科学を強みに基礎的開発を希望して入社。配属先で見つけた自身の居場所
──現在の業務を教えてください。
所属部署は、当社のコア技術である静電容量技術を活用したスマホやカーナビ向けのタッチパネル(タッチセンサ)の開発をしており、私は新製品開発の担当をしています。既存技術を応用して、タッチに加え、ホバーなどの複合機能を持たせた製品の開発を行っています。製品はマイクロレベルの微細な構造形成です。私はプロセスエンジニアとして、実験を通して最適な条件を検討し、自分たちが持っている技術で何ができるか、アイデアを出しています。
この仕事で一番難しいと感じるのは、実際に何に使える製品かという根本的なところです。ですから製品そのもののモノづくりというよりは、ビジネスそのものをつくることを目的とした部署になります。
今年で入社3年目になります。まだ若手でわからないことが多いのですが、どういうアプローチで実験していくか、ある程度自分でスケジュールを決められるところにとてもやりがいを感じています。その半面、自分の知識が不足している部分もあって具体的なアプローチを考えるのが難しいなと感じています。
自分の意思を発信することの重要性
──仕事をする上で大切にしている考え方はありますか?
自分の意思をはっきりと発信することがとても大事だという価値観でこの数年働いています。自分がやりたいことと、これからめざしたい方向性を発信できるマインドをそれぞれが持つべきだと思っています。
私の場合、営業のほか、海外も経験してみたいと上長に伝えています。やはり自分から発信しないと周りにも伝わらないですし、逆に自分の考えをしっかり発信することで、適切なサポートも受けられるようになると思います。海外に行きたいなら英語力をもっと伸ばす必要があるという話や、そのためにこういう研修があるという情報も教えてもらっています。
とはいえ、周りには自分より知識を持つベテランの方が多いので、仕事上で意見を言いづらい場面はありますね。やはり製品開発の場面となると、対等にぶつかりあえていないと感じることも正直あります。それでもできるだけ自分の意見は発信し、その上でアドバイスをもらうように心がけています。
自分ひとりで抱え込まず、チームのサポートを得るために
──入社してから悩みはありましたか?
個人的には仕事は楽しみたいと考えて取り組んでいます。過去には、いろいろと悩んだ時期もあったのですが、結局、自分がどのように取り組むかでだいぶ変わってくることに気づきました。
入社してすぐはわからないことが多い中で、どう進めればよいかわからず、自分の能力に自信をなくした時期もありました。大学時代とは違う分野に進んだこともあって、この領域についていけなかったことに焦りと不安を感じて、どんどん自信をなくしてしまう状況でした。
2年目には大学のインターン生の指導員を担当する機会がありました。なんとか自分の仕事をやれるようになってきたころに、どうしたら相手にうまく伝わるかわからなくなり、新たな悩みの時期に突入しました。自分自身が納得できる教え方ができなかったことと、開発の結果について、仮説の検証に向けた道筋の整理がまったくできなかったので、インターン生と一緒に自分が悩んでいるだけという状況でした。
最近は知識も若干増えて、業務内容がわかってきたことに加え、困っていることを発信できるようになりました。1年目、2年目のときには周りに対して申し訳ない気持ちがありましたが、最近は素直に力を貸してほしいと言えるようになってきました。チームメンバーとも良好な関係なのでとても助かっています。
──チームで業務にあたる大切さを実感することはありますか?
高校の部活から始め、大学時代は研究が忙しくてできていなかったのですが、今でも趣味でバドミントンを続けています。
会社の部活にも参加し、社会人リーグに所属。12部ある長岡地区の社会人リーグの3部で残留に向けて健闘しています。
スポーツは、仕事を忘れ目標に向かって打ち込めるのと、コミュニティが広がることが魅力ですね。会社の拠点別対抗戦があるため、他拠点メンバーとのコミュニケーションも生まれ、交流を図ることができています。チームで業務に取り組むときはとくに、バドミントンを続けていてよかったなと思いますね。
エンジニアの域を超え、新たな領域へのチャレンジも見据えて
──将来の展望について教えてください。
自分の中でもできることが増えてきましたし、チームで協力してワイワイと進められていますので仕事はとても楽しいです。今までは別のリーダーのもとで私が作業していたのですが、今は私がメインで立つ状況もあるので、責任感を持ちながら仕事を任されていることに対する喜びがあります。
エンジニアとして成長できたら、次は営業系の業務にも挑戦したいと思っています。以前経験した製品を売り込む展示会での説明員を経験したことで、自分の担当している製品以外にもすごくおもしろい製品があるんだなというのを知りました。また展示会で実際に製品を見てもらい、触ってもらうと、すごく反応がよくて、お客さんとのやり取りや反応を直接自分の耳で聞けるのがとても印象的でした。いつかはお客さんと接点を持って、アルプスアルパインの製品と技術を売り込み、魅力を伝えていきたいです。
アルプスアルパインは米国シリコンバレーにも拠点があります。そこは技術の最先端ですから、スピード感を含めて経験してみたいですね。成長できて、物事をより広い視野で見られるようになり、実際に海外のお客様ともやりとりできるようになると、自分のキャリア、会社内でのプレゼンスも増すかなと。夢の実現のために今から自分の知識や、語学力の向上に積極的に挑戦していきたいと思っています。
※ 記載内容は2023年10月時点のものです

