IT導入によるワクワク感を他業界の人にも伝えたい。建築業界のDX支援に従事
私はサステナブルシティビジネス事業部スマート社会ソリューション本部にて、建設業の現場業務に関するデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)支援を行っています。
建築業界はまだまだアナログな業務が多く、DXが進んでいるとは言い難い分野です。そこでお客さまのご要望のもと、現場社員と直接コミュニケーションをとり、新しい技術の導入や定着化をご支援するのが私たちの仕事です。
例えば、紙に印刷して持ち歩いていた図面や、紙で作成していた帳票をタブレット上のアプリで取り扱えるようにしたり、各自のPCで管理していた工事写真をクラウド上に集約して整理できるようにしたりなど、現場業務の効率化につながるご提案をしています。
そのほか、お客さまと業界共通の現場課題について意見交換し、協創活動という形で課題解決のための新規ソリューションを開発することも。お互いに技術や業務ノウハウを出し合いながら、業界全体に新しい価値を提供していくことを大切にしています。
私が業務でとくに大切にしていることは、大きく2つあります。
1つめは「相手を尊重すること」。どのような時にもこちらから心を開き、丁寧にコミュニケーションをとることを大切にしています。また、建築業界にはITに苦手意識を持っている方もいらっしゃるため、何かを説明する時にはできるだけIT用語を使わず、分かりやすさを意識してお伝えしています。加えて相手の業界のことをよく知ることも大切です。分からないことは「教えてください」と素直に聞き、相手との信頼関係を築くことを大切にしています。
2つめは当社のバリューの1つにも策定されている「ワクワクを広げること」。DXを、「新しいことを覚えないといけないので業務が増える」とネガティブに捉えてしまう方もいますが、実際にはDXとは業務をより効率よく、便利にするためのもの。「アプリでデータを共有すれば、遠く離れた人にもすぐに見てもらえますよ」「これまで工数のかかっていたこの業務が不要になります」など身近な点で便利になることを伝えることで、お客さまに「それはいいね」「それならチャレンジしてみようかな」とワクワクしていただけるよう、日頃から心がけています。
入社前から感じていた社員の温かさ。産休・育休取得時も背中を押してくれた存在
もともと大学で工学部に進んだことから、就職活動では漠然と「IT業界に入ってみよう」と志すようになりました。中でも日立ソリューションズを選んだ大きな決め手は、説明会や面接から伝わってくる社員の人柄の良さ。穏やかな人が多く、面接でも優しく話を聞いてくれて「自分に合っているな」と感じたことを覚えています。この人たちと働けるなら、困難に立ち向かう時も力を合わせて頑張れそうだと感じたんです。
入社から4年間はIoTセンサーによる人やモノの位置把握ソリューション、スマートフォン動画による土量の体積計測ソリューションなど、空間情報を活用したソリューションの開発に携わっていました。当時は、製造業や建築業などさまざまな業界の方向けの製品を開発しており、刺激的でおもしろかったですね。
その後、現在在籍しているサステナブルシティビジネス事業部では、ソリューションを開発する側から、それを実際に使っていただく方へ届ける側へと立場が大きく変わり、初めは戸惑うこともありましたが、お客さまから「頼りにしているよ」と声をかけていただけることが本当にうれしかったです。
仕事が楽しい。もっとできることを増やしていきたい──そう考えていた私が妊娠したのは入社6年目でした。もちろんうれしい気持ちもありましたが、一方で「仕事を休みたくない」「他の人に負担をかけてしまうのではないか」という気持ちも。そんな不安な気持ちを払拭してくれたのは、上司や同僚でした。
上司や同僚は、私が妊娠したことを伝えると「おめでとう!」「頑張ってね!」と声を掛けてくれました。産休・育休に後ろ向きな気持ちがあった私ですが、周囲の温かい言葉に背中を押されて前向きな気持ちになったことを覚えています。同時期に他の男性社員が1年間の育休に入ったこともあり、周囲でも産休・育休が当たり前に取れる風潮があることを感じましたね。同僚の中にはすでに子育て経験のある方も多かったので、「子どもが生まれるとこうなるよ」「あれは買った?」と子育ての先輩方が何かと気にかけてくれたのもうれしかったです。
