安定した組織運営と業務のスマート化。2つの側面から社員の働く場を築く
SB C&Sの総務は、ガバナンスや内部統制などを通して、会社が健全かつ持続的に成長するための基盤を支えています。その中で梁は、会議体の事務局運営からBCP(事業継続計画)、新たな仕組みづくりまで幅広く携わっています。
「現在は主に、株主総会や取締役会といった重要な会議体の事務局運営、大地震などの災害発生時に事業を継続させるためのBCPの企画・運営、さらに全社的な稟議システムの刷新プロジェクトや、社員向け問い合わせの自動化プロジェクトなどを担当しています。法令や社内規程を正確に遵守し、組織が適切に機能している状態を保つことが総務の大前提です。
しかし、法律の改正や社会情勢の変化も激しいため、過去のルールを踏襲し続けるだけでは不十分です。守るべき軸は大切にしながら、現状に合わせてプロセスそのものを見直し、よりよい方法へ変えていくことも、私たちの役割だと考えています」
総務では、各メンバーが専門性を発揮しながらも、全社からの問い合わせや申請対応などを互いにカバーし合える体制を整えています。梁が日々の業務を遂行する上で、もっとも大切にしている価値観は「誰もが無理なく働ける環境をつくること」です。
「働きやすい環境とは、単にオフィス空間や制度のことだけを指すのではないと思っています。申請手続きや業務フローが誰にとってもわかりやすく、自然と回り続ける仕組みを整えることこそが、本当の意味での働きやすさにつながります。
総務にとってのお客さまは、現場で働く従業員の皆さんです。自分本位で『これが使いやすいはずだ』と決めつけるのではなく、実際に利用する皆さんの意見や要望にしっかり耳を傾け、全員がスムーズに業務を進められる土台を築きたいと考えています」
磨いた専門性を武器に、未経験のフィールドへと飛び込んでいく
梁の総務としての歩みは、新卒で入社したIT企業から始まります。配属をきっかけにバックオフィス業務の奥深さに魅了され、約8年間にわたり経験を積み重ねました。
「前職では株主総会の運営やガバナンス、社内制度の構築、資産管理など、幅広い経験をさせていただきました。とくに株主総会などは会社法に基づいた緻密な対応が求められるため、自ら法令や先行事例を吟味し、専門家のアドバイスも仰ぎながら一つひとつ形にしていくプロセスに大きなやりがいを感じていました。社内の皆さんから『ありがとう』や『助かったよ』と直接感謝の言葉をいただけることも、長く続けてこられた原動力です」
経験が増えるごとに任される範囲は広がり、後輩の育成や主任としての役割も果たすようになります。しかし、課内の主要な業務を一通り経験し尽くしたと感じたタイミングで、自身のキャリアを見つめ直すようになりました。
「長年育ててもらった組織でやりきったという強い手応えがありました。それと同時に、自分が培ってきたスキルが他の企業でも通用するのか試してみたい、という思いが芽生えたのです。転職活動では、これまでのノウハウをしっかりと活かせることを前提としつつ、まだ経験したことのない新しいテーマに挑戦できる職場を探しました。
SB C&Sは事業内容としても魅力的でしたし、面接で出会った上司や社員の雰囲気がとても温かく、『この職場なら人としても仕事人としてもさらに成長できそうだし、楽しく働けそうだ』と感じたため、入社を決意しました」
2022年に中途入社を果たした梁を待っていたのは、新会社設立に伴う合弁会社の立ち上げという、まさに手探りのミッションでした。
「入社直後から未経験の仕事を任され、初めはわけがわからず苦労しました。コロナ禍で皆マスクをしていて、人の顔を覚えるのも大変でしたね(笑)。合弁会社に必要な社内規程の選定や制定、役員選任のための株主総会の準備など、短期間で幾度もの手続きを重ねました。
非常に大変な時期ではありましたが、他部署の方々と一丸となって乗り越えたことで、入社早々に同じ苦労を経験した仲間ができたことは心強かったです。このときに取締役会の運営を経験できたことも、現在の仕事につながっています」
ビッグプロジェクトの推進を通して獲得した、本質を見抜くアプローチ
