金属素材を軸に、グローバルビジネスを展開。海外出張を通じて広い視野を養う
金属製品事業部の機能素材事業グループに所属する伊藤と、エナジーソリューション事業グループに所属する菩提寺。それぞれトレーディングや新規事業の探索など、幅広い業務を担当しています。
伊藤:私が所属する機能素材事業グループは、金属素材の中でもステンレス製の鋼板とパイプの2種類を扱っています。その中で私はパイプを扱うチームに所属し、主にトレーディングと新規商材の拡販を担当しています。
トレーディングは、国内の鉄鋼メーカーが製造したステンレス製パイプを、私たちが仲介役となり豊田通商のアメリカ現地法人に販売する業務です。一方、新規商材の拡販では、海外の鉄鋼メーカーから商材を仕入れ、販売先を探す役割を担っています。
菩提寺:私が所属するエナジーソリューション事業グループでは、送配電網に使用される変圧器の部材となる方向性電磁鋼板と、EVなどのモーターに使用される無方向性電磁鋼板を扱っています。
方向性電磁鋼板については、メキシコ、トルコ、インドの3拠点で事業を展開しており、鉄鋼メーカーから素材を調達して加工し、変圧器メーカーへ販売するまで、各工程を管理するのが当グループの主な役割です。その中で私は、メキシコの方向性電磁鋼板を加工する事業体の主管業務と、鋼材の輸出業務を担当し、新規事業の探索にも携わっています。
若手のうちから裁量のある仕事に挑戦できる豊田通商。2人とも入社1年目から海外出張を経験しています。
菩提寺:生産効率の向上をミッションとして、メキシコにある加工事業体に1週間ほど滞在しました。これはトヨタグループの企業文化である「カイゼン」を推進する取り組みの一環でもあります。「カイゼン」の専門担当者と共に、現場の声を直接聞いて課題に取り組む貴重な機会となりました。
伊藤:私はこれまでに3回、海外へ出張しています。そのうちの1回は事業の方向性を左右するような重要な商談だったのですが、上司は同行せず1人で任せてもらえました。自分で考えたアイデアを、現地スタッフや日本のメーカーに提案するという重要な任務を経験でき、豊田通商には若手のうちから裁量を与える風土があるのを実感しました。
普段からグループを超えてコミュニケーションを取る機会が多く、互いに刺激を受けていると言う2人。それぞれに仕事をする上で大切にしている価値観があります。
伊藤:私が大切にしているのは、「凡事徹底」です。入社1年目ではまだ経験や知識量が不足しており、自分ならではの価値を発揮するのは容易ではありません。そのため挨拶や身なりなど当たり前のことをおろそかにせず、自分にできることはすべて徹底的にやりぬくことを心がけています。
また、何事も先入観を持たず、固定観念にとらわれないことも大切にしている考えの1つです。自分で実際に見聞きした上で判断するように努めています。
菩提寺:私は「守破離」の考え方を大切にしています。この1年間は「守」の段階として、先輩の教えを守り、同じやり方や考え方で進めることを意識していました。2年目となるこれからは「破」の段階として、自身の強みを発揮していきたいと考えています。
自身の強みは、グローバル職として営業と事務の両方の観点を持ちながら、業務効率化を推進できることだと思っているので、さらに強みを活かして貢献していきたいと思っています。
「現場主義」と「人間性」が入社の決め手に。豊田通商ならではの風土を活かして成長
2024年に新卒入社した伊藤と菩提寺。それぞれの想いを抱いて就職活動に取り組み、豊田通商を選びました。
伊藤:私は、世の中に埋もれているコアな技術や優れた商品を世界に広める仕事がしたいという想いがあり、商社と広告業界を中心に就職活動を行っていました。最終的には商流の川上に携わりたいと考え、商社を志望しました。
その中でも豊田通商を選んだのは、現場に寄り添いぬく姿勢を感じたからです。投資先を、同じ目標に向かう仲間として捉え、膝をつき合わせて一緒に課題と向き合う。そうして仲間と共に未来に向かって歩んでいこうとする誠実さに惹かれ、入社を決めました。
