丁寧かつスピード感ある対応を大切に、歯科医院経営を多角的に支える
地域に根差した歯科医院を長く残していく──そのミッションに向けて歯科医院の運営を多角的に支えるのが、長岡が所属するCHCPデンタル 事業推進部。メンバーのほとんどが歯科業界での経験を持ち、長岡自身も歯科衛生士として複数のクリニックでの臨床経験があります。
「私たちは、現場で働く歯科医師・歯科衛生士が臨床に集中できる状態をつくり、臨床オペレーションそのものをより良い形に変えていくための経営支援チームです。担当領域は現場の支援に加え経理・労務・給与計算など歯科医院の運営に必要な業務を幅広く担当しております。
現場の支援は、歯科衛生士としてのキャリアを活かして新人スタッフだけではなく、医院のスタッフ全員に対して必要なトレーニングを行うこともありますし、歯科医師やスタッフの相談に乗り、解決策を一緒に探したりもしています」
そのため、週に3〜4日は支援先の医院に直接足を運んでスタッフ全員とコミュニケーションを取るようにしております。その他の日は、医院の改善施策の設計や資料作成、申請・届出対応などを進めています。
「現場の支援や経理、労務の他にも、社員総会や理事会に向けた資料作成、保健所や地方厚生局への届出・申請書類の作成など業務は多岐にわたります。多くの歯科医院は院長とスタッフ数名という小規模な体制で運営しているため、私たちが臨床以外の業務を引き受けることで歯科医師やスタッフの方は患者さんと向き合うことに集中できるのです」
日々幅広い業務を行う中で長岡がとくに大切にしているのは、スピード感だと言います。
「相談や問い合わせをもらったら、すぐに回答するか、少し時間がかかるようであれば『いつまでに回答できるか』を伝えるようにしています。なぜかというと、その相談の先には『今すぐに知りたい』と思っている患者さんがいるからです。私が止めてしまうことで患者さんに不安を与えてしまうかもしれない。だからこそ、迅速な対応を大切にしています。
また、医療従事者は確実なコミュニケーションを好む方が多いので、電話で伝えた内容をチャットツールでも送っておく、忙しい時でも丁寧な言葉遣いで対応するなど、安心感を持っていただけるようなコミュニケーションも心がけています」
7年の臨床経験で得た自信。地域医療への貢献をめざして踏み出した一歩
歯科衛生士だった母親の影響もあり、もともと医療業界をめざしていたという長岡。自身も同じ歯科衛生士としてキャリアを歩み始めます。総合病院や地域密着型の歯科医院など複数の現場で臨床経験を重ねた後、転職を考え始めたのは7年ほど経った頃でした。
「『クリニックで働くことだけが、歯科衛生士としてのキャリアのすべてなのだろうか』と考えるようになり、歯科業界全体に貢献することや経営に関わる仕事にも挑戦してみたいという想いが芽生え始めました。きっかけは、皆をまとめる立場に変わったことです。
採用やシフト管理など現場以外の業務も任せてもらうようになり、自分が採用したスタッフが成長していく姿を見る喜びや、採用がうまくいかない苦しさを感じる中で、『どうすればもっと良くできるだろう』と考えるようになったのです。ある程度現場で臨床経験を積んだことで、『戻りたくなったら、いつでも現場に戻れる』という自信がついたタイミングだったこともあり、転職を決めました」
挑戦への一歩を踏み出した先は、歯科医院の開業コンサルティングを手掛ける企業。企画部門に所属し、歯科医院向けのセミナー開催などを担当します。
「企業で働くことが初めてだったので、Excelの使い方から顧客管理、外回り営業など、学ぶことばかりでした。でも、すべてが楽しかったですね。自分の名刺を持つことも初めてでしたから、名刺交換ができることも新鮮でした」
それまでと違う立場で歯科医院に関わるようになり、新たなやりがいを得た長岡。その後、さらに広い視点で歯科医院のサポートをしたいと考えるようになった中で出会ったのが、CHCPグループでした。
「臨床の経験も活かしながら、開業時だけではなく、より幅広く、より長く歯科医院の経営に携わりたいと思ったんです。CHCPグループには、『誰もが安心して健やかに暮らせるように、地域医療を守っていく』という想いがあります。
