イベント誘致を推進。愛知国際アリーナで挑む新たなエンターテインメントの舞台づくり
前田建設工業の事業戦略部に所属する林。 現在、愛知国際アリーナのセールス&オペレーション部 エンターテインメントプログラミングチームに出向中です。
「2025年7月開業予定の開業に向けて準備を進めています。出向先となっているセールス&オペレーション部 エンターテインメントプログラミングチームは、イベントを営業・企画する部門。このアリーナで開催されるイベントの誘致営業を担当しています。
エンターテインメントプログラミングチームでは、愛知国際アリーナで開催されるすべてのイベントの窓口を担当しています。前身である愛知県体育館を本拠地とするBリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの公式戦と、大相撲の名古屋場所をそのまま引き継ぐ予定です。
ほかにも、2026年9〜10月にかけて実施される『名古屋アジア・アジアパラ競技大会』の会場となることが決まっています。コンサートやアイスショーなど、愛知県民の皆さんに利用していだけるような一般催事なども含め、さまざまなイベント誘致を進めているところです」
現在、エンターテインメントプログラミングチームには6名が在籍。セールスディレクターとしてチームをまとめることが林の役割です。
「私が前田建設工業からのサポートというかたちで愛知国際アリーナにやってきたのは、2023年の4月でした。当初、エンターテインメントプログラミングチームのメンバーは私ひとりだけでしたが、その後、現地採用を進め、現在の体制となりました」
愛知国際アリーナが位置するのは、愛知県名古屋市の名古屋城を臨む名城公園の一角です。ハード面・ソフト面においてワールドクラスの機能を備えた施設で、コンセプトは「スマートアリーナ」。
安全でアクセシブルな動線設計や最大規模の飲食店舗展開、キャッシュレス決済やモバイルオーダーの導入など、先進的な取り組みを多く取り入れていることが特徴です。
「名古屋市やその周辺地域で大きなイベントやコンサートが開催されないことを俗に『名古屋飛ばし』と言われるように、東海地方では長らく大規模アリーナの建設が待望されてきました。
愛知国際アリーナの最大収容人数は1万7,000人(立ち見含む)で、国内アリーナとしては最大級の規模です。K-POPなど、国内コンテンツを超える人気を誇る海外案件を持つパートナー企業との連携を通じて、皆さんの期待に応えるようなイベントを積極的に誘致していきたいと考えています」
これまでもキャリアを通じてイベント誘致に長く携わってきた林。仕事をする上で大切にしていることがあります。
「どのアーティストが、いつ、どんなことをやろうとしているのかといった情報を収集し、東海地方でも開催してもらえるように主催者の皆さんとできるだけ早く共有することを心がけています。
イベント誘致では、情報連携の密度とスピードが命です。タイミングを逃すと、あっという間に別の地域での開催が決まってしまうこともありますから」
未知の世界で切り拓く新たな一歩。約30年の経験を糧に、新天地へ挑む
幼い頃から野球に関心があったと話す林。大学卒業後、新卒で入社したのは大規模球場を運営する会社でした。
「前職では30年近くにわたってイベント営業を担当していました。入社当初に担当したのは、新しい施設の開業準備です。当時は新入社員で現在とは立場がまったく違いますが、ちょうどいまと同じような仕事をしていました」
そんな林が前田建設工業に入社したのはいまからちょうど2年ほど前。大きな決断に至った経緯を次のように振り返ります。
「球場運営で培った知識や経験を活かせる場はそう多くないと考えていましたし、これから先も、前の会社で働き続けるつもりでいました。そんな中、愛知国際アリーナの施設の設計・建設を担当した前田建設工業が、コンソーシアムの一員としてアリーナの運営にも携わることを知り、興味を持ったんです。
ただし建設業界は私にとって未知の世界ですし、知識やノウハウは持ち合わせていませんでした。不安もありましたが、イベント営業一筋のキャリアを歩んできた自分が新しいことに挑戦するまたとないチャンスだと感じ、転職を決意しました」
入社して約2年。愛知国際アリーナの開業を2025年7月に控え、準備が急ピッチで進められています。
