから入社する方には、分からないことをそのままにせず、積極的に質問できる姿勢を大切にしてほしいと思っています。特に「なぜこの実装になっているのか」と背景まで踏み込んで聞くことは、とても重要です。理想的な実装と、仕様や業務上の理由からそうせざるを得ない実装には、必ず納得できる根拠があります。その理由を理解することで、単なるテクニック以上に、考え方の土台が身についていきます。
当社には、「学びたい」「成長したい」という思いに、先輩が丁寧に向き合ってくれる文化があります。実装のレビューでも、「こうしたほうが良い」という改善案だけでなく、「なぜ今の実装がうまくないのか」を分かりやすく説明してもらっています。自分の知識不足に気づく瞬間はありますが、その分、着実に成長できている実感が持てる環境です。必要なのは、学び続ける姿勢と、コミュニケーションを通じて吸収していく前向きさです。
また、この仕事は一人で完結するものではありません。メンバー同士の情報共有や対話を重ね、チームで課題を解いていく仕事です。開発を前向きに楽しみ、周囲と協力しながら進められる方に向いています。システムの仕様や業務・商品知識は簡単ではありませんが、だからこそ技術と業務理解の両方を身につけた人財が大きく活躍しています。
最初は大変でも、学ぶ意欲があれば必ず力は伸びます。 新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げたい方。チームで価値を生み、未経験からでも成長し続けたい方に、ぜひ仲間になってほしいと思っています。
私自身も、これから新しい領域に挑戦しながら、さらに成長していきたいと考えています。