書類業務の増加や診療報酬制度の複雑化による医療現場の業務負担の増加や、地域の人口減少による経営難、医院などの後継者問題といった、ひとつの事業者では解決の難しい課題への支援は今後ますます重要になると感じていたので、自分の経験を活かして、その実現に挑戦できることが魅力的でした」
挑戦したから得られた経営視点。現場経験者ならではの支援が信頼関係につながる
入社当初は、現在よりもメンバーが少なく、わからないことがあれば自ら行政機関や関係者に問い合わせながら仕事を覚えていったと長岡は振り返ります。これまで以上に幅広く経営支援に携わるようになったことで、新たな壁にも直面しました。
「売上や事業計画といった視点から考えることに苦労しました。たとえば、現場のスタッフから『新しい機器を導入したい』という相談をもらうことがありますが、それをそのまま支援先の経営層に提案しても判断はできません。
『その機器にはいくらの投資が必要なのか』『投資した分はどのくらいの期間で回収でき、どんなメリットがあるのか』といった経営的な視点から情報を整理した上で提案する必要があります。こういった視点や考え方は、この会社に入ってから身についたものです」
一方で、7年間の臨床経験は現場でのサポートにおいて大きな強みになっています。
「初めて訪問する支援先でも、どんな世界が広がっているのかが想像できることはもちろん、専門用語がわかることで『同じ言語』で話せることも役に立っています。症例に関する相談のほか、患者さんへの対応方法など細かいアドバイスもできることが、スムーズな意思疎通につながっていると感じます。当然ながら、支援先のスタッフ全員とすぐに信頼関係が築けるわけではありません。
でも、『長岡さんのおかげで今日の診療がスムーズに進んだ』『長岡さんが担当でよかった』と言っていただける出来事の積み重ねでだんだんと信頼が深まっていき、はじめは距離があったスタッフの方が名前で呼んでくれるようになった時などは、本当に嬉しいですね」
また、歯科医院ごとに文化や雰囲気は異なるもの。その文化をすぐに感じとり、経営層と現場の橋渡しができることも、複数の歯科医院での勤務経験が役に立っていると続けます。
「トップダウンで物事が進む文化であれば、現場の意思を院長に伝える役割を担うことがありますし、現場に決断を委ねたいタイプの院長であれば、院長の背中を押すことも。サポートの仕方をそれぞれに合わせる必要があるからこそ、まずは現場に足を運び、対話して、支援先の特徴やキーパーソンを見極めた上でアプローチするようにしています」
チームを育てて支援に厚みを。共に学び、成長し合える組織で挑む次のステップ
現場のサポートから経営に関することまで多角的に携わる中で、さまざまな場面で仕事のおもしろさややりがいを感じると長岡は微笑みます。
「スタッフの方たちと一緒に考え、挑戦した施策が実を結び、医院の売上や患者数が伸びた瞬間が、一番大きなやりがいです。それだけでなく、現場でのサポートをきっかけにスタッフの方のできることが増えていった時、作成した行政書類が期日内に正しく受理された時、自分が調整した会議がスムーズに進行できた時など、一つひとつの業務に達成感があります」
そうやって新たな世界でも楽しみながら挑戦できるのは、CHCPグループの文化のおかげだと続けます。
「CHCPデンタルのメンバーはもちろん、他の部門の方も、自分が知っていることは惜しみなく教えてくれるんです。いろいろなことを自分で学びながらも、相談すれば親身になって協力してくれる。その雰囲気が魅力です」
その環境の中で成長を続ける長岡。次なる目標も見据えています。
「チームをさらに大きく育てていきたいと考えています。これまではサポートしてもらう立場でしたが、今後は私がサポートする立場になり、自分の経験を還元しながらマネジメントにも挑戦してみたいと思っています。チームの体制をしっかり整えて厚みを増すことで、支援先へのサポートもさらにクオリティが上がり、私たちにできることも増えていくと思うのです。この仕事は、経験したことのない業務や新しい課題に直面する場面が数多くあります。
だからこそ、相手の年齢や立場に関わらず、教えてもらったことを受け止め、自分のものにしていける姿勢が大切です。素直さを持って共に学べる方と、より良いチームを作っていきたいですね」
※ 記載内容は2026年7月時点のものです