「愛知国際アリーナに出向して1年半ほどになりますがこれから決めなければならないことは山積みです。とはいえ開業日は刻々と迫っているため、メンバーらと共に、日々慌ただしくも期待を胸に、作業を進めているところです」
これまでのネットワークを基盤に、建設業界で切り拓くキャリアの新たな可能性
2022年の入社後、林は前職での経験を活かしながら活躍してきた。とくに、キャリアを通じて築き上げてきたネットワークが大きな強みとなってきたと言います。
「これまでもさまざまな相手先とやり取りをしてきましたが、コンサートの主催者とはとくに長い付き合いがあります。顔なじみの方も多く、期待されているニーズは掴みやすいため、新規の営業活動においても、『新しい会場ができたので、ぜひ使ってください』という話を進めやすいですね。
ゼロから関係を築くだけでなく、既存のつながりをも活かせることが、ひいては業界全体の活性化につながればとも思います」
また、愛知国際アリーナには約30区画におよぶ飲食店舗やワゴン店舗が設けられる予定です。会場内の施設に関して、林が意見を求められる場面も少なくありません。
「前職で会場内の飲食や施設の運営に携わっていたので、その経験が役立つこともあります。ただ、それ自体はもう10〜20年前の話。当時といまとは状況がまるで違います。私が持っている知識だけですべてに対応できるわけではないので、必要に応じてネットワークを活用して情報収集を行っています。
経験だけに頼っていれば、自分が空っぽになるのは時間の問題ですから。常に知識をアップデートしていくことが重要だと感じます」
一方で、転職したことで得られたものも多いと話す林。キャリアの可能性の広がりを実感してきました。
「前田建設工業では、前職でさまざまな経験を積んできた方々を多く採用しています。そのため、これまで接点のなかった分野の方々とも交流する機会が多く、とても刺激的です。
前職時代は、どちらかというと限定的な世界で仕事をしている感覚がありました。でもいまは、私の経験や知識について質問されることもあれば、逆に私自身が教えてもらうことも多く、自分のキャリアがこんな場面で活かせるのかと意外な発見があります。
こうして新しい分野の方々と交流できているのは、当社が新しいことに積極的にチャレンジしているからこそ。ネットワークが広がることで、自分にできることも格段に増えました。今は本当に良かったと思っています」
さらに、建設業界だからこそのこんなおもしろさも。
「これまでは、すでにできあがっている施設の中で、どう運営をしていくかが課題でした。しかし、現在は愛知国際アリーナ以外の新しい施設にも携わり始めています。
たとえば、『こんな構造のほうがイベントの設営がしやすい』と、計画段階から提案できるなど、これまでとは異なる視点から経験を活かせる場面が増え、大きなやりがいを感じています」
今後も新しい施設の建設・運営に計画段階から貢献できる存在をめざして
まずは開業まで1年を切った愛知国際アリーナでのイベントを成功させることが目標だと話す林。しかし、すでに、その先の自分を思い描いています。
「前田建設工業では、愛知国際アリーナに限らず、今後は全国各地のアリーナに携わっていく方針です。これまで培ってきた知識や経験を活かしながら、当社だからこその施設づくりに貢献していきたいと思っています。新しいことを積極的に吸収し、さらなる成長をめざしたいですね」
そんな林が新しい仲間に期待するのは、エンターテインメントへの情熱。こんな言葉で参加を呼びかけます。
「私たちは、楽しい時間と空間を提供しています。スポーツであれ音楽であれ、自分が好きなことに情熱を持って取り組める方と一緒に働けたらうれしいです。
来場されるお客様だけでなく、アーティストたちの声を反映し、より良い施設運営を実現していくことも、私たちの大切な役割となるでしょう。『ぜひまた利用したい』と思ってもらえるような場所を、一緒につくり上げていきましょう」
施設運営を通してめざすのは、地域と人々をつなぐ新たな価値創造。経験と豊富なネットワークを強みに、前田建設工業での林の挑戦はこれからも続きます。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです
