社会的影響力と挑戦できる環境。富士通を選んだ若手の決意
2024年の春、富士通に新卒で入社した新井。大学時代の学びや、サークル・部活動での代表の経験などが富士通への入社へとつながっていきます。10社近い企業から内定をもらったという新井は、最終的になぜ富士通に入社しようと考えたのでしょうか。
「就職活動を始めるにあたり、大きく2つの軸をもっていました。『社会的影響力が大きい企業』と『若いうちから挑戦できる環境』の2つです。まず、社会的影響力が大きい企業は、大学時代に専攻していた、地方行政やまちづくりが関係しています。
学びを通じて、未来の都市づくりにはスマートシティ構想が欠かせないと考えるようになりました。その構想を前進させるには、さまざまな社会課題に対し、総合的に対応できる大企業がベストだと思ったんです」
もう一方の「若いうちから挑戦できる環境」は、富士通で働いている大学の先輩の話が決め手となったという新井。
「全社DXプロジェクト『フジトラ(Fujitsu Transformation)』のいろいろな活動から、変革の施策がたくさんあることは記事などで知っていました。施策があるだけでなく、それに取り組む姿勢や、新しい価値を創り出していくことを歓迎する雰囲気があることを先輩から聞いて。また若手社員の活躍を後押しする組織風土や事例があると聞き、自身の求める環境としてマッチしていると感じました」
富士通に入社する前に、若手の意見を取り入れてもらえる環境があることを実感する出来事もありました。
「富士通では、通年採用の本格化や学生の負担軽減などの要因から内定式が行われないことを知りました。そこで担当者の方とコンタクトを取り、内定者の有志で、内定式の代替イベントの開催について相談したところ、前向きな回答をもらいました。そこから有志メンバーと協力してゼロからイベントを企画し、富士通グループの内定者約400名が参加しました」
新井にとって、初めての大規模なイベント開催。苦労の連続だったと言います。
「大学2年生のときにフットサルサークルの代表を務め、3年生のときには新しくフットサルの部活動を立ち上げて運営していたため、イベントの企画はある程度できるだろうと考えていました。
しかし、幹事となるメンバー全員とは初対面ですし、決めることの難度が高くて。とくに検討に時間を要したことが2つありました。1つめは予算の折り合い。参加人数の予測に、会費の金額設定、借りる会場の選定など、予算にまつわるものが一番悩ましい問題でした。
2つめは企画の検討です。どういう企画なら、みんなが参加したいと思えるのか。イベントの趣旨を整理し、内定者同士のチャットでの意見交換なども経て、企画を固めていきました」
最終的にはイベントは大成功。運営の幹事メンバーとは、絆が深まり、今もいい関係性が続いていると言います。
上司のひと言が転機に。新井を成長させた「問い」とは?
大学2年生のときに競技フットサルサークルの代表を任され、所属する関東リーグ2部で準優勝。そこから、より高いレベルでフットサルに挑戦するため、体育会フットサル部を立ち上げた新井。3年生の終わりには東京都選抜に選出され、人生初の全国大会を経験します。この経験から、行動力と結果へのコミットの意識がさらに強くなったと言います。
「社会人になってからも、行動力と結果に重きを置こうと考えていました。まず結果を出せる機会は、導入研修で訪れました。研修では、基礎的なことを学ぶだけでなく、アウトプットを出すタイミングが何度かあり、必ず結果を出そうと真剣に課題に取り組みました。
その結果、事業創出研修で最優秀賞を取ったほか、その後の職種別研修やワークショップでもクラス1位を取ることができました」
その後、官公庁のアカウントセールスとして配属された新井。変わらぬ行動力とは裏腹に、結果へのコミットの難しさに直面していきます。
「官公庁のお客様を担当する立場となり、その責任の重さに戸惑うことがありました。これまでの学生時代とは比べものにならないほど、細かな配慮や正確性が求められます。想像していた以上に広く深い知識と経験が必要で、結果はすぐに出ないことのほうが多く、もどかしさを感じることがあります」
社会人1年目は、苦悩の中で努力を重ねてきた新井。苦しみながらも、携わってきた商談で成果が見えたことが、忘れられない出来事だと言います。
「ある入札案件に立ち上げの段階から関わり、初めて商談獲得に携わることができたプロジェクトがあります。上司からフィードバックをもらいながら、どのようにスケジュールを組み、メンバーを巻き込んで商談を進めていくのかなど、調整していました。
上司からの言葉で忘れられないのが、『本当にそのシステムを導入することで、お客様の業務は良くなるのか』という問いです。お客様の中でも迷われるケースもあり、言葉の真意やその裏側まで、丁寧にニーズを汲み取ることの重要性を実感しました。
技術的な実現可能性も含めて、提案の範囲を見極めながら、仮説検証を重ねていく。そんな地道な努力の積み重ねが、この仕事には必要不可欠だと学びました」
赤字も経験。起業家でもある新井が語る、本業に活きる学びとは?
