小3での引っ越しがきっかけで内向的になるものの、ゲームと部活と勉強に邁進
幼少期は、外で走り回るなど活発だったと言う佐藤。あることをきっかけに性格が変わったと振り返ります。
「小学3年生の時に祖母と同居するため兵庫から大阪に引っ越したんですね。引っ越しと転校のストレスからか、内向的になって家でゲームばかりしているような子になったと記憶しています。
とは言いつつも1人で遊ぶのは好きではなくて。仲良くなった友達の家に行ったりして、みんなでテレビ画面を囲んで一緒にゲームをしていましたね」
中学ではソフトテニス部に所属。部員が少ないこともあって必然的にレギュラーになり大会へも出場することになりました。
「真面目に取り組んでいましたが、強豪校ではなくて、大会で勝利をめざす!というよりは楽しみながらやっていたという感じですね」
一方で勉強を頑張っていたと振り返る佐藤。勉強と部活が生活の二軸だったと言います。
「小学4年生から中学3年生までずっと同じ塾に通っていて、部活が終わる夕方5時ぐらいから8~9時までがっつりと勉強していました」
子どもの頃はずっと「パティシエ」になりたかったものの、中学時代の職場体験でその夢は諦めたと言います。
「ケーキ作りっていいな、という憧れがあったんですが、実際にパティシエさんのところでお仕事をお手伝いさせてもらって、現実を知り諦めました。ひたすら生クリームを手で作るのですが、華やかなケーキってこんな地道な努力でできていたんだ、これは綺麗なケーキを食べる側がいいな、と(笑)」
大学時代にハマったネットゲームが導いた、プログラミングという進路
努力の成果から成績がよく、地元の私立高校の特進科に進学した佐藤。高校では勉強漬けの毎日だったと言います。
「特進科は特別な授業がプラスアルファで実施されて、毎日下校するのが夜8時過ぎという生活になりました。通常の授業の後にさらに授業があるんです。当然、部活などはできなかったですね」
周りの生徒も同じように勉強していたため、それを刺激に変えて3年間を過ごしました。卒業後、エスカレーター式で進学した大学では、将来就職に有利そうだと考え、経済学部を選択します。
入学後は、大学で知り合った友人の影響でネットゲームをやるようになり、そこからどっぷりとハマったと振り返ります。
「友人と旅行に行ったりする以外はゲーム漬けでした。いま思えば、何かサークルに入っておけばよかったかな?と思うこともあります。
しかし、いまでいう“オフ会”のような交流を通して、もう10年以上付き合いのあるネットゲームの知り合いもいるので、そういう意味ではネットゲームがサークルのような存在だったかもしれないですね。そこで知り合った人とは、いまでもつながっています」
大学も違えば世代もバラバラ、住んでいるところも違う多様な人とつながれたことは財産でもあると話す佐藤。ネットゲーム三昧の大学生活の中で、いまにつながる運命的な出会いが訪れます。
「大学3年生の頃にゼミでプログラミングを学ぶ機会があって、そこでプログラミングというものに興味を持ちました。ネットゲームの世界との関連から、“このゲームはどうやって作られているんだろう?”と興味が湧き、パソコンを使う仕事もおもしろそうだなと思ったんです」
「こんな社長おるんや!?」。入社の決め手は社長面接での親身な会話
大学3年次にプログラミングのゼミを選択した佐藤。ゲームがきっかけではあったものの「ゲームを作る人になりたい」とはならなかったと言います。
「絶望的なまでに美術のセンスがなくて、学生時代の美術の授業なんかも真剣に取り組んではいたんですけれども、残念ながらそこは克服できなかったですね」
直接ゲームを作ることがかなわなかったのは切ないと振り返る佐藤ですが、いまにして思えば現在の仕事に就くきっかけになったのでよかったとも話します。2年間のゼミ生活を経て、将来はシステム開発会社へ就職したいと言う明確な目標が生まれました。
「就職活動では開発会社ということを軸にして、プラスアルファであまり人と会話しない仕事がいいなと。自分自身では小学3年以来の内向的な性格は変わっていないという思いがあって、お客さまと何かおしゃべりすることが苦手意識として残っていたんです」
大学時代のアルバイトも、清掃員のようなあまり人と関わらない仕事を選んでいたと言う佐藤。その延長線で就活も行っていた中で、アスノシステムと出会います。
「大学にアスノシステムの採用担当者が来た時に、いろいろ話をしたのがすごく楽しくて。とても親身に話を聞いてくれたんです。『この人、いい人だな』と感じて、それで就職試験を受けようと決めました」
ほかにも数社システム会社を受けていましたが、最終的にアスノシステムへの入社を決めた理由は社長面接での会話だったと言います。
「いまでも覚えているんですが、親孝行についての話になり、ものすごく親身に話を聞いて、真剣にアドバイスをしてくれたんです。『ここまで踏み込んでくる社長がおるんや』とびっくりしたというか、すごく印象に残りましたね」
