身近に起こった災害で、防災関連企業へ芽生えた関心
千葉県で生まれ育った安國。小、中学では野球に、高校から大学までは卓球にそれぞれ打ち込んできたと語ります。
「野球を始めたきっかけは、父が買っていた野球漫画を読んでみて自分もやってみたいと思ったからです。最初は外野を守るように言われて、よくわからずにやっていただけでした。そのうち外野が好きになって自分から積極的に取り組むようになりました。
しかし、高校進学を機に部活動は野球から卓球へと転向しました。卓球部の先生が個性的な方で、気づいたら見学の段階で入部が決まっていて……(笑)。ですが、卓球は野球と違って個人戦があるので、積み重ねた練習の成果を試合で何度も試すことができることにおもしろさを感じました。だんだんと本格的に熱中するようになり、大学でもレギュラーとして出場することができました」
将来の職業については高校生の頃から考え始め、公務員を志望していたという安國。
土木系の方が公務員の採用枠が多いという助言を受け、理系の道を選びます。
「大学では土木工学を選択したのですが、学生生活を送る中、令和元年に起こった東日本台風の影響で大学が水没したことがありました。地下が水で埋まってしまったり、図書館の中に鯉が入り込んだりするような稀有な事態を経験したんです。
自分の身近で実際に災害が起きたことで、この頃から防災に興味を持つようになり大学3年生の後期には地盤環境工学研究室に入りました」
研究室では自然災害に対する安全性指標(GNS)の研究に携わりました。
「自然災害の影響範囲にどれくらいの人がいて、どれくらいの人が亡くなってしまうのかという確率と、災害対策でどれだけ被害を軽減できるかということを合わせて、1から100で数値化するという研究をしていました」
その後、大学院まで進学した安國。防災に対する意識の変化とともに、就職活動では民間企業を中心に探すことに。
「防災のソフト系、とくにハザードマップなどの業務を行う企業で働きたいという軸を持っていました。そんな中で、大学教授が所属する研究委員会のメンバーにアジア航測の社員の方がいたことで会社を知りました。委員会に参加している企業であれば、防災ソフトの仕事もあるのではないかと考え、興味を持ったんです」
インターンでの気づきから入社へ。インフラ事業から防災の未来を描く
アジア航測に興味を持った安國が臨んだのは、インターンシップ。それぞれ異なる部署から話を聞きながら、理解を深めたと言います。
「アジア航測は5日間のインターンシップを設けていましたが、参加者の予定に合わせて調整が可能だったため、私は3日間参加しました。
1日目は公共アセットマネジメント課から、下水道の基礎知識や公共施設の資産マネジメントについて教えていただきつつ、入社1年目に実際に行った業務について話を伺いました。
2日目は公共コンサルタント一課から、土地評価業務についての説明を受けました。アジア航測で扱うGISシステムについて学びながら、標準宅地の選定の実習をしていきました。
そして、3日目は公共コンサルタント二課から都市計画や防災についての説明を受けました。とくに防災関連では3Dで街を表現し、洪水シミュレーションでどこまで浸水するかを踏まえた避難可能な場所を示すような技術に興味を持ちました。
期間中に実際の作業も体験できることで、業務説明に対する理解力や集中力が上がりましたね。また、知らない知識が多くあることが実感できたので就職活動に対する視野が広がり、大学院にいる間の勉強もさらに頑張りたいと思えるようにもなったんです。入社前にインターンに参加しておいて、本当に良かったと思います」
インターンシップでの経験を経て、選考に進んでいった安國。入社の決め手となったのは、社風でした。
「社員の方々に質問をするとしっかりと答えてくれて、最後まで根気よく付き合ってくれている姿が印象的でした。インターン生でもこれだけ丁寧に教えてくれる会社なら、入社後も安心だと感じたんです。
そして面接では、臼杵さん(常務取締役:臼杵 伸浩)が圧迫感なく話しやすい雰囲気を作ってくれました。自分自身をしっかり出して話すことができたので、この会社なら入社後も自分らしく働けると思いました」
入社後は約1カ月間の研修を受けました。
「最初の2〜3週間は会社の仕組みや技術者倫理などについて、同期たちと全体研修を受けました。その後、社会インフラマネジメント技術部や空間情報技術センター、エネルギー事業部といったさまざまな部署をローテーションで回る研修があり、各部署の業務内容について学ぶことができました」
基礎から学ぶ日々。専門外から専門へ、苦手分野を克服する楽しさがやりがいに
研修を受けた安國は、社会インフラ技術二課へ。内定時にこの配属先が発表されたときは、驚いたと振り返ります。
「てっきり防災系の部署に配属されるものだと構えていたので、インフラという文字を見て衝撃を受けましたね(笑)。とはいえ、まずは経験をしてみようという思いでした」
配属後は、一人の教育担当の先輩がつき、同じ業務を行いながら学んでいきました。
「社会インフラ技術二課は、主に橋梁やトンネル、道路標識といった道路付属物、道路路面の点検、設計、補修設計を担当しています。たとえば、現場に行って補修が必要な箇所を確認し、その後設計を行います。
また、点検業務では外部の方々が行う点検作業に対して、現場での安全管理なども含めたマネジメントも行っています。業務の幅が非常に広いので、最初は用語を理解するところから始めました。実務を通じて先輩の指導を受けながら、業務の基礎を一歩一歩身につけています」
職場の雰囲気は非常に良く、質問や相談がしやすい環境だと話します。
「『ここまで質問して良いのかな』とためらうような質問でも、親身になって教えてくれます。ただ、基本的な知識がないと仕事の話も理解できないので、最低限の知識はつけていかなければいけないと感じています」
そんな中、学生時代の経験を活かして業務に貢献できた場面もありました。
「道路の舗装点検時に20メートルごとの座標が必要となった際、QGISという地理情報システムを使った経験があり、その作業を担当することができました。先輩方はGIS関係の使用に不慣れでしたが、学生時代の知識を活かせて本当に嬉しかったです」
配属当初こそ戸惑いがあったものの、徐々に仕事にも慣れてやりがいを感じられるようになってきた安國。
「だんだんと新しい知識が増えてきました。とくに、専門外だった分野の専門用語や仕組みが理解できるようになっていく過程がおもしろいですね。以前は苦手意識があった分野でも、理解が深まるにつれてその気持ちが薄れていくのを実感しています」
多様な人材が輝ける──恵まれた職場環境は、働きやすさを支える人にあり
未経験の分野についても、知識を積み重ねて成長をしている安國。自分なりのリフレッシュ方法も確立しています。
「もともとダイエット目的からはじめた筋トレが趣味になっていて、いい気分転換にもなっています。仕事をしながら継続していて、大会にも出てみました。
また、借り上げ寮に10人以上の同期と住んでおり、仕事終わりや休日は飲みに行ったり、鍋パーティをしたりと、交流の時間もリフレッシュになっています」
この場所で働く魅力は、「人」にあると安國は続けます。
「先輩も上司も相談しやすく、働きやすいです。急な私用や重要な用事がある場合、仕事よりもそちらを優先させてくれるなど、理解のある環境です。
同期メンバーの多様性も魅力ですね。出身も性格もバラバラですが、同じ研修を受け、同じような生活リズムで過ごすうちに自然と仲良くなっていきました。部署が異なっていても、盛り上がれるメンバーに囲まれて働けることは楽しいです。
当社には、そうした多様な人材を受け入れる環境が整っていると思います。防災や都市計画などの分野に対する興味があれば、みなさん馴染んでいけるのではないでしょうか」
先輩社員の姿を見て、理想の社会人像も少しずつ見えてきたと話す安國。将来に向けて、具体的な目標も定めています。
「まず、基本的な知識の習得に力を入れたいと考えています。先輩との会話を理解し、より専門的な業務に携われるようになるためには基礎固めが重要です。中、長期的には技術士の資格取得をめざしています。この資格は業務受注の際にも有利になるため、キャリアの上でも重要だと考えています。
上司も先輩社員も、仕事もプライベートも充実させている姿がとても印象的です。皆さん、それぞれの場面でかっこいいと思うところがあります。しっかり仕事し、しっかり遊んでいて、本当に生き生きと楽しそう。私もそんな先輩方のような社会人になりたいですね」
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