合弁会社の立ち上げ後、梁はBCPや会議体の事務局など、担当領域を着実に広げていきました。
「BCP訓練では、毎年同じ内容を繰り返すのではなく、『今年は何を検証すべきか』という課題設定からスタートしています。気象庁や内閣府のマニュアルを分析し、エレベーターの停止条件や交通機関への影響まで細かく想定した、実効性の高いシナリオを作成しています。加えて直近でもっとも力を入れているのは、2027年に向けた稟議システムの刷新プロジェクトです。
情報システム本部と連携し、プロジェクトリーダーの一人として、関係部署から寄せられた100件以上の要望を丁寧にヒアリングし、要件定義を進めています。寄せられた要望をすべて反映できるわけではないため、関係部署と対話を重ねながら優先順位を整理し、より多くの社員にとって使いやすい形を模索しています。業務の自動化を図るとともに、将来的にはAIを活用した起案支援を取り入れるなど、誰もが迷わず申請できる仕組みにしたいですね。
申請業務の改善に加え、年間約4,000件にのぼる社内問い合わせへの対応を効率化するため、AIを活用した自動回答プロジェクトも推進しています」
業務のあり方を見直し、新たな仕組みづくりに取り組む梁。その姿勢の背景には、入社当初に感じたSB C&Sならではの働き方への驚きがありました。
「SB C&Sへ入社してまず驚いたのは、社内に『紙がない』ことでした。前職では紙書類に囲まれて仕事をしていたので、徹底したペーパーレス化や、それに伴う場所にとらわれない働き方には大きな違いを感じました。
今までは従来のルールや運用を尊重し、それを着実に守ることを大切にしてきましたが、SB C&Sに入ってからは『なぜこの運用になっているのか』という根本的な目的を掘り下げて考えるようになりました。歴史あるルールを尊重しつつ、AIなどのテクノロジーを使ってよりスマートな方法を模索する柔軟性が身についたと感じています。
また、いざという時のために日頃から周囲と誠実に関わり、強固な信頼関係を築いておくことの大切さを、直属の上司の背中から学びました。日頃の何気ない会話を通して社内のつながりを大切にすることで、難易度の高いプロジェクトも前向きに推進できるようになっています」
新技術を積極的に取り入れ、仲間と寄り添いながら理想の現場を構築する
2026年に課長へ昇任した梁は、個人としての専門性を磨き続けるだけでなく、チーム全体や社内環境の向上を見据えた新たな目標を描いています。
「業務面では、現在進行中の稟議システム刷新や問い合わせ自動化にとどまらず、総務内部の定型作業についてもAI化を推し進めていきたいと考えています。データの集計や単純な確認作業など、システムに任せられる部分は自動化し、社員が本当に頭を使って判断すべきコア業務に集中できる環境をつくることが理想です。
また個人としては、立場が変わってもメンバーが気兼ねなく相談できるオープンな存在であり続けたいです。日頃のコミュニケーションを大切にし、困り事や迷いが生じた際にもすぐに声をかけてもらえる関係性を育んでいきたいです」
SB C&Sの変化の速さを日々実感しながら、新たな取り組みに向き合うとともに、有給休暇を活用して余暇を楽しむなど、メリハリのある働き方を実践している梁。最後に、SB C&Sへの入社を検討している方々へメッセージを聞きました。
「忙しい時期もありますが、有給休暇は比較的自由に取得できる環境でワークライフバランスを保ちやすいと感じています。私は有給休暇と祝日をつなげて、海外旅行を楽しむこともよくあります。
SB C&Sの総務は、決まった業務を淡々とこなすだけの部署ではありません。市場の動きや会社の成長に合わせて新しいツールや仕組みを積極的に取り入れ、自分自身もアップデートしていけるおもしろさがあります。
『過去のやり方』にとらわれず、変化を楽しみながら前向きにチャレンジできる方にとって、ここは大きく成長できるフィールドになるはずです。専門性を活かしながら、全社の働きやすさを自分の手でつくっていきたいという志を持つ方と一緒に働けることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2026年9月時点のものです
