互いを尊重し合って仕事に励むことのできる職場環境をつくりたい
前田道路にて土木工事の施工管理に携わる今野が、現在所属するのは東京支店市原営業所。周辺地域からの要請に応じて、小型工事をメインに担当する拠点です。地域に密着した現場対応に重きを置き、工事の見積もりから、現場の対応、お客さまへの最終納品までを同じ社員が一貫してサポートする体制が最大の魅力だと今野は話します。
「市原営業所には工場地帯が隣接しており、依頼はそのエリアの企業さまからいただくことがほとんど。またアスファルト合材を製造するプラントが近くにあるため、材料の調達も迅速に対応できるのが、当営業所の特徴です。さらには、地域に根ざし、すぐに現地に向かうことができるという点で、お客さまからの信頼も厚く、高い評価をいただいています」
現在、市原営業所には技術者、事務員を合わせて約10名のメンバーが所属。社員同士が気軽にコミュニケーションをとり、和気藹々とした雰囲気の中で協力しながら日々のミッションに立ち向かっています。今野は2023年4月より営業所係長へと昇格し、メンバーを束ねる立場となりました。
「私の主な役割は、各現場に派遣する作業員の人数やスケジュールを考えること。毎日の案件を把握しながら割り振りを行っています。営業所係長になってからは、意識的に各メンバーの相談にも乗るようになりました。
実は、市原営業所の中では、社歴でいえば私が一番若手。職場の人は私にとって先輩ばかりです。しかし、肩書きにとらわれるばかりでなく、お互いを尊重しながら思ったことを伝え合えるような関係づくりを第一に考えています。
正直、最初に係長という役割のお話をもらった際は、嬉しい反面、自分にそのポジションが務まるのかという不安もありました。ですが、会社からの期待に応えたいという思いから、今では自信を持って仕事に励んでいます。年上のメンバーも私に対して丁寧に接してくれているからこそ、お互いに気持ちよく仕事ができているのだと思います」
共に働く人々が互いを尊重し合って業務に励むことのできる職場環境をつくりたい。そうした考え方は、今野が仕事をする上で大切にしている価値観にも反映されています。
「当然ながら、私ひとりですべての現場に対応することはできません。一緒に働く社員や作業員の方々のことを最初に考えたいと思っています。そして、ご依頼してくださるお客さまがいるから私たちの仕事は成り立っている。
だからこそ、お客さまにも誠意を持って対応することを忘れない。社員とお客さま、その両方を大切にすることが、最終的に会社の利益につながる理想的な形と考えながら仕事に取り組んでいます」
前田道路の“かっこよさ”を肌で感じたことが転職のきっかけに
今野は大学時代から土木について学び、卒業後は水道工事会社にて公共工事に携わっていました。
「前職で主に担当していたのは、発注元として発注先の協力会社に工事を指示する役割。役所や住民の方とのやりとり、書類作成といった事務的な仕事がメインで、自分が現場で体を動かす機会はほとんどありませんでした」
そんな中で、新たに担当することになった道路の舗装工事が今野の運命を大きく変えることとなります。そこで同じ案件に関わっていたのが前田道路だったのです。
「前田道路の工事を見て、何十人もの作業員を率いてひとつの現場を一緒につくり上げていくスタイルに衝撃を受けたんです。当時は若かったこともあり、基本的に発注先の協力会社にすべてをおまかせしてしまっている自分の現状と比較してしまって……。
ちょっと恥ずかしいんですが、たくさんの人員や大型の機械を動かして膨大な作業を進めていく前田道路のやり方がとにかくかっこよく見えたんですよね。もう数百メーターという距離の道路を、たったの1日で仕上げていくんです。その姿に憧れ、ご縁もあって転職することに決めました」
転職後は即戦力として、現場につきっきりの日々が始まりました。朝の準備から朝礼、現場の手配、お客さまとの打ち合わせ、資材や人員の手配などを経て、当日の作業の最終確認をするまでが1日の流れ。現在も仕事のサイクル自体は大きく変わっていないと今野は話します。前職時代と比較して異なるのは、ひとりのお客さまと接する時間の長さでした。
「建設業界では営業担当者がお客さまに見積もりを提出し、受注後は工事担当者に引き継ぐというパターンがほとんどだと思います。当社に入社して驚いたのは、それらを一貫してひとりの担当者が行うということ。
最初から最後まで一連の流れを同じ人が対応する点は、やはりお客さまとしても安心感にもつながるようで、『また次もお願いします』といったお声もよくいただきます。そこは転職したことで初めて気がついたことであり、当社で働く魅力にもなっていると感じていますね」