菩提寺:私は、時代の変化に合わせて進化し続けられる業態が良いと考え、商社を志望しました。メーカーなどに比べ固定資産は少なく、 「人」の力で勝負できるのが商社の魅力です。トレーディングから事業投資へと業界の潮流が変わる中、商社だから解決できる社会課題や実現できる未来があると思いました。
最終的に豊田通商を選んだ決め手は、社員の方々の人間性です。当社には、仲間がSOSを出す前に気づき、手を差し伸べるような文化があります。そうした先輩方の温かい人柄に惹かれ、さらに面接などを通じて自分を評価してくれていると感じたことから、入社を決めました。
実際に入社して感じた社風や企業文化について、2人はこう話します。
伊藤:現場主義の姿勢を、入社していっそう実感しました。ある時、お客さまからのご要望に対応するのが難しいと判断したため上司に相談したところ、「自分の目で実際に見た上での判断なのか」と問われました。
それが契機となり海外出張の機会を与えてもらえたわけですが、メールなどで簡単にコミュニケーションが済ませられる時代だからこそ、直接対面で話したり工場を見たりと、現地・現物・現実の重要性を実感しています。それがいかに信頼関係の構築につながるかを、自身の経験を通じて学びました。
菩提寺:現場主義や安全第一、カイゼンを追求する姿勢など、トヨタグループならではの「ものづくり精神」が、商社である私たちにも根付いているのを入社して実感しました。
とくに印象的だったのは、トルコの事業体に対する上司の対応です。イスラム教の断食月である「ラマダン」の期間中、食事を取らないことで従業員の注意力が低下するリスクを考慮し、上司が安全喚起を行っていました。現場を深く理解した上でどう安全を確保するかという視点は私にはなかったため、実践を通じて身につける重要性を感じています。
初めて経験する業務を通じ、新たな学びを得ている2人。時には壁にぶつかりながらも、成長を重ねています。
伊藤:業務の中でとくに難しいと感じたのが、ステンレス製パイプを拡販する案件です。パイプの用途は非常に広いのですが、専門の機器や工場に関する知識がまったくなく、誰にアプローチすべきかもわからない状態からのスタートでした。
インターネットでの調査に加えて個人的な人脈も活かすなど、あらゆるリソースを駆使してサプライチェーンを紐解き、ビジネスチャンスを探索しているところです。未知の領域に挑むのは難しいですが、自分で戦略を立てて実行できるおもしろさがあります。
菩提寺:素材を調達して加工し、販売するまでのサプライチェーンの中で、いかに商社としての価値を発揮するかに難しさを感じています。関税などの課題に対し、生産機能を持たない商社に何ができるのか。それを追求するのが大変でもあり、仕事の醍醐味だと思っています。
そうした中で先輩方を見ていて学ぶのは、豊田通商ならではの価値の創出を追求する姿勢です。外部環境が変化しても、数ある競合の中から当社を選んでもらえる戦略を、ソフト・ハードの両面からチームで日々検討しています。
失敗に学び、自分ならではの強みを活かして。仕事と向き合う中で実感するやりがい
入社から現在に至るまでの約1年、幅広い業務に挑戦してきた2人。それぞれに印象に残っている経験があります。
伊藤:私は初めての海外出張で、失敗を通じて学んだ経験がとくに印象に残っています。配電盤などの電気部品を製造する中国のメーカーと商談するため、日本の鉄鋼メーカーと共に現地を訪問しました。
成果を出したいという気持ちが先走るあまり、自社の優位性や収益性の高さをアピールするだけの独りよがりな提案になってしまって……。上司のおかげでその場はうまく収まりましたが、ビジネスパートナーである2社の利益を一切考慮できていなかったことを深く反省しました。
この経験から学んだのは、自分が進めている仕事が、関係者全体にどう影響することになるのかを常に俯瞰することの大切さです。商社が介在する価値とは、すべてのステークホルダーがWin-Winとなる戦略を立案することなのだと気づくきっかけになりました。
菩提寺:私は発想力が自身の強みだと思っていたのですが、業務の前提知識が不足していることから、その強みをなかなか活かせていないと感じることがありました。しかし新規事業の探索はゼロからのスタートとなり、知識量や経験に関係なく斬新なアイデアが求められるため、自身の強みを活かせる機会となっています。