それまでもWebサイトなどで先輩社員のインタビュー記事などを読み「おもしろい人たちがいっぱいいるな」と、アスノシステムの社風に惹かれていたところに、社長面接が最後の一押しになったと繰り返します。
「いい意味でグイグイくるというか、『そこまで聞いてくれるんだ』っていう驚きですよね。当時の私の感覚としては、一般的な企業だと『社長とこんな深い話はしないものだ』『社長は一社員のことなんて気にしないだろう』というイメージがあって。そういうものが全部ひっくり返されましたね」
自分が理解できなかったことをわかりやすく伝え、新入社員や若手の力になりたい
こうしてアスノシステムに入社を果たした佐藤。1年ほど社内での開発に従事した後、通販会社のシステム保守・運用部門に配属となります。
「入社前のイメージとのギャップはとくになかったですね。あえて挙げれば、意外とプログラミング未経験の人も入社しているんだなと驚いたことを覚えています。私も文系とはいえゼミでの経験が少しありましたが、同期にはまったくの未経験者が多くいました」
同期入社の社員について、「最初は少し苦労したかもしれないけれど、3カ月間の研修でみんなしっかり基礎を身につけて、いまではもうバリバリ働いていて頼もしい」と話します。一方、多少プログラミング経験があった佐藤は、入社当時はどうだったのでしょうか。
「最初はもう全然わからないことばかりでしたね。横にいる先輩に聞いてはやって、聞いてはやってで、すごくお世話になっていましたね。いや、いまでも現在進行形でお世話になっています」
さらに、就活時に考えていた「あまり人と会話しない仕事」について、佐藤はこう続けます。
「ふたを開けてみたら、たくさん人としゃべっていますよね。『あれ、思っていたのと違うな?』と入社2年目ぐらいで気がつくのですが、もうその頃には苦もなく会話できていたというか。あたりまえですが、開発職でも仕事を進めていく上で人とのコミュニケーションは欠かせないことを実感しました」
そうして3年が過ぎた頃、佐藤に転機が訪れます。システム運用・保守部門から企画提案部門に異動となったのです。
「前任者が退職するということで私に白羽の矢が立ったようでした。自分でも、そろそろ新しいことを覚えてもよいのではと考え、チャレンジすることにしました」
業務内容が大きく変わったと言う佐藤。例えとして“レストラン”での仕事を挙げます。
「いままでは厨房で料理をしていたのが、ウェイターに変わったという感じでしょうか?それまでは裏方としてお客さまの注文通り調理していた人が、今度はお客さまからどういうものが欲しいかを聞き出し、時には今日のおすすめや料理に合うワインを提案する人になったというか」
就活時代に接した採用担当者の親身な姿や、“こんな話までしてくれるのか”と驚いた社長面接。その第一印象から選んだアスノシステムの社風や上司からの助言もあって「人と話すのが苦手」という意識はなくなり、自身が変わったと佐藤は振り返ります。
「入社して7年で成長したところは、ずばりその点ですね。企画提案部門に異動したことで、お客さまとの会話はいっそう増えましたし、コミュニケーション能力は上がったかなと感じています。
また、これまでは会話の中で『え~と』や『あ~』といった感嘆詞が多く出ていたのですが、出さないほうがよいと上司からアドバイスをもらって気をつけるようにもしていますね」
ほかにも変わった点がもう1つ。入社5年目の頃にダイエットを始め、100kg近かった体重を1年で30kg近く減らした佐藤。すっかり体型も変わり、久々に会う社内のメンバーから「誰やねん」と言われることもあると笑います。
ダイエットを機に福利厚生の社内部活であるアスノチャレンジのサイクリング部にも興味を持ち、自転車を購入して参加して楽しんでいると言います。
これからの抱負にはマネジメントスキルの向上を挙げる佐藤。コミュニケーションへの苦手意識はあれど、基本的に人は好きだと語ります。
「人と関わる時には勝手な印象で構えたりはしないようにしています。今後は管理職のポジションになっていくと思うので、人材の育成など、若い人たちの力になりたいですね。
新入社員、若手社員を見ているとなんだか懐かしい気持ちになって、自分の入社当時のことを思い出します。当時不安だったことや困っていたことを考えながら、自分なりにどう乗り越えたかなどを伝えていきたいです」
当時先輩から言われていたことを、最近は自分が後輩に言っていることを不思議に感じながらも、当時の先輩たちの気持ちが少しわかり始めてきたとも話します。
「当時、自分が理解できなかったことを、経験も踏まえてわかりやすく伝え、新入社員や若手社員がいま以上に働きやすい環境にしていけたらなと思っています」
「人と話すのが苦手」と言っていた佐藤が、いまや後輩の成長を思い、さらには「お客さまとお話しして困っていることを聞き、それを解決する一連の流れや働き方が気に入っている」と話すまでに。
苦手意識を克服し、後に続く後輩へも目を配りながら、共に成長していく佐藤の未来に、大きな期待が寄せられています。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです
