勉強とアルバイトに打ち込んだ学生時代。プログラミングの魅力に惹かれ、IT業界へ
中学生のころから家にパソコンがあったという福井。具体的にIT業界に進もうと考えたのは高校生の終わりごろだったと言います。
「進路を決める時期になって、“これからはやっぱりパソコンの時代だ”みたいな世の中だったこともあって進路を決めた感じですね。そのころはまだそこまで強い気持ちだったわけではなくて『これからの時代パソコンができたら仕事には困らないだろう』くらいの考えでした」
進学した大学で初めて本格的にITと向き合うことになった福井でしたが、プログラミングの魅力はその自由さだったと話します。
「大学ではプログラミング開発と電子系、いわゆるソフトとハードの両方が学べたのですが、回路設計などの電子系は自分には合っていないなと感じました。一方で、プログラミングは自分がやりたいことが設計したとおりに動くということ、その動きが目に見えるというのが魅力でプログラミングに進むことにしました」
大学生活は、プログラミングの勉強とアルバイトに精を出す毎日だったと語る福井。そんな中で、アルバイト先の社長から思わぬオファーを受けたエピソードがあります。
「私が通っていた大学は、他大学と比べても授業の量が多く、いわゆる人生の夏休み的な感じではなかったですね。部活やサークルもとくになく、勉強とアルバイトをひたすらやる高校生みたいなスケジュールで大学時代も過ごしていました。
アルバイトは高校時代からずっと近くのうどん屋さんで働いていたのですが、ある日社長から他店舗の店長をやってみないかというお誘いを受けました。大学4年生の中ごろでしたね。ただ、そのころにはもうIT業界に進むことを決めていたので、その提案は丁寧にお断りをしました」
就職は大学で学んだことを活かせる開発会社と決めて臨んだ中で、一社目に面接したのがアスノシステム。結果的に最初に面接を受けた同社へ入社した決め手は、何よりも社員の明るさだったという。
「面接していただいた社員の方がとても明るい印象で、その後に面接した会社がどちらかというと厳しいというかちょっとガチガチした感じの面接だったので、入るならやっぱり楽しい感じの会社のほうがいいなと思い、入社を決めました」
“人”を見て、しっかり対話することの重要性を培った10年間
アスノシステムに入社し、最初の仕事はとあるメーカーの受注管理システム開発でした。
「入社当時から和歌山で働いているのですが、メーカーさんの開発を受託で行なった後に派遣という形で、入社から4年ほどお仕事をさせてもらいました」
新卒から携わるそのメーカーでは、業務知識と関係性が深まるにつれ、仕事の対応領域も広がっていったと語ります。
「4年ほど経って、開発だけでなくヘルプデスクという形で保守の部分を担当するようになりました。お客様と会話をして、臨機応変に業務領域を広げて対応できる力が身についたと思います。入社からずっと担当しているお客様なのでご担当の方も7~8人と変わりましたが、常に密な連携で信頼関係を継続することに気を配っていました」
入社から10年弱。これまででもっとも印象に残っていることは、仕事でかかわるメンバーとのチームワークや育成などの“人”との関わりだと答えます。
「“成功体験”というほどではないんですが、一時期保守の業務でベトナムの技術者と一緒に仕事をする機会があり、それまでなかなかうまく回っていなかった業務をなんとか調整して、結果的には軌道に乗せることができたことがありました。
ベトナムの技術者だったとはいえ言葉の問題はとくになかったのですが、業務の適性などその人それぞれの個性というか、特性にあった仕事内容になっていなかったところに課題があったので、そういった部分を検証してミスマッチの修正を図ることで問題を解決しました」
“人”を見て、しっかりとした対話で問題解決を図った経験は、その後の仕事にも根付いていると言います。
「外国の方と仕事で関わるというのは、なかなか経験できるものではないので良い経験になったと思います。どの国の方であっても人と人。まずは、対話が重要だなと再認識しました。その後、新人教育などにも携わることになりましたが、この部分は常に心がけています」
在宅勤務で危機感。対話とコミュニケーションを求めて“釣り部”を企画
そんな福井は今期、アスノシステムの福利厚生制度、“アスノチャレンジ”を活用し、社内に「釣り部」を立ち上げました。
「仕事をこなせるようになってくる一方で、忙しくもなんとなく日々の生活にマンネリを感じ始めてしまって。何か新しいことを始めたいなと思ったのが立ち上げのきっかけです」
きっかけこそ生活のマンネリ化だと話す福井ですが、ここにも本人が大切にしている“人”や“対話”というポイントが隠されていました。
「何より一番の理由としては、在宅勤務で基本的に仕事の中でお客様としか対話をしていなかったので、アスノシステムの社員との関わりが希薄になっていたことでした。お客様との対話ももちろん大切にしていますが、もっと同じアスノシステムのメンバーとも関わっていきたい。そういった機会があれば、と考えている時にアスノチャレンジのことを思い出し、やってみようかなと」
釣りが趣味になったのも、アスノシステムの先輩社員の影響でした。
「入社2~3年目のころに、和歌山で釣りをしている先輩社員から誘われて、そこから釣りが好きになったんです。それで、アスノチャレンジで何かをやるなら釣りかなと思いまして。基本的に海釣りをしていますが、船釣りは一度酔ってしまったことがあって、それから乗れなくなりましたね(笑)」
予想以上の反響と効果。まずは、釣り部の活動の中身を濃くしていきたい
立ち上げた「釣り部」には予想以上の反響がありました。
「新人の社員が思っていたより参加してくれたのが嬉しかったですね。これまで関わる機会が少なかったので。他にも、部署が違ったり九州や東京など拠点が違ったりと、メンバーともこれまであまり接点がなかったのですが、拠点の代表になってくれた社員と交流できるようになりました」
社員とのコミュニケーションをとりたいという狙い通りの成果を生み出しながら、他にもいろいろと副産物的な効果があったと話を続けます。
「個人的に、活動費の管理というか精算や請求など、これまでやったことのなかった会社の事務手続きをする機会ができたので、そういった部分であらためて理解する機会になりましたね」
“アスノチャレンジ”に挑戦したことは本当によかったと語る福井。今後の展望や目標について、こう語ります。
「今は別の新しい活動をするより、釣り部の中身を濃くしていきたいと思います。釣るだけではなくて、そのあと調理して皆で食事ができる施設に行ってみるとか、大会を開催して賞品を出すとか。そういった企画の幅を広げて、社員同士のコミュニケーションをさらに深めていきたいですね」
“アスノチャレンジ”以外にも仕事の面でももっと領域を広げたいと福井の語気に熱がこもります。
「釣り部以外のところでは、資格を取りたいと考えているんですが、今期から役職がついたこともあって今はまず、目の前のことをしっかりとやっていくぞと思っていますね。
基本的に仕事をしていく上で、他の人よりもたくさん仕事ができる人でいたいという気持ちがあります。量をたくさんこなせるというか。それこそ、アルバイトでうどん店に勤めていた時にお店を2人だけで営業していたので、うどんを作るだけでなくレジ打ちや片付けなど4~5つのことを並行してやっていたんです。
複数同時進行で仕事をするのは、そこで培われたのかなと思います。そこは自分の強みだと思っているので、もっと活かしていきたいですね」
釣り部の活動も、仕事も。マルチタスクのできる人材になるべく、福井の“チャレンジ”はこれからも続いていきます。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