新規事業の探索として現在私たちが取り組んでいるのは、技術的にリサイクルが難しいとされる製品をリサイクルする事業の実証に向けたプロジェクトです。この中では実現不可能と思えるアイデアも含めて積極的に提案することで、議論の活性化に寄与できていると感じています。
提案したアイデアは実際に採用されたこともあるので、今後もチームに貢献できるよう、自身の強みをいっそう磨いていていきたいと考えています。
それぞれのフィールドで、自分らしくステップアップを重ねている2人。成長の過程で仕事の楽しさを感じています。
菩提寺:私は新規事業の探索がとくに楽しいと感じます。未知の領域を調査し、自分の力で事業を創造していく。その過程は新しいことへの挑戦が好きな私にとって、非常にワクワクする経験です。それは輸出業務や事業体の管理においても同じで、関税などの課題に対し、解決策を考えて実行に移すプロセスはとても刺激的でやりがいを感じます。
伊藤:私が思う仕事の魅力は、金属素材の用途がとにかく広いということです。キッチンのシンクや自動車、ジェットコースターにロケットまで、社会の至るところに潜在的な需要が広がっています。それを自分の身一つで開拓できるのは、商社ならではの醍醐味です。日々新たに学ぶことがあり、知的好奇心が満たされる喜びがあります。
未来を見据えて種をまく。多様な人材が活躍する、豊田通商だから挑戦できることを
日々の業務と向き合う中でやりがいを感じている菩提寺と伊藤。今後描いているキャリアがあります。
菩提寺:私がめざしているのは、「ジェネラリスト×スペシャリスト」の人材になることです。ジェネラリストとしては、経営的な視点を養い、財務や法務、人事などの知見も磨いていきたいと考えています。
そしてこれから経験を積んでいく中で自分の専門領域を見極め、スペシャリストとして成長していきたいと思います。そのためにも大切にしているのは、何事も自分でやってみる姿勢です。社内の有識者に質問する前に、まず自分で調べて試すように心がけています。
伊藤:私がキャリアを描く上で意識しているのは、1日1日を大切にすることです。社会人になり、時間の流れがとても速く感じられるようになりました。それは業務に慣れてきて作業のスピードがアップしたからだと思うのですが、一方で「慣れ」による慢心が生まれ、思考が凝り固まってしまうリスクもあると考えています。
そうした状態に陥らないためにも、常に自分の頭で考え、一つひとつの行動に意味を持たせること。それを当面の目標として、自分らしくキャリアを築いていきたいと思います。
豊田通商に入社して間もなく1年。働く中で感じる会社の魅力について、2人はこう語ります。
菩提寺:1人の社員として、会社の成長性に大きな期待が持てることが魅力です。豊田通商は、常に未来を見据えて早くから事業の種まきをしています。それらが芽を出し、「ネクストモビリティ」や「再生可能エネルギー・エネルギーマネジメント」など、当社が定める7つの重点分野において、今後大きく伸びていくワクワク感があります。
そうした成長性の高い分野において、多様な人材が活躍しているのも当社ならではの良さだと思います。性別や年齢、国籍もさまざまなメンバーが活躍しているので、国内だけでなく海外からも新たな仲間が加わってくれたらうれしいですね。
伊藤:私が感じる豊田通商の魅力は、活躍できるフィールドの広さです。それは、私たちがトヨタグループの一員であるからこその特長だと考えています。モビリティ本部のようにトヨタ製品の輸出入などを手がけている部署もあれば、私たちのようにトヨタ製品以外の素材を扱っている部署もあります。
それぞれの部署に特色があり、入社後に適性に応じて異動を検討することも可能です。さまざまな選択肢が用意されていて、多様な人材が活躍できる会社なので、組織に新たな風を吹き込んでくれる仲間が参加してくれることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです

