営業職としてキャリアをスタート。2年目にはその成果が認められ、年間MVPを受賞
新卒入社3年目、異動を経て採用を担当するようになった私のキャリア。それは、2020年4月、営業職として九州支店に配属されたところから始まりました。
営業の仕事は、取引先となる建設会社の人材課題に対して、課題に合った自社の人材を紹介していく、いわばマッチング業務です。
九州支店は当時全員で7名程度しかおらず、支店長を除くと営業職は年次が1つ上の先輩と私の2人だけ。最初は先輩に同行して、アポイントの取り方や人材の提案方法など営業のイロハを学び、数カ月後には独り立ちしました。
ところがその後に、その先輩が一身上の都合により退職。ただ真似をすればいい状況から、自分が考えて行動しなければならない状況になりました。
何とかしなければと思い、別の支店の営業職の先輩や同期に相談したり、自分の営業手法をロールプレイングで見てもらい、生産性や効率を見直したり。日々の営業活動を一つひとつ、自主的に見直していきました。
それから私が意識するようになったのが、人材課題だけでなく、その課題が生じた背景までを聞くこと。そして提案時には、メリットに加えて、デメリットもフォローしながら伝えること。たとえば、若手人材を提案するなら将来性を推したり、経験の少なさも、自社での手厚い研修や専属の部署による配属後のフォローでサポートできますと伝えたり。
こうして、確かな人材を数多く送り出すことで、さらに取引したいと思っていただける好循環をつくり出すことを目指していました。
最終的にここでの2年間で、九州全県、数百社におよぶ企業や現場に営業活動を行い、もともとお取引のあった企業と合わせて、約50社と契約を結ぶことができました。私自身が新規開拓した企業も数十社ほどあります。結果として、全国の営業職の社員から1名のみ選出される年間のMVPも受賞しました。
そして、営業で約2年間弱働いたころ、社内にジョブ・ポスティング制度が導入されたことをきっかけに、私は違うキャリア──採用の仕事がしたい、と考えるようになりました。
一人ひとりのチャレンジをサポートしたい──学生時代から持っていた採用への想い
就職活動をしていたころから、将来的には採用に関わる仕事がしたいと考えていました。
世の中には、キャリアチェンジをしたいとか、将来的にこの仕事がしたいとか、自身の目標を実現するために頑張っていきたいって思っている人が、数多くいます。その人たち一人ひとりに対して何か自分なりの視点で、前向きに活動できるようなサポートをしていきたいと思っていたんです。
また、営業で最初に入社しているのは、もちろん新卒で採用に関わるポジションに就ける機会が滅多にないこともありますが、会社の中身を知らないまま採用の仕事をするのは意味がないと思っていたからです。営業として経験を積み、会社を内部から知ってから、チャレンジしようと思っていました。
そんな私にとって、入社2年目に、部署の人材募集を会社内で募る「ジョブ・ポスティング制度」ができ、東京本社の採用グループの募集があったことは、大きなチャンス。すぐに手をあげました。
異動にあたっては、利用したい旨を人事総務部にお伝えし、担当者と面談して、統括部長と面接してという流れで進んでいきました。こうして2022年4月から、東日本事業統括部の採用グループでキャリアアドバイザー職として働くことが決まったのです。
2022年11月現在も同じポジションにいて、私の担当は主に施工管理職の人材の採用。応募者の面接から採用までの流れを、一貫して受け持っています。
異動したてのころは、慣れない業務に戸惑うこともありました。最も営業との違いを感じたのは、相手に話す内容。営業では、企業の担当者の方が相手なので、人材業界の知識も持ち合わせている方が多く、ある程度の共通認識に立って会話ができていました。
それに対して採用の仕事の場合、建設会社をまったく知らない未経験の方にも、仕事について正しい認識や、建設業界で働くイメージを持っていただけるように説明をしなければいけません。その違いに難しさを感じましたね。
一方、営業に2年間携わったことで、クライアントとなる企業がどこにどんな人材を求めているかという点は具体的に理解できていました。その視点を持ちながら採用担当に異動できたことは、私自身のキャリアにとって非常にプラスになっています。
失敗して、反省して、次に活かして。それを成果につなげていく
採用にあたって大切にしているのは、応募者の方への先入観を持ちすぎないこと。お会いする前に事前の情報だけで勝手なイメージを固めてしまうと、大事なところを見落としてしまうんです。
たとえば以前、応募者の方に記入をお願いしている事前アンケートの中で、「前職の退職理由としてワークライフバランスにチェックが入っているから、忙しい職種に対して前向きでないだろう」と、先入観を持って面接を進めてしまったことがあります。
しかし実際は、「ワークライフバランスを大切にしながら、専門性の高い分野やキャリアアップも目指している」という方でした。
このときの私はワークライフバランスを大事にしている人を想定していたために、面接では当社の働き方や労働時間などの面ばかりをアピールしてしまって。終わってから、専門性やキャリアアップを求める人だったのなら、もっと建設業界や当社で積める経験、キャリアの説明に多くの時間を割くべきだったと、反省しました。
今は、事前の情報は読み込みつつも、面接の際にはまっさらな状態で応募者の方にお会いするようにしています。
他にも、採用の仕事では「採用の段階で認識の齟齬をなくせるよう努力せねば」と、反省する機会もあります。それは、せっかく入社していただいた方が研修や配属直後、想像していた仕事とのギャップを感じて相談に来られるとき。
本来であれば、採用担当者が面接時にきちんと説明して、応募者の正しい理解を導き、その上で入社していただくのが理想。しかし、それができていないときに、自分の至らなさを感じます。
そういう部分を見つけたときには、先輩や上司に助けてもらっています。面接に同席してもらい、何を伝えるべきか、また何を聞くべきなのかなど、フィードバックをもらって自分のやり方を見直すようにしているんです。
とくに、説明の仕方は、一番の改善ポイント。たとえば、建設業界の難しさを伝えるにしても、言葉の選び方で印象は大きく変わります。また、単に厳しいと伝えるのではなく、その厳しさを乗り越えたら何が得られるのか、どういった知識やスキルが身に付くのかという魅力まで説明できなければ、相手に「この仕事をしてみたい」とさえ思ってもらえないのです。
こうした反省と学習の日々は大変です。しかし、この頑張りが成果につながり、成長できている実感もあります。
数字としての結果を出し続けることで、後輩にお手本として見てもらいたい
キャリアアドバイザー職に異動してからすぐの2022年7月・8月・9月に、月間のMVPを受賞しました。
これは、基本的にその月の採用者数の多さで評価されるものですが、単純に多くの人に内定を出せば良いというわけではありません。
応募者の方に入社の決断をしていただかなければ採用には至らないため、応募者の方に、当社で働く魅力を感じてもらい、入社前後でもギャップを感じないようなフォローが求められます。
とくに、未経験の方なら、細かな仕事の内容までお話しして魅力を感じてもらうことが必要です。建設業界に絞ってキャリアアップを目指して来られる方なら、同業他社も視野に入れている中で、アーキ・ジャパンの魅力をどれだけ伝えられるのかが採用に大きく影響します。
正直なところ、3カ月続けての月間MVP受賞には運もあったと思います。それでも、自分なりに考えて失敗しながらも反省してきた日々のなかで、成長できた部分が評価されたとも感じています。
採用担当としてのキャリアはまだまだ浅いですが、毎日のように多くの人と巡り合えることに、この仕事の魅力を感じています。
私が担当する面接は、多い月には40件程度。それだけの人に接していると、似た経歴を持っていたとしても、それぞれ志望する理由や目標などの考え方は違っていて、誰一人として同じ人はいないのだとあらためて実感しますし、面接を通して、さまざまな観点から勉強させてもらえるんです。
今後は、結果としての数字にこだわりつつ、自分が先頭に立って進んでいくことで、部署全体の底上げにつながればいいなと思っています。私は負けず嫌いですし、言葉で細かく教えることが苦手なので、そんな自分の姿を通じて、後に続く人たちを引っ張っていきたいです。
アーキ・ジャパンの一番の良さは、「人」を大切にしているところ。営業と採用の両方で経験を積んだことで、その良さを多方面から理解できました。
単に人を紹介する、単に人を採用するのではなく、それぞれ個性のある一人ひとりが前向きに働いていくためのサポート役となれるよう、今後も応募してくださった方々に真摯に向き合っていく心づもりです。