仕事への姿勢が認められて。お客さまから今野宛に届いた、表彰状
順調に新天地でのスタートを切った今野でしたが、入社3、4年目のころには苦い経験もしていました。道路工事の際、設計時に設定していた高さに満たない舗装で施工してしまったのです。
「お客さまからは、『やり直しをしてほしい』と告げられました。やり直しの分の金額はもちろん、工程が遅れるために、当社で負担する費用がかなりかさむことが、その時点でわかっていました」
事務所に帰った後は、当時の上司に叱られる覚悟で相談した今野。しかし、告げられたのは、思わぬ言葉でした。
「『やり直すチャンスをもらえたんだろ。本当にもういらないって思われたら、別にやり直さなくてもいいから二度と来ないでほしいと言われるんだぞ。やり直すチャンスをもらえたのなら、次は同じ失敗をしないで綺麗に仕上げてきな』と言ってくれて。費用も捻出してもらい、無事やり直すことができました。
お客さまにも会社にも迷惑をかけた以上、褒められた行動ではありません。しかし、どんなに失敗があったとしても、しっかり乗り越えていけると感じられたのは、このときの経験からです」
その後の今野は、お客さまと深く関わる仕事の中で、より信頼を得られるような行動を心がけるように。そうした仕事への姿勢が認められ、お客さまから表彰してもらうこともありました。
「長期の工事を無事故で終えたことを高く評価してくださり、お客さまから個人的に表彰状までいただきました。それが本当にうれしくて、今でも大切に家に飾ってあります。そのことを社内で共有すると当時の支店長からもお褒めの言葉をもらいました。自分の頑張ってきたことが形になった瞬間は感慨深く、印象に残っています」
今野が現場で築くのは、お客さまとの信頼だけではありません。現場でハードな局面でも現場の士気を保つために意識しているのは、自分だけは疲れを顔に出さないことだと話します。
「実際に現場を進めていくのは作業員の方々です。その中で私たちに求められている役割は、その中心に立って雰囲気をつくっていくこと。私たちが楽しく働いているからこそ、良い現場はつくられる。どんなときでも明るく仕事に取り組むことが、私が憧れを抱いた工事を実現するために重要なマインドだと思っています。そうした姿勢は後輩たちにも積極的に伝えていきたいですね」
今野さんが言うなら間違いない。その言葉をもらえるときが、自身の成長を感じる瞬間
20代前半で前田道路に入社して以降、さまざまな経験を重ねてきた今野。自身の成長を実感するのは、周囲からの信頼が得られたときだと言います。そして、そうした信頼に応え続けるため、努力を惜しみません。
「実は、転職当初はあまり知識もなく、お客さまとやりとりする中でお叱りを受けることもありました。その経験から学んだのは、担当である自分の理解が浅いままでは、絶対に現場は円滑に進まないということ。そこからは書籍やインターネットを利用して勉強に時間を費やすようになりました。
今ではお客さまから信頼して質問をいただけたり、自分の提案を採用していただいたりすることも増えました。『今野さんが言うなら間違いない』と言ってくれるお客さまもいて、それがとてもうれしく、成長できたことをひしひしと感じています」
係長への昇格を経て、現在は次のステップをめざして精進を続けている今野。社員が同じ方向を向くことが会社の発展につながるという考えを持っています。
「いつか、社内の労働環境をはじめとするマネジメントに関わることが私の目標。前田道路は、各社員がお客さまと密接にやりとりし、その積み重ねが土台となって成長を実現してきた企業です。私自身も社員を守り、会社を守っていくために、人材の配置や営業所の環境を整備するような仕事に携われたらと考えています」
たくさんの失敗を重ねながらステップアップしてきた自分だからこそ、現場の社員に寄り添った職場づくりに貢献できるのではないか──そんな未来を見据える今野から、未来の仲間へのメッセージがあります。
「前田道路は、社員が挑戦したいことをとことん実践できる会社です。多様な知識を身につけ、それを基に実際の現場で経験を積むことができる。そして、やればやるだけスキルアップの機会が与えられます。
私もそうでしたが、その時々で失敗や苦難があっても、絶対に乗り越えられない壁はないと思っています。そこで大切になるのは、諦めずにチャレンジする気持ちです。そうやって頑張った先で、お客さま、作業員さんをはじめとする、仲間との信頼関係が育まれると思っています」
今も道路を舗装していく“かっこよさ”は褪せないと語る今野。そんな今野の働きぶりがまた、誰かの憧れをつくっていくはずです。
※ 記載内容は2023年9月時点のものです
