受注から納品、請求まで、正確性を大切に。お客様のために自分にできることを追求
豊田通商のモビリティ素材国内事業部に所属する新美。現在はメタル+(Plus)本部の関連会社に出向し、自動車メーカー向けの鋼板デリバリー業務を担うグループに所属しています。
「グループの役割は、高炉メーカーから鋼材を購入し、お客様のご要望に合わせて加工し納品することです。部内には4つのグループがあり、私は自動車メーカーを担当するグループに所属し、受注から納品、請求までの業務を一貫して担当しています」
製品の形状によって加工先や手配リードタイムが異なるため、新美はこれまでの知見を活かしながら、お客様の要望に応えています。
「加工についての知識はもちろん、この業務で何より重要なのは正確性です。私たちが納品した鋼材のサイズなどに万一ミスがあれば、お客様の製造ラインが止まることになりかねません。そのためお客様から依頼された通りの商品を、納期通り確実に納品できるよう、2人体制で厳重にチェックを行っています」
強い責任感のもと業務に取り組んでいる新美。心に刻んでいるのは、豊田通商に入社した当時の上司からの教えです。
「お客様のご要望に対し、自分にできることはなんでもやるようにと教わりました。その教えを大切に、たとえば通常のリードタイムでは対応できない短納期の依頼があった場合でも、最初からお断りせず、まずは実現できる可能性がないかを考えるようにしています。
勤続20年の中で培った人脈を活かして対応に尽力するなど、お客様のためにできることを追求しています」
その一方で、新美は部内組織横断のプロジェクトチームにも参加。自ら手を挙げ、新たな取り組みにチャレンジしています。
「会社は今、変革期を迎えています。私たちが大切にしている豊田通商DNAは継承しつつ、ボトムアップで会社を良く変えていこうとする動きが活発化しています。
その1つが、グループ横断で部内の課題を解決していくプロジェクトです。これまで培ってきた知見を活かせるよう、チームで協力して活動を推進しています」
お客様や同僚に支えられた20年。「人」に恵まれ、築いてきた豊田通商でのキャリア
高校卒業後、銀行でキャリアをスタートした新美。1年目は後方業務に従事し、2年目からは融資の窓口業務を担当しました。
「個人ローンの窓口担当として、車や家などを購入するお客様に融資を行っていました。そこから外資系企業に転職し、経理職として働いた後、派遣社員として複数の企業で庶務や営業事務、経理などさまざまな業務を経験しました」
そして正社員への復帰を考え、金融機関で再び働く道も検討しましたが、最終的に選んだのは豊田通商でした。
「安定性に惹かれたことが、入社を決めた1番の理由です。それから現在に至るまで、5回の部内異動を経験していますが、一貫して国内向け自動車用鋼板のデリバリー業務と計上業務を担当しています。
今年で勤続20年目を迎えましたが、長く続けられている理由の1つとして、お客様に育てていただいたことが大きいと感じています。
商品知識は、お客様に教えていただきながら覚えていきました。わからないことを質問するといつも快く説明してくださり、加工会社の方々にも納期の面などでいろいろと助けていただきました。これまでを振り返っても、多くの方々に助けていただいたおかげで今の自分があると感じます」
お客様に支えられたことはもちろん、仕事を続けられたのは社内の同僚の存在も大きかったと新美は振り返ります。
「入社したばかりの頃、実は一度仕事を辞めたいと思ったことがありました。当時の組織体制では需要に供給が追いつかず、業務が多忙をきわめていたのです。
同僚の女性と相談し、状況の改善に取り組めました。お客様や社内の『人』に恵まれたからこそ、ここまで長く続けられているのだと思います」
これまでのキャリアで最大のチャレンジ。プロジェクトチームに参加し、新たな自分へ
豊田通商で20年のキャリアを築いてきた新美にとって、これまででもっとも大きなチャレンジとなっているのが、プロジェクトチームへの参加です。自ら手を挙げ参加することを決意した背景には、ある想いがありました。
「私は5回のグループ異動を経験していますが、業務の内容としては大きく変わっていません。そのため、上司からずっと業務の幅出しをめざそうと言われていました。ただ、お客様が変われば新たに商品知識を覚える必要があり、まず目の前の業務をこなすことに一生懸命で、新しいことへの挑戦が先延ばしになってしまっていました。
しかし、会社が変革期を迎えている今、自分も変わるために一歩踏み出したいと思いました。これまでプロジェクトチームはグローバル職で形成されていましたが、私の知見が役に立つ場があるのではと参加を希望しました」
プロジェクトでは、物流最適化に関するテーマを担当。輸送効率の向上やトラック待ち時間の削減、物流のシンプル化などの課題に取り組んでいます。
「物流にはさまざまなステークホルダーが関わっているため、関係各社を巻き込みながら取り組みを進めています。その中で各社の承認を得るためにどうアプローチしていくか、チームで話し合いながら活動を進めているところです」
仲間から受ける刺激も大きいと新美は話します。
「グローバル職のメンバーと仕事をする中で、資料作成やプレゼンテーションのスキルに感心しています。そうしたスキルはこれまで私の業務に必要なかったため、習得する機会がありませんでした。しかしプロジェクトを通じ、新たに挑戦する機会が得られています。
役職者が出席する会議でスピーカーを担当しましたが、思ったとおりには話せませんでした。これから練習を重ねて、少しでもチームに貢献できるようにスキルを磨いていきたいと考えています」
豊田通商の魅力は、チーム力。「守・破・離」を合言葉に、ボトムアップで行動を起こす
長年働いてきた中で感じる豊田通商の魅力は、チーム力だと新美は話します。
「チーム力が発揮されるのは、とくに困難な状況に直面したときです。これまでさまざまな困難に直面しましたが、みんなで力を合わせて乗り越えることができました。
たとえばコロナ禍で突然出社が難しくなったときには、数日で在宅勤務の環境が整備されました。働き方が急に変わった中でも、メンバーとチャットで密にコミュニケーションを取り、互いに助け合うことで業務を遂行することができました」
チーム力という強みは大切に守りつつ、時代に合わせて変わろうとしている豊田通商。その新たな動きにワクワクしていると新美は言います。
「2025年度の本部のスローガンは、『SHU-HA-RI(守・破・離) Forward Together (ともに前へ) 』です。大切にしている豊田通商DNAやカルチャーを継承しながら、変革を進め、さらなる付加価値を生み出していこうという想いが込められています。
経営陣からも、トップダウンだけでなく、ボトムアップでも進めていこうというメッセージが出されているので、自分から行動して組織を変えていきたいという気持ちでいっぱいです」
新美はこの変革期に自身の経験を活かし、地域限定職のロールモデルとなることをめざしています。
「地域限定職でもチャレンジすれば、新たなキャリアが築けるということを具体的に提示していきたいと考えています。そして長期的には、人材育成にも携わりたいです。そうした想いを持つようになったのは、2024年に参加した組織横断の活動で、豊田通商DNAについて深く考えたことがきっかけです。
長い歴史の中で培われた豊田通商らしさを、後進にしっかりと継承していくことも、人材育成につながると考えています。挑戦できる環境があれば、さらに組織として輝いていくはずです。これからもっと、魅力的な会社に変わっていくことを楽しみにしています。そのために私自身も、自ら行動を起こしていきたいと思います」
※ 記載内容は2025年5月時点のものです

