製造業に関する2つの大きなプロジェクトに参入。メリハリを意識して両立に挑む
2021年、経験者採用で入社した私は、産業イノベーション事業部サプライチェーン本部にて、製造業に関するソリューションの開発・支援を行っています。組織内には50人ほどのメンバーが在籍していますが、実際にプロジェクトを行う際はグループ会社のメンバーなども加わり、さまざまなバックグラウンドを持つ人が複数のチームになって業務にあたります。
現在私が取り組んでいるプロジェクトは大きく2つ。
1つめは製造現場で用いられるさまざまなデータを集約化・可視化し、AI/機械学習などの技術を用いて分析するソリューションの開発。集めたデータをパソコンやタブレットで見られるようにして、現場業務をより便利に、明確にしていくのが使命です。
2つめは製造業の中枢システムとなる「基幹システム」の開発。こちらもデータを取りまとめ、可視化するという点では1つめに似ていますが、実際の受注・調達・製造・出荷の役割を明確にして構築することが特徴です。
仕事にあたって私がとくに大切にしていることは、しっかりとメリハリをつけること。2つの大きなプロジェクトに取り組んでいることもあり、実際に仕事にあたるときには双方のプロジェクトが混同したり、頭の中で整理できなくなったりすることがないよう工夫しています。
具体的には、パソコンでは2つのプロジェクトの画面を同時に開かないなど、物理的に思考を切り替えるよう意識しています。また、関わるメンバーもプロジェクトごとに異なるほか、年度によって異動があることも少なくないため、初めて一緒に仕事をする方とも円滑にコミュニケーションが取れるよう心がけています。
メリハリをつけるという意味では、仕事と私生活の区別も大切です。前職ではほとんど毎日出勤していたこともあり、リモートワークが増えた今はどうしても仕事と私生活の境界線が曖昧になってしまうことも。しかし、できる限り「リビングにいるときは、仕事のことを考えるのをやめる」「仕事のデスクに向かったら、集中する」という意識を持って、生活を切り替えるよう心がけています。
本部長のプレゼンテーションが入社のきっかけに。IT技術で製造業をより良いものへ
2013年、大学を卒業した私は自動車部品製造企業に新卒入社しました。そこで配属されたのは品質保証部。自社工場で作った製品に不良品がないか確認したり、自動車会社や部品の仕入れ先などのお客さま先へ伺って打ち合わせをしたり、部品の品質を担保するための幅広い業務を経験させてもらいました。あってはならないことですが、不良品がお客さま先に届いた時には駆けつけて対応したり、逆に仕入れ先から来る部品の品質が悪化してしまっている場合には、改善のために一緒に考えたりしていましたね。
業務に携わっていく中でとくに興味を持ったのが、プログラミングなどのIT技術。もともと学生時代からプログラミングに携わる機会はあったものの、業務として取り組んでみるとより「おもしろい」と感じるようになりました。時代の流れとしてもIT業界が注目されているのを感じていましたし、今よりもっと深くITに携わって製造業を良くしていきたいと思ったんです。そこで自身が経験した製造業での経験を生かしながらITに注力できる企業を探すことにしました。
製造業とITという2つの要素をあわせ持つ企業の1つとして出会ったのが、日立ソリューションズ。実は応募の段階では自動車の自動運転など、今いる領域とは少し異なった組織で選考が進んでいたんです。しかし、面接を繰り返すうちに当時の課長が「サプライチェーン本部に向いているのではないか」と判断してくださり、最終面接では今、所属している組織本部長から業務内容を説明していただくことに。
10ページにも及ぶスライドを示しながら、熱心にお話ししてくださったことを覚えています。その内容が非常に興味深く、そして自分の知識を十分に生かせそうだと感じたことから、入社を決めました。本部長のあの熱いプレゼンテーションがなかったら、今私はここにいなかったかもしれません。
前職で培った経験を生かし、仲間と力を合わせる。リーダーとして心がけていること
入社時から地方在住だったこともあり、初日は名古屋支社へ出社して人事からのオリエンテーションを受けましたが、業務はほとんどリモートで覚えていきました。入社当初から提案書を制作するなど、実践の中から業務を学んでいくことが多かったですね。
いきなり実務を任されて戸惑うこともありましたが、一方でメンバーが私を「製造業出身の人」として扱ってくれたのがありがたかったです。「現場ではどうなっているの?」「現場の感覚だと、どんなことが気になるの?」など、私の意見に頼ってくれることも少なくなく、すぐに打ち解けることができました。
「製造業出身で良かった」と思うのは社内でばかりではありません。お客さまとのコミュニケーションの中でも、「前職ではこんなことをしていました」「この製品を使っていたことがあります」とお話しすると会話が弾み、「製造業あるある」で盛り上がることも。また、転職後に前職のグループ会社に挨拶に行ったところ、仕事の話につながり、前職のグループ会社と仕事ができることになったのも感慨深いですね。前職での業務や人間関係をしっかり積み上げてきたからこそ、当社に来て役に立ったというエピソードは多々あります。
ようやく仕事に慣れてきたと感じたのは、入社して半年ほどのこと。その後は関わるプロジェクトの数も増えたほか、プロジェクトリーダーを任されるようになりました。リーダーとしてとくに心がけていることは、メンバーの言葉に耳を傾けること。当社のバリューの1つに「オープンに力を合わせる」というものがありますが、その言葉のとおりで、当社では一人ひとりが知恵を集結させて物事を達成していく土壌が備わっています。分からないことがあった時は立場に関係なくチームメンバーに相談できることがありがたいです。
私自身、上司からああしろ、こうしろと指図されたような記憶はなく、自分自身の選んだことに対して、まずは「どうしてそう思ったの?」と結論に至るまでの意図を確認してくれることが、メンバーとして尊重されているようでうれしかったです。そのため、自分自身もプロジェクトリーダーとしてメンバーが考えていることをしっかり聞ける存在でありたいと思っています。
毎日が挑戦の連続。社内の制度も活用し、より頼られるリーダーをめざす
当社に入社してからの3年間は、IT業界という未知のキャリアを歩み始め、毎日が挑戦の連続です。しかし支えてくれる上司や仲間も多く、自分自身の成長を日々感じられるので楽しいですね。またお客さまからの声も私の原動力の1つ。新しいアイデアに対して「それはいいね」と言っていただけたり、お客さま先で「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたりすると、それがやりがいにつながります。
一方で、私にはまだまだITの知識や技術が足りていないことも事実です。当社では「挑戦を支える」というバリューのもと、さまざまな研修が行われ、社員の知識や技術の底上げをサポートしてくれます。私自身もこれらの制度をうまく活用して、ITについてより詳しくなっていきたいと考えています。また、このように充実した制度があるので、好奇心旺盛な人こそ当社に向いていると感じています。
私が今、転職活動中の方に伝えたいことは2つ。
1つは転職にチャレンジすること自体は自由であるということです。転職活動をする中で、より自分のビジョンに合った企業に出会える方もいると思います。その一方で、今いる企業を見つめるきっかけになり、あらためてその良さに気づけるという方もいるでしょう。キャリアに迷ったら一度転職を試してみるというのも良いのではないかと思います。
もう1つは、今やっている業務を今一度丁寧にやってみてほしいということです。私自身、転職後は前職で培った知識が非常に役立ちましたし、前職で築いた人間関係から新たなお仕事も発生しました。新しい環境でしっかりやることももちろん大切ですが、今いる環境を見つめなおし、今できることを大切にすることも必要ではないでしょうか。
今ご自身のキャリアについて悩んでいる方が、より自分に適したキャリアを歩めるよう、応援しています。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