本業で試行錯誤する一方、新井にはもう1つの顔があります。それは、大学4年生の11月に起業した、スポーツウェアブランドの会社の代表としての顔です。
「サッカー・フットサルを中心としたスポーツウェアブランドを立ち上げました。多様な働き方が話題になっていたことと、フットサルを通じて出会った方々の影響もあり、起業を考えるようになりました。
周りを見渡してみると、コーチや監督をしながら企業に勤める人や、大会に出ながら仕事をする選手もいて。複数のチャネルを持っておくことが、可能性を広げることにつながっていると感じました」
自身の興味が持てる領域で起業した新井。軌道に乗るまでは苦労もあったと話しますが、一方で本業・副業両方に活かせる学びも多いと言います。
「経験がないまま事業を立ち上げたので、勉強しなければいけないことも多かったですし、何十万という赤字が出たこともありました。ただ、お客様の課題や問題にどうアプローチしていくのかを考えることは、本業でも副業でも同じです。
本業で深くお客様のことを考えるようになった経験が、副業でも活きていて、表面化している課題だけでなく、うまく言語化できていない課題の本質にまで、しっかりアプローチできるようになったと感じています」
いまはまだ、副業に対して本業の経験が活きていることが多いが、これからは本業に対して、もっと価値を発揮できると信じているという新井。
「起業した会社については、すべての責任を自分で取る必要がありますが、それゆえに結果も早くわかります。成功も失敗も、早いうちからたくさん経験することにより、自分の中の引き出しが増え、本業のお客様への提案の幅が広がると考えています。
広い視野を持って仕事に取り組むためには、本業と副業が両輪になって回っていることが重要であり、この経験の相乗効果を大切にしていきたいと考えています」
富士通から社会を変える!挑戦を続ける新井が描く未来予想図
本業と副業という両輪を回し続け、成長を遂げる新井。まずは近い将来、達成したいこととして、結果への意識を口にします。
「短期目標としては、本業のアカウントセールスとして実績を残すことが重要だと考えています。まだ1人で事業を推進し、チームに十分貢献している、とは言えない状況ですが、1日でも早くチームから、お客様から、頼りにされる存在になりたいと考えています」
副業の視点では、富士通内で起業を考えている人の後押しができる存在になりたいと言います。
「自身の経験を話したり、起業の悩み相談に乗ったりできると思います。副業ネットワークのようなつながりを作り、『副業といえば新井さん』と頼ってもらえる存在になりたいです。まず1歩として、社内SNSで、副業の取り組みや考えを発信するコミュニティを運営しています。副業に興味のある人、実践する人を少しでも増やしたいと思っています」
では、中長期的にはどのような未来を描いているのでしょうか。
「就職活動時の軸であった『社会的影響力のある仕事をする』ということを実現したいです。先ほどもお話ししたとおり、中長期的な視点で見たときには、副業での経験を本業でもっと活かせるようになっていると考えています。
今はいろいろな方との出会いや対話を経て、自分の興味を持てる範囲が広がっているため、将来的にどんなことで社会的に影響力を発揮したいのか、まだまだ未知な部分があると考えています。
しかし、挑戦する人にチャンスを与える企業文化があり、多方面に活躍する社員が多くいる富士通なら、どの分野においても、社会的影響力のある仕事ができると考えています。もちろん難しさもありますが、これから入社される未来の富士通社員も含め、一緒に新しい未来を創っていきたいです」
新井はこの2年で3つの事業を立ち上げたほか、まだ実現したいことが多くあると語ります。関わる人やプロジェクトが増え、そこから新たなアイデアを思いつき、次々と形にしていっています。自己実現欲求のようなものを満たすために、と笑いながら語る新井は、より多くの知見や経験を得ることで、自分の本当になりたい姿を見つけ、その姿に近付いていくことをめざします。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです
