人と関わり、誰かと話せることが仕事への原動力に
昔から人と話すことが好きで、学生時代は部活に打ち込むというよりも接客のアルバイトをたくさんしていました。飲食店で接客をしていたときに、年齢が離れている人からも話しかけられることが多く、接客中にも関わらず世間話をしていました(笑)。
黙々と仕事するよりも、楽しく仕事がしたかったので、お客様に話しかけることは働くことへのモチベーションになっていました。今、仕事でいろいろな年代の人と気兼ねなく話せるのはその時の経験があるからだと思っています。
就職活動では、父が当社の涌谷工場に勤めているので子どものころに社内イベントに連れていってもらっていたことがあります。その時に感じた会社の雰囲気が魅力的でこの会社で働きたいと思っていました。
多くの人と関われる仕事がしたいと思っていたので、入りたいと思っていた部署は総務部でした。ところが入社して配属されたのは品質企画部。予想外の配属先に驚きました(笑)。新卒配属が初めての部署でもあったので当時はとても不安でしたが、私の武器であるコミュニケーション力で同じ部署の人には積極的に声をかけ、関わりを大切にしました。
責任ある認証合格と向き合う仕事。やりがいを感じながらまい進する日々
現在は会社の品質を保つための認証である「ISO9001」と「IATF16949」に合格するための準備や、品質マネジメントシステムの文書に対し是正の対応、内部監査の対応をしています。この認証は、製品を売るために毎年必ず合格をしないといけないので、重要な仕事を任されていると感じます。
要求事項に対して不適合と判断されると、根本原因を突き止めるところから始まります。その原因が社内標準を変えなければならない場合は、文書の改訂が必要になります。社内標準は多くの部門が仕事するにあたって守らなければならないルールのようなものなので、すぐに変えることはできません。必ず審議会を行い、多くの部門の担当者と話し合いをします。
一つの文を変えるだけでも全社に関わることなので、部門同士で意見がまとまらないこともありますが、全部門がめざすゴールは共通して「会社の品質を保つこと」。そのゴールに向かって多くの人と会話をしながら進めていくことにやりがいを感じています。
一方で、審査の準備に必要な資料作成にはかなり工数がかかることがネックでした……。資料があちこちに分散していたほか、無駄な部分も多いと感じていたので、資料作成の改善を行いました。
品質マネジメントシステムの文書を改訂するときには、改訂したことを海外拠点にも連絡をします。審査には、そういった国内と海外の支援関係の実績や事例も提出する必要があります。
その資料を作成するために、二つの別々の資料を見比べて作成していたのですが、同じような内容が入っていたり、情報が分散されていたりすることで余計に時間がかかっていました。作り方を変えて二つになっていた資料を一つにまとめ、業務工数を減らすことができました。この改善により、残業時間の削減につなげることもできたので取り組んでよかったと思います。
日々やりがいを感じながら仕事ができていますが、なかなかうまく進まないこともあります。「ストレスが溜まっているな~」と感じたら、友達とご飯を食べに行ってたくさん話しをしたり、趣味である写真を撮りに行ったりして、解消するようにしています。
コミュニケ―ションが業務を円滑に進める鍵に
2年目の時、会社の中央労働委員会で「コミュニケーションの活性化とめざす姿」に向けた改善活動があり、部署ごとで活動することになりました。その中で私は品質企画部での推進リーダーを任されたんです。
なるべく全員とコミュニケーションを取りたかったので、何か活動を行う時にはメンバーに「この日にやるから参加してください!」と事前に声をかけていましたね。
また、同じ部署の方で聴覚に障がいがある方がいらっしゃるので、この活動を通して部署のみんなで手話を覚えたいと思い、手話レッスンの提案をしました。
きっかけは新型コロナウイルス感染症の流行です。飛沫感染を防ぐためにみんながマスクをつけていたことで口元がまったく見えない状態でした。マスクをしていると何を話しているかまったくわからないと聞いていたので日常的に使う言葉の手話を全員で覚えました。
この活動が進む中で、部署間では何気ない会話が増えましたし、雰囲気も変わった気がします。部署全体が話しかけやすい雰囲気になると、その分スムーズに業務が進むと思うので、やはりコミュニケーションはとても大事だなと実感しましたね。
他部門からも頼られる存在をめざして
品質企画部に配属が決まった時は、もしかしてあまり人と関わらない部署なのでは……と思ったのですが、実際は真逆で多くの人に支えられながらも、会社全体を指揮する重要な部署だと思っています。
近年、オンラインが普及していますが利便性にとらわれず、多くの部署と関わるからこそなるべく直接会話をし、人と人とのつながりを大切にしています。
私には、目標にしている人がいます。残念ながらもう退職されてしまったのですが、入社したときに私を指導してくれた先輩です。その方は知識が豊富で、判断力もあり、他部門からも頼られる存在でした。
多くの方から頼られる。そんな存在になるためには今以上に幅広く知識を身につけて、判断力・決断力を磨き成長していきたいです。指示されたことで終わるのではなく、その背景、その後の展開をイメージしていきたいと思います。
いつか、他部門の人から「森さんから依頼されたらちゃんとやらなきゃ」と言ってもらえるように。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