初めての育児に思い悩んだ産休・育休期間。上司や同僚の声掛けが支えに
産休・育休へと入った私は、初めて経験する育児に困惑することばかりでした。とくに最初の2〜3カ月は赤ちゃんが泣き止まず、泣き声を聞くだけでも辛いという日々が続きましたね。里帰りをせずに出産したので、大人と話す機会も激減し、「誰かと話したい」という気持ちを常に抱えていました。
しかし、そんな孤独な生活に手を差し伸べてくれたのも、上司や同僚でした。上司は、当時開発中だった当社のサービス「リシテア/女性活躍支援サービス」のトライアルを紹介してくれました。助産師さんによるオンライン相談を体験させていただいたのですが、当時孤独だった私にとって大人の方、しかも新生児ケアのプロに話を聞いていただけることは非常に心強かったです。
また、同僚も産休・育休中に家に遊びに来てくれたり、無理のない範囲で食事会などにも誘ってくれたりしたので、お休み中もまったく疎遠になることなく社内の状況を知ることができました。そういう意味では、復帰に対する不安などはほとんどなく過ごせましたね。
復帰後は子育てと仕事の両立に奮闘しています。今までは残業をすることもできましたが、今では子どもの送り迎えなど、時間に制約があります。できるだけ早く仕事を始め、効率よく進めて定時で終わることを意識するようになりました。
効率を重視していく中で私がとくに大切だと思ったことは、抱えているタスクを少しでも少なくすること。タスクが積み重なってくると、それだけで気持ちが焦り、効率が悪くなってしまうこともあります。簡単なタスクからどんどんこなして、取り組むべきタスクを少なくすることを意識して業務にあたっています。
大変なことも少なくありませんが、産休・育休中のような閉塞感はありません。仕事では自分自身の成長を感じられてうれしいですし、プライベートでは子どもの存在に癒されています。それぞれ負担やストレスを感じることはありますが、両立することでうまく発散できているのではないかと思っています。
これからも新しいことに挑戦し続けたい。新しい技術から今までにないソリューションを
産休・育休を経て、あらためて「仕事が楽しい」と身に染みて感じるようになり、忙しいながらも充実した毎日を送っています。これからも「新しいことに挑戦できる自分でありたい」「仕事にワクワクできる自分でありたい」というのが、私の今後の展望です。
例えば、今取り組んでいる業務でいえば、お客さまとの協創活動に力を入れていきたいですね。新しい技術を用いて、今までにないソリューションを作っていくことは、私にとって非常にワクワクすることです。当社にはこうした新しい取り組みをサポートするための制度や新しい技術を活用するためのワーキンググループも数多く整っていますので、うまく活用しながら、常に新しいことに挑戦していきたいです。
また子育てを通じて「より世の中の役に立つ仕事をしたい」という気持ちが強くなりました。自分とはまったく違う仕事をしているママ友ができたり、医療・福祉関係の方々にお世話になったりしたことで、「自分が見てきた世界は狭かったんだな」とあらためて感じました。視野を広く持って、幅広い業務に携わっていきたいです。
私には入社当初からお世話になっている憧れの先輩がいます。彼女は現在課長職として当社で活躍しており、社員の面倒見が非常によく、私にとって理想の上司。管理職をこなしていることも尊敬しているのですが、とにかくちょっとした悩みごとでも相談しやすく、多くの方に頼りにされているところがすてきだなと思っています。また、お子さんも2人いらっしゃって、仕事と子育てを両立する、子育ての先輩の1人でもあります。先輩のように仕事と子育てを両立させながら、周囲の方に頼りにしてもらえるような存在になることこそが、私の夢であり、目標です。その目標のために、これからも自分の成長を楽しみながら業務に取り組んでいきたいですね。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
